リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

カタカナ語に号泣!

2013年08月25日 | 日々の風の吹くまま
きのうのうちに仕上げておいた小さい仕事2つをさっと見直して、さっと送信して、さっと
「遊び」モードに復帰。ジャパンタイムズの「Language」のページにカタカナ英語につい
てのコラムがあって、おもしろかった。カタカナ語って、元外国語の今どき日本語なのか
と思うと、元から日本語だったりして、翻訳者には実に悩ましい存在。

日本語における「カタカナ語」は翻訳者にとってはまさに両刃の剣で、日本語訳するの
に適当な日本語がないときにはエイッと「カタカナ化」しちゃえば便利でいいと思うけど、
英語訳するときにそうして「カタカナ語」として定着してしたものに出くわすと、もう号泣も
の。「何だ、これ?」で始まって、ネットをググりまくって、それでもまったく「イミフ」なこと
がしょっしゅう。だって、カタカナ語から再現した元言語とは似ても似つかぬ意味だった
り、外国語かと思ったら日本語だったり。おまけに4文字とか3文字に省略された日に
はもう「ニッポン語、ワカリマシェ~ン」。

日本語は母語なんだから、錆び付いているとは言ってもわからないはずはないという
精神的な圧力を感じるし、意味がわからなければ適切に英訳できないじゃないか~と
いう焦りもあって、しまいには「もう知らん」と放り出したくなるときもある。昔安倍さんが
ぶち上げたと言う「イノベーションの創造」なんて、はぁ?そもそもinnovationてcreate
するもんじゃないだろうに。自分の言ってることが日本語でもわかってないから、よけい
にわからないカタカナ語で言うんだろ?なんてイジワルに思ってしまったり・・・。

読み進んでいたら、21世紀の日本にはやたらと「カタカナ仕事」が登場して、就活する
人たちを悩ませているとか。最低賃金のdead-end job(先の見えない仕事)でも、カタ
カナ職ならちょっとは魅力的に見えるだろうということかな。わざわざカタカナ名に変え
た職業もあるらしい。まあ、カタカナ語に悩まされる翻訳者がまだ「トランスレーター」に
変身していないらしいのはせめてもの慰めかな、うん・・・。

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