リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

パーティの夜の何ともずっこけたハプニング

2023年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(金曜日)。☀🌤☁。朝、マイナス4度。さっむぅ~いっ。なぜか早くに目が覚めてしまって、起床はぎりぎりで8時前。ぐったり疲れていたもんね。ディナーパーティは楽しかったけど、何しろとんだハプニングがあって、カレシは冷え込む外での対応に大わらわだったからね。解決してみれば、伝説的な笑い話になってしまいそうな話なんだけど、リアルタイムで「出先でのハプニング」の渦中にいたら、神経に堪えるのは当たり前。

そのハプニングは、パーティ会場のレストランの駐車サービスのスタンドに着いて、愛車のエコー君を預けようとしたところ始まった。エンジンを止めたカレシが車のキーをリングから外して係のお兄ちゃんに渡したのはいいけど、駐車場に運ぶのに乗り込んだお兄ちゃんがすぐに降りて来て、「どうやってエンジンをかけるんですか」。ええ?見たところ17歳のエコー君よりほんのちょっとだけ年上という感じのお兄ちゃんだからかなと思って、カレシが乗り込んで、エンジンをかけようとしたけど、あれ、キーをイグにションに差し込むとピーピーとうるさいけど、エンジンをかけようとすると、計器のライトは一斉に点くのに、肝心のエンジンはうんともすんとも言わないよ。あれれ。早めに出たおかげで30分も早く着いたのが勿怪の幸い。レストランの受付で電話を借りて、BCAA(自動車連盟)に緊急サービスの出動を要請。トラックが来たのは10分後で、バッテリや接続をチェックしたけど「異常なし」。問題は始動モーターかもしれないということで、レッカー車を呼んで、トヨタの整備工場に持って行ってもらって、後はおまかせ。

カレシが出たり入ったりしている間、ワタシは翻訳したばかりの脚本の作者のドロシーと対面。とってもすてきな人で、演劇界では何の実績もないワタシに、日本なら芥川賞に匹敵するような文学賞をもらった作品を翻訳させてくれたことにしっかりお礼を言って、出来上がった草稿を東京の先生に送ったことを報告したら、「先生のコメント、知らせてね」。もっちろん。でも、受験生になったような気分で、どきどきしてるのと言ったら、「私も初演が決まったときはどきどきが止まらなかったわ」。うはあ、デビュー作じゃなくてもそうなんだ。「大丈夫。コメントが来て推敲するときはどんどん質問してね。二人三脚のつもりでね」。うわぁ、感激。昔から親しかったような気がするのは、ドロシーがArts Clubの芸術監督のアシュリーや常務理事のキャシー、名誉芸術監督のビルにワタシのことをいろいろ聞いて回って、好感してくれたからじゃないのかな。バンクーバーの演劇コミュニティは狭いからね。ドロシーとは同じテーブルだったので(たぶんArts Clubの計らい)、日本語は言葉遣いで人間関係の親密度がわかるので、登場人物の関係の変化に合わせるのに苦心したこと、象徴的な「ひと言」にはイメージから辞書の定義にはない言葉を引き出したことなどを説明したり。ドロシーは帰りがけに「連絡してね」とがっちりハグしてくれて、天にだってこれ以上高くは昇れない気分。

お開きになったところで、レストランの受付でタクシーを呼んでもらって、10時半帰着。夜のうちに整備工場に事情を説明するメールを送っておいたら、けさは午前8時に電話。何と「キーはどこですか?」と言うので、すぐにBCAAに電話して、レッカー車の運転手に聞いてもらって、「運転席のフロアマットの下」。その後、朝ご飯を済ませてのんびりしていたら、10時過ぎに「スペアキーはありますか」と言う電話。何と、イモビライザーを解除するトランスポンダ(古い車だからキーとは別の「ドングル」)がないのが、エンジンがかからない原因。はあ、カレシのキーリングにぶら下がっている小さい三角形のあれね。キーに取り付けてなかったから、外した時に置いてきぼりをくっちゃったんだ。他に異常は見つからなかったというので、午後に(ドングルがぶら下がっている)ワタシのキーを持って、タクシーで整備工場へ。キーを渡したら、エンジンは一発でかかって、なぁ~んだ。修理がないから「保管料」として5千円で、きのうの夜と今日のタクシー代を合わせると1万4千円の出費。でも、サービスで(4年ぶりかで)洗車してくれたので、エコー君はピッカピカ。何ともずっこけたハプニングだったけど、運転できなくなるまで乗るつもりなんだから、クルーズから帰ったら整備に出そうね。それにしても、あぁ~あ、くたびれた。


ピカピカになって帰って来た愛車



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