昨日、今日と連続区政報告会を開きました。今回の区政報告会は昨年末から連続６ヵ所開催予定の３回目と４回目の区政報告会でした。
今日は入谷中学校で開催したものです。
私の報告要旨は以下の通りです。
みなさん。２０１１年、新しい年を迎え世界は大きく激動しています。ところが日本は、民主党政権ができて１年４ヶ月がたちましたが、政治は悪くなるばかりではないでしょうか。大企業には減税、庶民には増税。働きたいのに仕事がない、住む所も失う、こんな日本でいいのでしょうか。雇用、社会保障、政治とカネ、外交、どの問題でも、国民の期待にそむくばかりです。
働く人の給料は１２年間連続で減りつづけ、年間６０万円以上も少なくなりました。１０年以上も賃金が下がり続けている国は先進国では日本だけです。しかし大企業は「空前の金あまり」伏態です。この１年間で増やした「ため込み金」は１１兆円。この３％を使うだけで、新卒者が１５万人雇用できます。正規雇用を増やし、賃金を引き上げれば、消費が拡大し、景気の回復につながります。
外交問題で、日本共産党は、北朝鮮の砲撃事件を厳しく非難しました。砲撃を受けたヨンピョン島は韓国の領土として北朝鮮も認めているものです。菅首相との党首会談では、「北朝鮮には事実と道理をふまえた批判が必要」と主張したところ、首相も「よくお調べになっている」と笞えました。読売新聞は「外務省よりもすっと詳細（しょうさい）に尖聞諸腸（せんかくしょとう）問題を扱っている」と報道し、日本共産党の外交問題の主張にマスコミも注目しています。
侵略戦争に反対し、自主・独立の立場で中国やソ連の共産党にモノを言ってきた党だから、道理のある主張ができるのです。憲法９条をもつ日本は、軍事力ではなく、話し合いによる外交を行い、紛争を解決すべきと考えます。
区民の生活が大変な今こそ、地方自治体が住民の暮らしと命を守るべきです。足立区は、苦しい区民の暮らしをよそに、ため込んだお金は、９７３億円です。こんなにお金があっても、区民には我慢の押しつけです。紙オムツ補助制度は２３区最低水準。高齢者のひとり暮らしの命を守る緊急通報システムも有料にしました。
来年度以降、国保料の値上げや、少年野球やママさんバレーなどが利用する学校施設の有料化まで検討されています。この冷たい区政を支えているのが、自民党・公明党と民主党のオール与党です。
９７３億円もため込んだ足立区には、区民の暮らしを支える力は充分あります。ご一緒に、暮らしを守るため、力をあわせようではありませんか。
日本共産党は、区民が安心してくらせる「４つの改革」を提案しています。
１つ目に、税金のムダ使いをなくします。区は、旧区役所跡地の「東京芸術センター」・天空劇場に、使っても使わなくても、１日３４万円、会議室には９万円を支払っています。契約している２０年で２０億円になります。さらに土地代１６億円をまけてあげ、単なる民間貸しビル業者に総額３６億円もの税金を投入しています。さらに竹ノ塚東口の自民党元支部長のビルの地下駐車場に毎年４０００万円もの税金が投入されています。お金の使い方が間違っているのではないでしょうか。
２つ目に、子育てを応援し、子どもたかが健やかに育つ足立区にします。「子どもを保育園に預けて働きたい」と言う声をよそに、待機児は過去最高の５８０人。来年度には１４００人があふれ出す事態なのに、足立区は認可保育園を１ヵ所も作ろうとしません。あまりにも冷たい態度です。日本共産党は具体的に公有地を１５ケ所示して設置を提案しました。待機児解消へ、認可保育園を増設します。
３つ目にワーキングプアをなくし、若者が希望もてる社会にします。針谷みきおは産業環境委員長としてこれまでも若者の正規雇用を増やすため、若者サポートステーションなどの拡充につとめてきました。
４つ目に特別養護老人ホームの建設や介護保険の改善、高齢者の孤独死を１人も出さない、支えあう安心の街づくりをすすめます。日本共産党は、これらの改革で、足立の未来をひらきます。
私、針谷みきおは、これまでに介護保険料の値上げをストップさせるなど、議会論戦で区民生活を守ってきました。また、日暮里・舎人ライナーの混雑解消とダイヤの改善に取り組み、竹ノ塚駅鉄道高架化議員連盟の副委員長として、東武鉄道や国土交通省に早期着工を要望、いよいよ、２３年度着工の見通しが立ってきました。地元要望の実現と区民生活への負担増を食い止め、くらしを守る議席がどうしても必要です。日本共産党８人の区議団をなんとしても実現させて下さい。地元では針谷みきおを押し上げて下さい。
区政報告会で質問する区民の方