リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

医療保険制度が違うから

2013年08月24日 | 日々の風の吹くまま
きのうと今日は何となくの「仕事」モードで、ちょこっとやってはすぐネットの新聞や小町
に脱線。小町のタイトルリストを眺めていたら、「個人医療保険をいくらかけているか」と
いうトピックがあって、入院給付保険、がん保険、介護保険、さらには成人病特約付き、
先進医療特約付き保険と、いろんな保険が出てきたのにはびっくり。

よく掲示板で「海外生活」に幻滅した人が日本をべた褒めするのを見るけど、中でも特
に目をウルウルさせるらしいのが日本の医療制度なので、羨むような手厚い医療制度
があるんだと思っていたから、何やかやと自己負担があるらしいのはちょっと意外だっ
た。入院したら食事代まで自己負担があるらしいし、もしも集中治療室にでも入るような
大事になったらすごい出費になりそうで、そのために日ごろからいろんな医療保険をか
けておくということか。

カナダでは公的な皆保険制度によって営利目的の医療機関が厳しく制限されているの
で、いつでも最新設備での診療や検査を受けられる(らしい)日本と比べたら、歯科は
対象外だし、手術や高度な検査は緊急度に応じて順番待ちだから、劣悪に見えるのか
もしれない。でも、去年カレシの組合年金の給付から外された州の医療保険は世帯構
成で決まっている保険料が夫婦では月12000円。これで基本的に「医学上必要な」診
療や検査、手術、入院の費用が全額カバーされるから、過去に入院2回、手術3回の
ワタシの自己負担はゼロ。最先端医療はどこまで可能かはわからないけど、医者にか
かっても支払はゼロ。

薬は別の公的制度があるし、もちろん健康保険の対象外の医療費を補填する民間保
険もあって、団体で加入している企業や年金も多いけど、自己負担が大きいし、給付額
の上限もある。でも、カナダでは州の公的保険だけで公平に必要最低限の治療を受け
られるから、難点はあるとしても、「怖い」というほど貧弱な制度でもないと思うけどな。
まあ、何をあたりまえとして期待しているかにもよるんだろうけど。

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