リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

20センチの雪で前代未聞の交通渋滞

2022年12月01日 | 日々の風の吹くまま
11月30日(水曜日)。⛅☀。雪が止んで、見渡す限りの雪景色に日が差し始めている。嵐一過というところかな。バルコニーの気温はプラス3度。きのうの朝はマイナスだったから、1日でずいぶん上がった感じ。夜遅くには窓ガラスが濡れていたから、もしかしたら雨交じりか、あるいは雨になっていたのかもしれないな。

それにしても、ゆうべはすごかった。積雪量は15センチとか20センチで、道産子のワタシとしては大したことないじゃんと思うんだけど、そういうのがひと冬に何度もないメトロバンクーバーではしっかりと「ドカ雪」認定。それですごいことになるのが車社会の常で、ゆうべの交通渋滞は前代未聞の規模だったらしい。雪が降り始めたのは午後で、夕方のラッシュが始まる3時頃にはかなり積っていたので、こりゃあタイヘンなことになるなあと思ってはいたけど、4時過ぎにふと窓の外を見たら、下の6番ストリートに延々と赤い尾灯の列ができていて、まともに動いている気配がないからびっくり。坂の下の方に幹線道路のロイヤルアベニューがあり、さらに下のコロンビアストリートまでは急な坂になっているので、スリップ事故でもあって渋滞しているのかと思っていたけど、1時間経っても、2時間経っても渋滞したまま。ルーフデッキに出なくても見える限りでは6番アベニューにも赤い尾灯の列なので、主要道路はどこも渋滞しているらしいとわかったけど、11時を過ぎた頃には普段はあまり車が通らないバルコニーの下の5番アベニューにもびっしりと車の列ができていて、真夜中を過ぎてもそのままで、こんな光景は見たことがないと口をあんぐり。


午前12時過ぎ

午前8時15分

一夜明けて、あれだけ渋滞していた6番ストリートは閑散。ゆうべの渋滞は異様な光景だったねと言いながらのんびり朝ご飯を食べて、コーヒー片手にスマホで新聞を読んでいたら、ゆうべはメトロバンクーバーのいたるところでてんやわんやだったらしい。ニューウェストでもサレーに行くパタロ橋に通じるマクブライド・ブールバードはまるで駐車場で、市長がツイッターで「他の道を使ってください」とアピールしたらしい。それで、郊外からの通勤者はあまり使わない6番ストリートで見たこともない大渋滞が起きたということか。そもそものきっかけは、バンクーバーから川向こうのサレーやデルタに行く大幹線のアレックスフレーザー橋がスリップ事故やら接触事故やら衝突事故やらで通行止めになったせいらしい。橋に通じるアクセス道路に立ち往生した車が延々と数珠つなぎになって、パタロ橋に回ろうという車がニューウェストに殺到したわけか。新聞には、雪が積り出した午後3時ごろに職場を出て、40分ほどかかる川向こうのデルタの自宅に向かった人が、橋の手前で渋滞に巻き込まれて動くことができず、やっとのことで家に帰り着いたのは午前2時だったという、悪夢のようなエピソードを披露していたけど、帰宅するのに6時間、8時間、10時間、はては12時間かかった人が続出したそうで、ほんとに前代未聞の大混乱。

それでも、天気が回復して雪という「言い訳」がなくなった私たちは、いつもの時間にウォーキング。マンション前の歩道の雪は管理組合が雇った除雪や融雪塩の散布をする業者がめんどうを見てくれているし、商店街も雪が降り出す前から散布した融雪塩のおかげで雪がないから、きのうの騒ぎは嘘のよう。でも、クィーンズパークの住宅街は、市の条例で午前10時までに自宅前の歩道を除雪することになっているんだけど、雪かきを済ませたところとmだのところがまだら模様になっていて、シャベルがすくい残した雪が解けて凍ってして滑りやすくなっているから危なっかしいったらない。ほんと、きのうは歩道を埋め尽くした落ち葉を掃き集めていた人たちが、今日は雪かきシャベルを振るって歩道の除雪なんて、冗談にもならないよね。はあ、あしたから12月。まだ雪が降るような話をしているけど・・・。