昨日は、祇園祭のハイライト「山鉾巡行」の日でした。前日、まじくんと宵山へ出かけたので、疲れが・・・と思いつつも、朝からうずうず(^^)、結局、出かけちゃいました。
さぁ、出かけようと思ったら、トミーズ倶楽部のブログに「先頭の長刀鉾が四条烏丸をスタート!」の投稿が!(@@)そういえば、この日は富山発トミーズツアーが催行出発してたんですよね。(><)やられたぁーなんて、変な焦りを持ちつつも、いくらなんでも9:00のスタートじゃぁ、まじくんを保育園すら連れて行けないので、とりあえず、9:30頃自宅をバスにて出発しました。
バスと地下鉄を乗り継いで、烏丸御池に着いたのが10:30過ぎ!烏丸通りの角に、立ち位置をきめて、さぁ、そろそろ河原町御池まで先頭の長刀鉾が来てるはずだし、もうすぐ「コンチキチー」のお囃子が聞こえるかなぁって、ワクワクしてたんですが・・・なかなか来ない。姿もお囃子も聞こえない。(??)
あれ???少し遅れてる???すでに気温は30℃を超え・・・動きたいけど、動いたら写真も撮れない場所になるかも?
約1時間後、周りがざわざわし始め、ようやく先頭の長刀鉾(なぎなたぼこ)がやってきました。鉾先(てっぺん)に、大長刀をつけているのでこの名で呼ばれています。以前は本物の刀でしたが、現在は竹に錫箔を張ったものだそうです。毎年先頭をにたち、唯一、生稚児(本物のお稚児さん)が載っています。(あ・・・あまりの待ちぼうけに頑張っているお稚児さんをアップで撮るのを忘れちゃいました、めんぼくない。)
以後、進行順にお伝えします。なお写真はクリックしたら大きくなります。
(2)孟宗山(もうそうやま)三国時代の人物、孟宗が病気の母の好物である筍を雪の中から掘り出したという説話が題材です。見送(後ろ側)に墨一色で描かれた孟宗竹図が目を惹きます。(ごめん、ピンボケしてました)ちなみに孟宗竹は、この説話に由来する名です。
(3)油天神山(あぶらてんじんやま)もともと、町内の家に祀られていた天神さんを勧請した(乗っけちゃった!?)のだそうです。油小路通りにあるので油天神山と呼ばれます。赤い鳥居、梅の花が特徴です。
(4)保昌山(ほしょうやま)こちらも梅の花が飾ってありますが、平井保昌が和泉式部のために紫宸殿前の紅梅を手折ってくる姿を現しています。明治初年までは「花盗人山」と呼ばれていたそうです。
(5)函谷鉾(かんこぼこ)中国戦国時代、斉の孟嘗君(もうしょうくん)が、鳥の声によって函谷関を脱出できた故事にちなんでいます。 鉾先には、月と山がついています。こちらは「喜多丸」という稚児人形が乗っています。前懸は、旧約聖書創世記の場面を描いた16世紀末の絨毯で、重要文化財です。平成18年に復元新調されています。すごいきれいでした!
(6)太子山(たいしやま)聖徳太子を祀っています。聖徳太子が四天王寺建立にあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝に基づいています。他の山が真木(しんぎ)に、松を立てているのに対し、この山のみ杉の木を立てています。
(8)占出山(うらでやま)別名を「鮎釣山」ともいい、神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとしたという説話によります。猛暑の中、水を描いた絨毯がとても涼しそうでした。
(7)四条傘鉾(しじょうかさぼこ)昭和60年に117年ぶりに本体が再興され、巡行に復帰しています。応仁の乱以来の傘鉾の原形を伝えています。踊りと囃子は、室町時代に京都から広まった風流踊で、今も滋賀県の滝樹神社に伝わる「ケンケト踊」を参考にしたそうです。笛、太鼓の小気味よいお囃子でした。
(9)鶏鉾(にわとりぼこ)中国の故事で、天下がよく治まり訴訟用の太鼓も用がなく、鶏が巣を作ったという話に由来しています。見送は、国の重要文化財に指定されていて、トロイの王子と妻子の別れを描いた16世紀ベルギー製で江戸時代に輸入されたといわれています。
(10)白楽天山(はくらくてんやま)唐の詩人、白楽天が道林禅師に仏法の大意を問う場面です。トロイ城陥落の時、アイネイアスが父を救出する毛綴がとても印象的です。
(11)霰天神山(あられてんじんやま)錦小路にあるので「錦天神」「火除天神」ともいわれます。永正年間(1504~1520)、京都に大火があったとき、霰が降り猛火がたちまち消え、その時に、一寸二分(3.6㎝)の天神像が降ってきて、これを祀ったのが起りだそうです。天神さんには、やっぱり紅梅がかざってありますね。
(12)山伏山(やまぶしやま)昔、八坂の塔が傾いたとき、法力によってそれをなおしたという山伏の姿をしています。前懸、胴懸の中央に飾り房がついているのが特徴です。
ここまで、約1時間、順調に来ました。全部で12基です。ゆっくりなんで、正直疲れた~と思ったら、休憩時間になったようで、流れが止まってしまいました。
もう、帰ろうかな?なんて思ったんですが・・・先を見ると「月鉾」が見えました。つづく・・・