リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

やっと春らしくなったら、蟻は出るし、カメムシは出るし・・・

2023年04月30日 | 日々の風の吹くまま
4月29日(土曜日)。☀☀。朝からちょっと暑い感じで、11時過ぎにはもう20度を超えて、何だか春をすっ飛ばして夏に突入したみたいな陽気。先週、低層階のキッチンの共有排水管の清掃があって、高層階の我が家のキッチンの排水管側のカウンターに蟻んこがうろうろ。(排水管の清掃のたびに蟻が出没する。)去年ほどには大量発生していないけど、キッチンで殺虫剤や駆除剤をスプレーするのは嫌なので、マスキングテープを適度の長さに切って、両端を折った、「秘密兵器」手近に置いといて、見つけるたびに上からペタ、ペタ。思い余っての対策だけど、意外と効果的で、蟻んこがたくさんくっついたら、二つ折りにしてゴミ箱にポイ。

やっと暖かくなって来たと思ったら、ときどき窓の外に去年の秋からやたらと増えたクサギカメムシがペタン。窓を開け放しておいて、これ幸いと侵略されたらたまったもんじゃないので、窓に「点」がないことをしっかり確認してから少しだけ開けないとタイヘン。世紀が変わってから東アジアから入って来た外来種で、カメムシとしては大きな図体は色といい斑紋といい、おえっとなりそうな不細工さ。農業地帯では作物を食い荒らす許されざる害虫で、郊外のフレーザーバレーに広がってから、あっという間にメトロバンクーバーの都市部にも進出して来たわけだけど、蝿や蚊のようにカタログなんかを丸めてバシッとやると、くっさぁ~いのを一発かまされるから厄介。我が家では、台所洗剤とピクルス用の強い酢を混ぜたスプレー液を作っておいて、窓の外に見えたら出て行って、一発かますチャンスを与えずに、盛大にシュパシュパシュパ。窒息してぽろっと落ちてひっくり返ったところで、さらにしつこくシュパシュパシュパ。動かなくなったら、こっちの勝ち。ざぁ~ま見ろ、コノヤロ。

暖かくなって来たので、冬の間フリースのブランケットの上に重ねている純毛の毛布を外すことにして、ついでだからとシーツも全部剥がして洗濯。でも、まだフランネルからパーケールに替えるには早すぎるかな。上にかけるシーツには裾の方に大きな裂け目。ははあ、カレシの足の指の爪が伸び過ぎて、シーツを破ってしまったんだろうな。秋になったら新調しなくちゃならないなあ。でも、最近はグリーン系の色があまり受けないような感じで、我が家の主寝室は壁がわりと鮮やかなグリーンだから、どうなるかな。マットレスに被せるシーツはクィーンサイズ、上にかけるシーツはキングサイズと、色は違ってもいいから別々に買えるといいんだけど、ま、秋風が吹き始めてからの話。それでも、そろそろ衣替えの時期だなあ。このまま暖かければ、夏物と入れ替えてもいいんだけど、家事を管理する上で、はて、風薫る5月は春の続きなのか、夏の先駆けなのか。

午後になって、ベッドメーキングをして、洗濯物を片付けて、さて、ワタシの時間。オフィスの窓からの眺望にはあちこちに桜のピンクの塊に交じって、モクレンの白の塊。草花のある風景は、いろんな色が混じっている方が落ち着きがあるような気がするな。オランダのチューリップ畑は花の色ごとに植えているから、赤、白、黄色の縞模様は見事だけど、ふと、うっかり色の違う花が混じっていたら引っこ抜かれてしまうのかなと思って、それって人間世界の人種差別と同じじゃないかと考えてしまった。商業栽培だからそうなるんだろうし、広々とした土地に何十万本ものチューリップが縞模様を描いているのは確かにスペクタクル。でも、ワタシはアムステルダムのキューケンホフ公園で見た、水仙やチューリップ、ヒヤシンス、クロッカスを混植した花壇の方が、一見雑然としていながらも不思議な調和感があって、すばらしいと思ったな。まあ、花の種や球根を買うときはいつも「ミックス」を選ぶワタシだから、そう感じたのかもしれないけど。架け替え工事中のパタロ橋も春と共にいつの間にか主塔がどんどん伸びて、橋が完成したときのイメージが掴めるようになって来た。試しにいたずら気分でケーブルを描いてみたんだけど、我が家の眺望、価値が高まったりしてね。




確定申告の季節は税金アレルギーでぜいぜい

2023年04月30日 | 日々の風の吹くまま
4月28日(金曜日)。☀☀。何だか暑くなりそうだけど、どうやらこの週末だけの「異常高温」らしい。それでも、いきなり20度超は異常だなあ。山の方では「雪崩警報医」が出ていて、週末にスキーや登山に行く人たちに注意を呼び掛けているけど、今年はもうすでに何人も遭難していると言う話。それでも、行く人は行くんだろうな。自分は大丈夫だと・・・。

せっかく我が国の政府が老齢年金を10%も増やしてくれたので、お裾分けのつもりで、Arts Clubに毎月寄付している金額を10%増額して、5万円を5月分から5万5千円。まあ、Arts Clubは私たちの遺産の相続人だから、言うなれば子供に仕送りするような感覚かな。年金を増額していただくのはいいけど、どっちみち税金で取り返すことになるわけで、果たして喜んでいいのかどうか。今年の個人所得税の確定申告の期限は(30日が日曜日なので)5月1日の月曜日。旅行に出る前に会計事務所に書類を届けておいたんだけど、まだかなあと思っていたら、担当の会計士のリズから「歳入庁の記録をチェックしたら、500万円ほどのキャピタルゲインがあるけど、間違いない?間違いなければ、共同名義?だったら、半々に分けると、キャピタルゲイン税が2人合わせて100万円を超えるけど」というおっそろしい爆弾メール。あわあわあわ。投資はポートフォリオマネジャーのトニーに丸投げなんで、そんなの知らないよ、もう。ショックを払いのけて、とりあえずリズのメールをトニーに転送して、即トニーに電話。

そんなに儲けてくれてたの?と言ったら、トニーは「キャピタルロスもあるんだよ。こっちから会計士に電話するけど、いい?」と、手慣れた返事。おお、して、して、今すぐお願い。今度は即リズにポートフォリオマネジャーから電話が行くのでよろしくとメール。今日は1時20分に歯医者のアポがあるので、ささっとランチを作って、食べながらカレシに状況説明をして、それっとモールの隅にある歯医者へ。歯の清掃の後で、ソニア先生に「右上の奥歯3本の充填がなくなっているから、詰め直しましょう」と言われて、即来週の金曜日にアポを取って、歯科保険の個人負担分を払って、帰って来たら即とんぼ返りで買い物。帰って来たら、すぐにマティニタイムと晩ご飯のしたく。何か今日は「即」が多いなあ。晩ご飯が済んでひと息入れていたら、リズから「確定申告書ができ上ったので、目を通して、書類に電子署名して送り返してちょうだい」。うわ、早っ。トニーが送った書類に基づいて計算したら、繰り越していたキャピタルロスのおかげで、ワタシは5万円ちょっとの還付で、カレシは20万円弱の追加納税。はあ、やったぁ。やっぱりこういう時はプロに任せるに限るな。

ということで、まずはPDF形式で添付されている書類のうちの「署名して返送」の書類を開いて、カレシの追加納付の額を確認して、期限を逃すとペナルティの利子を取られるので、即銀行から支払い。次にそれぞれの申告フォームに電子署名を貼り付けて、即リズに返送。そこでやっと計算書を開いて、42ページ(!)ずつある内容に目を通したけど、2人ともリタイアして収入はほぼ(公的+組合/個人)年金だけなのに、合算すると何だかすごいなあと、感嘆とも悲嘆ともつかないため息。夫婦間で年金所得や医療費や寄付などの税額控除の経費を融通し合って、世帯の税金総額を最小限にできる仕組みがあって、会計事務所の方で自動的にやってくれて、最後のページに「振り分けなしの場合と4通りの振り分けで、これだけ違う」表が付いて来る。私たちは所得にほとんど差がないから、それほど大きなメリットはないけど、ま、税金は少ないに越したことはないというところ。それにしても、春はいつも税金アレルギーの季節。どうりでぜいぜいするはずだね。この世で確実なものは死と税金だけだと言ったのは、アメリカの100ドル札の顔になっているベンジャミン・フランクリンだった。あはは。