リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

表口があれば裏口があるもので

2019年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月13日(水曜日)。晴れ。来週は最高気温が2桁になって、16、7度まで上がると言う予報もある。ほんとに、ほんとにやっとこさ春の到来らしい。時計の上ではもう「夏時間」なんだからそう来なくちゃね。東の方、トロントの新聞も時計を進めたり戻したりするのはもうやめようという趣旨の記事を載せていたし、隣のアメリカではトランプ大統領が「ずっと夏時間のままでかまわないよ」とツィートしたそうで、今度こそほんとに廃止への流れが強まって来ている感じ。

そのアメリカでは有名大学の裏口入学スキャンダルが勃発して、元カナダのプロフットボール選手のバンクーバーのビジネスマンも訴追されてひと騒ぎ。今のところはアメリカの富裕層やハリウッドのセレブが引っかかっているけど、そのうち中国やインドからの留学生にも手が伸びるんじゃないかという気がするね。日本のような大学入試がない代わりに、センター試験のようなものがあるんだけど、替え玉受験させたり、もろに賄賂で子供がやったこともないスポーツの選手枠で入学させたりする裏ビジネスで、何でも600億円も儲かったというから、子供の将来を思う親心にうはうはというところか。まあ、親の見栄が本音かもしれないけど、だとしたらいかにも承認欲求の時代らしいスキャンダルだな。

高校時代のワタシは。学校が大嫌いで、さらに4年も大学に行くなんてまっぴらごめんという気分だったから、進路指導の先生があの大学、この大学としつこく受験を勧めるのを断るのに辟易していた。今となってみると、大卒サラリーマンの嫁さん候補は高卒が引く手数多だった時代だったから、もしかしたら嫁の貰い手がなさそうなワタシは生涯独身でも生きて行けるように大学に行った方がいいと考えたのかもしれないな。最後に思い余って東京商船大学に行きたいと言ったら、「あそこは男子だけだからダメ」と言われてしつこい進学指導はチョン。でも、本気で外航船の船長になりたかったんだけどな。

ま、日本ではワタシが高校生の頃にすでに新聞をにぎわしていたし、学歴がお金や地位に直結する世の中だし、「裏口入学」なんてのは人間のいるところなら世界のどこにでもあることじゃないのかな。結局は大学に行かなかったワタシだけど、それを一度も後悔したことはないのは、ワタシなりに勉強して来たし、たくさんの幸運にも恵まれて、大卒とあまり遜色のない人生を送れたからかもしれないな。

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