リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

クリスマスイヴ

2013年12月24日 | 日々の風の吹くまま
クリスマスイヴ。バタバタが続いたせいで、ここへ来て2人とも何となく疲れが出て来たのか、
午後いっぱいはだらだらモード。カレシがYou Tubeで、聖歌隊の賛美歌、エンヤがアイル
ランド語で歌う「清しこの夜」、定番のクリスマスキャロル、懐メロ、ドゥワップ、ジャズ、ロック
と、ありとあらゆるジャンルのクリスマスソングを探し回っては再生するので、気分はしっか
りクリスマス。でも、集めすぎて整理がついていないから、DVDに焼くのは今年は間に合わ
ない・・・。

テレビは世界のクリスマスミサの風景を流しているけど、バンクーバーのクリスマスは、太
平洋の真ん中の日付変更線で始まって、西へ、西へと地球をほぼひと回りして来るもので、
世界中でお祝いが終わる頃までお預けの状態。はて、地球が丸いと言うのも考えもんだな。
当然サンタクロース宅急便の配達ルートもずっとおしまいの方だから、こっちまで来る頃に
はそりが空になっているかもしれない。そう言ったら、「まだハワイがあるから大丈夫。残っ
ているものをもらっとけばいい」とカレシ。なるほど。昔から、残りものに福ありと言うしね。

小学校時代の同級生からのクリスマスカード2通。去年紋別まで会いに行ったY子はこの夏
に初孫が誕生。27歳の若さで未亡人になってしまった娘さんが悲嘆から立ち直って、再婚
して、ママになった。短い手紙から初ばあばY子のうれしさがひしひしと伝わって来る。ワタ
シまでうれしくなって、顔中の筋肉がゆるゆる。気楽な独り暮らしのJ子は高齢者保険証が
届いたとかで、「高齢者になったのかと、がっくり来たわよ」と。仲良しだったK子の認知症は
確実に進んでいる、と。誰よりも辛酸を舐めて、必死で働き詰めて「社長」の地位に上り詰
めた末がアルツハイマー症なんて、あまりにも残酷な人生だけど、こうして60年来の仲良し
に世話を焼いてもらえるのはK子の人徳だと思う。

すっかり商業化したクリスマスだけど、本来は家族や人と人のつながり、チャリティの精神を
考える時期でもある。そう感じるのはワタシが基本的にキリスト教の強い感化を受けている
からだろうな。もっとも、組織化された宗教は閉鎖的で窮屈で好かないから、イエスが説い
た「アガペー」の精神には教会はいらないと思っているし、「神」への信仰を持つのに特定の
宗教に所属しなければならない道理はないと思っているんだけど。メリークリスマス!

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