今日は、まじくんの保育園のプール開きです。さぞや楽しみにしているのかと思ったら・・・前日「おかーさん、明日お寺のだいこん行きたい!」「え?だいこん?かぼちゃ供養でしょ?」「それや!かぼちゃ!行きたい!去年も行ったし!」「でも、プール開きは、いかんでいいの?」「プールはこれからいつでも入れるし、だいこんがいい・・・。」「だから、かぼちゃでしょ!」・・・ちなみにだいこんは「鳴滝のだいこ焚」【前ブログ】の事を言ってるみたいです。
・・・で、結局、保育園を休んだまじくんと左京区にある安楽寺(あんらくじ)へ出かけました。
安楽寺は、もともとは、現在の地より東の山中にあった浄土宗の念仏道場でした。その道場で、住蓮(じゅうれん)上人と安楽上人が勤める声明の美しさに魅せられた後鳥羽上皇の女御である松虫と鈴虫姉妹が出家してしまい、それに怒った上皇は2人の僧を断首に処したという哀しい話があります。この件は、浄土宗開祖の法然上人と弟子の親鸞上人の流罪に及んでいます。
かぼちゃ供養は、毎年7月25日に京の伝統野菜である瓢箪のような形の「鹿ヶ谷かぼちゃ(ししがたに)」を煮炊きしたものを参拝者にふるまう行事です。江戸時代に、このお寺の僧である真空(しんくう)が、土用にかぼちゃを食べると中風除けになるというお告げを受けて始まったそうです。
拝観料は400円です。かぼちゃと寺宝の虫干しが見れます。まじくんは無料なんですが、「ボクもたべはるか?おっちゃん子供にはやさしいねん・・・。」ということでサービスしていただきました。1つは堂内で頂いて、もう一つは、おばあちゃんのお土産にしました。
今年も、お土産に鹿ヶ谷かぼちゃを買いました。昨年同様、お盆の仏前に炊いてお供えしたいと思います。去年より大きいかも?
昨年のかぼちゃ供養の様子は【前ブログ】にて。かぼちゃの断面が気になる方(^m^)は【前ブログ】にて。
安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com/
駐車場はありません。哲学の道の中程、1本山側の道です。