リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

どか雪の後は北極並みの大寒波だって

2022年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月20日(火曜日)。☁☁。いやぁ、降った、降った。寝室の外のルーフデッキにはひと晩で30センチ近くも積もって、プランターはもこもこした白い塊。手すりやパラペットの上には、何だか道具を使ってきっちりと幅に合わせて雪の壁を作ったみたいで、何とも不思議な自然の造形。デッキの雪は見た目にはべた雪に見えるけど、触ってみるとさらさらのパウダースノーだから、もしかしたら無風状態の中をまっすぐ降って来たのかなあ。



おっかなびっくり
市のクリスマスツリー
読書坊やはとんがり帽子
デスク脇の窓の下に貼ったシールの動物たち
寒いから入れてよぉ

でも、雪は一段落したようで、降雪警報は朝のうちに解除になって、入れ替わりにArctic outflow warning(北極寒気警報)発令。どか雪を降らせた低気圧が通過した後に、北極圏の寒気が山脈を超えて強い風となって沿岸地方まで吹き出して来るというもので、一種の大規模な「山おろし」みたいなものかな。警報によると、今日から木曜日にかけては、体感温度がメトロバンクーバーとフレーザーバレー西部でマイナス20度~25度、遠い郊外のフレーザーバレー東部ではマイナス25度~30度になるそうだから、うはぁ。我が家のバルコニーの温度計も今日は1日中マイナス5.5度より上がらなかったから、明日はもっと下がるってことか。うっはぁ。でも、金曜日には雪で始まって、気温の急上昇に伴って雨交じりになり、土曜日は「予定通り」の雨になって、そのままずっと断続的な雨、雨、雨で年越しをするらしい。んっとに極端だなあ。


(天気サイトから拝借)

それでも、外の気温がぐんと氷点下まで下がってしまうと、ベースボードヒーターはまったくの力不足で、いくらがんばっても日中は23.5度に設定してあるサーモスタットの表示は22度のままだから、ちょっと広々し過ぎている感じのダイニングとリビングは何となく寒いし、金魚鉢(ガラス張り)のオフィスは窓際のヒーターのすぐそばに座っているのに膝のあたりが何となく冷え冷えとして来る。西岸海洋性気候帯にあるメトロバンクーバーは冬は概ね温暖なもので、どか雪や北極並みの寒波はめったにない異常気象ということになって、住居の耐寒性や断熱性能はあまり重要視されて来なかったんだからどうしようもない。でも、マイナスふた桁は下がり過ぎだから、リビング/ダイニングには去年の冬は使わなかった高性能の温風ファンヒーター、オフィスには小さいポータブルヒーターを置いて、老骨の防寒対策。電気料金、すごいことになるだろうなあ。去年は一番寒かった2ヵ月の請求額が6万円を超えていたから、インフレの今、どうなることやら。市から何らかの補助金が出るという噂があるけど、はてさて。

今夜は冷え込んでいるせいか、我が家から見える市のクリスマスツリーのライトが冴えて見える。午後11時、気温はマイナス9度・・・。



老後はマンションの方が便利で楽だと思うけど

2022年12月21日 | 日々の風の吹くまま
12月19日(月曜日)。☁❄⛄。さっむぅ~いっ。朝起きて見たバルコニーの気温はマイナス6.7度。てことは地上はもっと寒いだろうなあと天気サイトを見たら、ニューウェストミンスターの(公式の)気温はマイナス9度。普通なら起きる頃には日中の設定温度(23.5度)になっているリビングのサーモスタットの表示もまだ22度。うひゃあ寒いっ。雪は降らなかったようで、ルーフデッキのパターンはゆうべのままだけど、今日から明日にかけてはまた雪。めっちゃくちゃだった3週間前の二の舞にならないといいけどね。

ウォーキングルートのクィーンズパーク地区の歩道は、窓から見える範囲ではまだ除雪していないようで、降雪警報でも滑って転倒する危険があると言っているし、ウォーキングは天気が好転して安全になるまで中止。クリスマスが目の前の今は転んで大けがなんかしたくないもんね。住宅地の歩道の除雪は住人の責任だと言っても、年を取っての雪かきはけっこう危険で、寒さの中での重労働で心臓発作を起こすケースも多いそうだから、除雪していないからって責めるのは酷な気がする。人を雇う手もあるけど、近頃の若い子はそんなバイトには見向きもしないし、業者は住宅地の一軒家の前のたかだか10メートルの歩道の除雪は採算が取れないからまず来てくれないと思う。バンクーバーの旧居は角地だったので、我が家の責任範囲は家の前と横とで全長43メートルもあったから、カレシは「もう思い出すのも嫌だ」。でも、20年前の1月に撮った写真があるよと言ったら、「そんなの見たくもないよ」。そうだよなあ。家の横の歩道33メートルの雪をかいて角まで来て、右に曲がって残りあと10メートルというところ。今はもう無理だよねえ。マンションに住み替えといてよかったじゃないの。



ほんとに、雪が降るたびにつくづく商店街に近いマンションに住んでいて良かったと思うな。小町横丁で、老後の住まいはマンションか戸建てかと言う議論をやっていて、けっこう戸建て派が多いような感じ。そういう人たちは近隣の付き合いや騒音の問題、自治会や管理組合の問題、規約や管理費の問題、エレベーター依存の危険性など、マンションのマイナス面をいろいろ上げているけど、戸建てでも近隣の付き合いや騒音、駐車やゴミ出しの問題があるわけで、年齢やライフスタイル、健康状態によって理想の住居像が違うんだから、一概にどっちがいいとは言えないと思うんだけどね。他人の存在を意識するのが嫌なら、共有するものが多いマンションは住みにくいだろうし、自分の足腰や体力の衰えが心配なら、買い物や公共サービスから離れた戸建ては不便だろうと思う。ワタシとしては、どっちがいいかと聞かれたら迷わず「マンション」と答えるけど、ま、人それぞれだから、他人にどっちがいいかなんて聞いても意味はなさそうな気もするな。

カレシに心筋梗塞の病歴があることを別にしても、共に70代のリタイア組の私たちにとっては、特に今日みたいな日には雪かきをしなくてもいいというだけで「マンション住まい最高」。上階の子供の騒音に悩まされた時期もあったし、商業地区だからイベントなどの騒音もあるけど、日常生活のニーズのほとんどを「徒歩3分」の圏内で満たせるし、管理費には水道もガスも給湯もごみ収集も建物の維持修理費もみんな含まれているから(だから高いんだけど)月々の支払いは電気料金だけだし、管理組合の役員は輪番制じゃなくて選挙制だしで、少々の不便を相殺して余りあるこの利便性から遠く離れた住宅地の戸建てに戻りたいという気持は起きて来ない。まあ、私たちの年齢からして「自宅」での生活は長くてもせいぜあと10年くらいだろうから、とにかく身体的に楽なのがマンション暮らしの最大のメリットかな。さて、雪が降らないうちに買い物に行って来ようっと。