リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

大口は大きな災いの元

2013年11月08日 | 日々の風の吹くまま
カナダ最大の都市トロントのフォード市長が「やっていない」と言っていたクラックコカインの
吸引を認めたと思ったら、今度は「ぶっ殺してやる」と喚いているビデオが浮上して、メディア
は上院のスキャンダルそっちのけで大賑わい。どっちも「ぐでんぐでんに酔っ払って」のこと
だそうで、どう見てもアルコール中毒だけど、「息子の問題は肥満だということだけ。少し減
量すれば変わります」と、お母ちゃんがいい年をした超メタボ市長を弁護。当人は謝罪のし
まくりだけど、ハチャメチャな行状のせいで市の財政運営の実績がかすんじゃっているのは
政治家として損だなあ。

ヨガウェアのルルレモンはバンクーバーで創業した会社。新素材のヨガパンツがストレッチ
すると透け過ぎるという苦情が出て、回収して改良品を売り出したのはいいけど、綻びやす
い、透け過ぎるとまた苦情。ご難続きの上に、テレビのインタビューで創業者が「女性の体
型によってはうちの製品は合わない。太ももがきちきちだと摺れて毛玉ができるし、どうして
も透けて見える」と発言したもので、女性たちから袋叩き。顧客である女性に「デブが無理し
て合わないサイズを買うからだ」と言っちゃったようなもんで、テレビで謝罪するやら、火消し
に躍起。

第2野党に転落したカナダ自由党の若きホープ、トルドー党首。女性限定の資金集めの集
会を(男性ストリッパーなどが出演する)ナイトクラブの「レディーズナイト」風に仕立てて、セ
クシストだと顰蹙を買ったと思ったら、今度はその集会で、どの国の政権に敬服するかと聞
かれて「実は景気や環境の修復での中国の基本的独裁政権の能力に感服している」と答
えて失笑を買う始末。SNSなどで釈明に努めているそうだけど、台本とお膳立ての整った
スピーチは立て板に水なのに、リアルタイムの質疑応答では失言が多いような。まだ政治
家の器が出来ていないのか、それとも、運よくパパのピエールじゃなくてママのマーガレット
に似たイケメンなのに、頭の中もママに似ちゃったのかな。

こういう言わなくてもいいようなバカを口走ることを「put one’s foot in one’s mouth(片足を
口に突っ込む)」と表現するんだけど、へまな言い訳をして恥の上塗りなどすれば「両足を
口に突っ込んだ」と言われてしまう。いくら大口を叩くのが得意でも、そこに両足を突っ込ん
でしまったら、引っ張り出すのはタイヘンな痛みを伴うんだから、口を開く前に、自分の足が
どこにあるのか確認しておいた方がいいんじゃない?

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