リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ジャズの夕べの話/気まぐれエレベーターの話

2023年07月21日 | 日々の風の吹くまま
7月20日(木曜日)。☀。うっ、あっつぅ~い。と言っても、普通よりほんのちょっと暑いレベルだから、それこそうだっているどころじゃないヨーロッパのことを考えると、文句は言い難いな。そう言えば、おととしキャンセルされて行けなかったベニス~バルセロナのクルーズはちょうど今ごろで、寄港地が2ヵ所あったシチリア島では猛暑と山火事と言うニュースがあって、2人して行けなくて良かったと胸をなで下ろした記憶がある。

ゆうべのジャズコンサートは、まずはテラスのテーブルで、グループごとにドリンクと軽食でわいわいがやがや。そのうちに中から景気のいい音楽が聞こえて来て、三々五々サロンに入って行ったり、ホールの中が見えるテーブルの人たちは座ったまま聞いていたり、音楽はそっちのけでおしゃべりを続けていたり。しばらくおしゃべりをしていた私たちもティムと一緒にサロンに行って、何列か並べられた優雅な椅子に座って、ザ・リオ・トリオの歌と演奏を鑑賞。市内のホテルのバーやクラブで活動している、ドラムス/ボンゴ、ギター、コンガの「おじさんバンド」で、ビートルズのようなポップスもみんなラテン調にしてしまうから楽しい。



休憩のときにいつもの知りたがり屋になって、コンガが担当のおじさん(ダレルさん)にあれこれ質問したら、丁寧に説明してくれて、「ちょっと叩いてごらん」。うれしくなって、おじさんがやっていたように手や指の叩く場所を変えながらポンポコポコポン。深みのあるいい音色で、手の使いよう次第ではメロディを叩けるんじゃないかな。やってみたいな(と、興味を持つとすぐに相棒の「やってみたがり屋」が顔を出すのがワタシ)。後半はテンポのいいボサノバで、おなじみの「マシュケナダ」や「イパネマの娘」。おじいちゃんが踊り出して、つられて周りの女性たちが踊り出して、ついにはボサノバのステップを知らないワタシまでがウェンディに引っ張り出されて、自己流で調子よくステップ、ステップ。踊りの輪に加わっていたティムから「リズム感、けっこういいじゃないの」とお褒めの言葉。うふふ、ロックとかラテンとかなら、意外と自然に’リズムに乗れちゃうのよね、うん。



午前10時過ぎ、ウォーキングに行くのにエレベーターに乗ったら、22階でピーピーと警告音が鳴り出して急停止。ドアが開いて、ディスプレイに「地震」と表示されたのでびっくり仰天。ロビー階のボタン(G)を何度押しても動いてくれないからそこで下りたけど、非常階段のドアは階段側がロックされていて我が家のフロアには出られない。しょうがないからいったんロビーまで下りることにしたけど、階段は降りる方がタイヘン。非常階段は二重になっていて、「クロスオーバー」と言って反対側の階段に移るためにフロアに出られる階がいくつかあって、途中の14階のドアにその表示。カレシが「エレベーターが動いているかどうか試してみるから、ドアを閉めるなよ」とフロアに出て行ったので、ドアを押さえて待っていたら、しばらくして「来たぞぉ。早くっ」と言う声。さっと行って飛び乗ってみたら、22階で「地震だ」と言って止まった2号機じゃないの。ちゃんと動いているなんて、何だったんだ、あれ。無事にロビーまで下りたら、1号機のフロアの表示が消えていて、また故障したもよう。帰って来たら22階の表示が出ていたけど一向に動く気配がなくて、ドアが開いたのは2号機。ま、我が家の階まで無事に上がれたからいいけど、どうなってんだろう。その後スーパーに行って来たときも、その後でマーケットに行って来たときも両方とも動いていたので、ますますどうなってんだろう。我がマンションのエレベーターの気まぐれぶりには困ったもんだなあ。


暑いオフィスは(涼しいダイニングに置いた)ダイソンと気化式クーラーとシーリングファンのトリプル冷房

敬愛するケイトお姉ちゃんはすご過ぎ!

2023年07月21日 | 日々の風の吹くまま
7月19日(水曜日)。☀。朝から暑いけど、どうやら今日あしたがピークらしい。でも、メディアが世界中が熱波に襲われているように騒ぎ立てるから、ついこっちも猛暑だぁ~と感じてしまうだけの話で、暑い「内陸」の入口に位置するニューウェストミンスターとしては、25度~30度はごく普通だし、最低気温も15度前後でいたって普通。つまり、普通じゃないのは降水量だけってことだけど、それだって、平均降水量は1ヵ月に5日でたったの23ミリで、ゼロとあんまり変わらないから、結局はごく普通の夏ってことか。

さて、今日から先、8月の半ばまではArts Clubのイベント続き。今夜はケイトお姉ちゃんが招待してくれたUniversity Women’s Club(大卒女子のクラブ)が主催するHycroftでのジャズコンサートで、土曜日はお姉ちゃんの茶飲み友達ロバートの招待で彼のマンションで花火大会見物、翌日曜日はショーネシーのお屋敷の庭で恒例のクロケーパーティ、木曜日はBMOセンターでタンカレージンの試飲会、8月は3日が演劇評論クラブの会合で、間にカレシの80歳の誕生日があって、16日には今シーズン最後のファンドレイジング・ティナー。ひと息ついたと思ったら、9月にはもう来シーズンの第1作がオープンするから、何とも忙しいこっちゃ。こんなに忙しい夏って初めてじゃないのかなあ。

カレシの誕生日以外は、どれもArts Clubにつながっているか、Arts Clubが主催するソーシャルイベントで、常連はもうみんな友だち。後援者グループの中核であるADCのメンバーになってもう10年以上だから、いつの間にかおつきあいが深まっていたんだなあと、ソーシャルバタフライのワタシは我ながら感心。ADCのさらに中核のメンバーは「元○○」というすごい肩書のお歴々ばかりなんだけど、みんな演劇大好きでつながっている。そんなところに誘い込まれたワタシは、元から背伸びのしようがないのは明々白々なので、生来のおしゃべりの才と極楽とんぼ流の自然体で泳ぎ回っているうちに、親しい友だちがたくさんできたということで、初めの頃から仲良くしてくれたケイトお姉ちゃんの薫陶も大きい。お姉ちゃんはワタシよりひと回り年上で、最近は杖を使うようになったけど、ヨーロッパまでひとりでクルーズに行くし、行き来しやすい距離の友だちと芝居だコンサートだランチだと、いつも大忙し。

軽く腹ごしらえをして、5時に出発して、途中で交通事故の処理による渋滞があったけど、6時に到着。会場のHycroftは実業家で政治家だったアレクサンダー・マクレーが建てた邸宅で、完成は1911年。戦争中に連邦政府に寄付同然で引き渡されて軍の施設になっていたけど、60年くらい前からUniversity Women’s Clubのクラブ会館になって、5年かけて元の姿に修復したところ。このクラブは大学卒の女性なら正会員、大学卒でなくても女子教育を支援しようと言う人なら準会員になれて、由緒ある建物を保全のために、結婚式などのプライベートなイベントの会場として貸し出したり、頻繁にクラシックやジャズのトリオやカルテットの演奏会を開いたりして、ケイトお姉ちゃんはクラブの運営でも中核的な存在。だからお姉ちゃんを見上げてしまうわけで、冗談半分でいつも言ってるの、大きくなったらお姉ちゃんのようになりたいって。すご過ぎて、無理だろうけど・・・。