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エンカレッジスクール足立東高校

2011-01-18 21:33:52 | 教育・子ども

足立東高校が21年度から2年間、「高校における発達障害支援モデル事業」の推進校として文部科学省の指定をうけて取り組んできた研究発表会が開催されたので参加させていただきました。

エンカレッジスクールを一言で言うと・・・
「自分自身の生き方を考えさせ、基礎的・基本的な学力の定着を図る弾力的・基本的な教育課程を持った学校」と言えます。

学校のパンフレットには次のように書いてあります。

足立東高校の5つの特徴
①30分授業1年次の午前中に国・数・英一地理・現代社会で講義形式の30分授業を配置しています。
ABC時間は30分授業なので集中して取り組めます。

 ②1クラス2人担任制
1クラスを2人の担任が責任をもって指導します。家庭との連携や生活指導、進路指導において時間をたっぷりかけたきめ細かな指導を行っています。

③習熟度別・少人数での「わがる」授業
1クラスを複数に分け、小教室を使って授業が進められます。きめ細かな指導が受けられ、基礎・基本からしっかり学べます。国語・数学・英語は2クラス4展開の習熟度別授業を実施しています。理科、社会、家庭は1クラス2展開の少人数授業を実施しています。

④毎週1回のキャリアガイダンス
キャリアガイダンスとは進路指導のことです。自分の進路や、生き方を時間をかけて考えていくとともに上級学校や、就職についての考えを深めていきます。
キャリアガイダンスの内容(予定)
「進路や適性を考えた授業の受け方」「自分を知ろう」「進路適性検査」「各分野で活躍している方の講演」「フリーターについ
て考える」「大学・短大見学会」「社会人になるためのマナー講習」「求められる人材について考える」「専門学校研究」など。

⑤体験学習 文化的、体育的講座 ボランティア学習、就業体験や資格取得につながる学習を行います。

研究紀要の中で足立区とのかかわりが記載されていました。

①「ひきこもりセーフティネットL」との連携                    
 人との関わりが十分にもてず、社会にうまく適応できない、自立できない若者の増加に対して支援をするために、足立区産業経済部就労支援護は都の委託を受けて「セーフティネットモデル事業」として活動している。本校にも卒業後、離退職を繰り返し、約2年間家庭に引きこもり状態となった生徒がいるが、卒業後の生徒に対して学校が具体的な支援を行うことは難しいのが現状である。そのため、「ひきこもりセーフティネットあだち」のスタッフと連携し、一般就労に繋げるための支援を進めている。「セーフティネット」とは教育、福祉、保健、行政や地域団体等からなるネットワークである。
                                  
②「あだち若者サポートステーション」との連携                
 足立区では、積極的な若年者就労支援事業を展開するために、「あだち若者サポートステーション」を3年前から立ち上げている。昨年度、本校において就職が決劣らないまま卒業してしまった生徒に対して、あだち若者サポートステーションの事業とつなぎ一般就労につないでいる。

今回、文部科学省の特別支援教育調査官の樋口一宗氏が記念講演をしましたが、「がんばらない・あきらめないー生きにくさと向き合う高校生のために」と題する記念講演は参考になりました。

ありがとうございました。はじめのビデオは校長の清水頭賢二先生のあいさつです。