リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

過ぎ去った7年とこれからの10年とその先

2022年07月13日 | 日々の風の吹くまま
7月12日(火曜日)。☀☀☀。あっつぅいっ。今日の予想最高気温は28度だって。ニューウェストミンスターはメトロバンクーバーの暑い内陸部(フレーザーバレー)への入口だから、海風が通って涼しいバンクーバー空港で観測する公式記録よりも3度か5度くらい高いのが普通。バンクーバーの旧居はその海風が通り抜けて一番涼しいところだったから、引っ越したばかりの頃はすごく暑いと思ったけど、今はちょっと暑いかなと感じる程度。

あれは8月の初めだったから、ニューウェストでの高層マンション暮らしはもう7年になるわけか。早いもんだなあ。ふと思い立って2月半ばあたりに新居探しを始めて契約まで1ヵ月半、4月初めに旧居を売りに出して買い手が付くまで6日。幸い新居の売り手も旧居の買い手も引き渡しを急いでいなかったので、旧居のガラクタの処分やら新居の家具の新調やらで延々と8月まで引越しの準備。いやぁ、ほんとに怒涛のような6ヵ月だった。今ではもうあんな気力は出て来ないなあ。この次に引越しするとしたら、行く先は老人ホームってことになるだろうけど、まだ10年くらいは先の話だと思うから、カレシの両親が亡くなるまでいた介護棟のあるassisted living facility(住宅型ホーム)でのんびり楽しくリタイア暮らしをするか、それとも介護付きホームに直行するかは、そのときになってみないとわからないけど。

Arts ClubでLegacy Circleの世話を焼いているエリナーからメール。この「レガシーサークル」はその名の通り、遺言書にArts Clubへの遺贈を含めている支援者のグループ。発足したときはごく内輪の数人だったのが、今ではかなりの数になっていて、ほとんどが中核グループであるADC(芸術監督サークル)のメンバーで、遺贈も私たちのようにArts Clubを相続人に指定して丸ごと寄付というのは他にいないらしいけど、一定額とか、特定の資産とかいろいろ。毎年10月を「Planned Giving Month」(プランドギビング月間)として寄付を促進するキャンベーンをやっていて、エリナーのメールは今年のキャンペーンに使うビデオの製作の大筋の説明で、来週月曜日に同意したメンバーがスタンレー劇場に集まって、まず座談会形式のインタビューがあり、次いで『Kinky Boots』を上演中のステージに上がってセットや小道具を間近に見ている様子をビデオ撮影して、各メンバーのイメージにインタビューの音声を重ねた動画を作るというもの。けっこう手が込んでいるけど、Arts Clubは私たちの子供のようなものだから、かわいい子供の将来のためにひと肌脱がなくちゃね。

今日は暑いので、買い物は明日と言うことにして、午後にワタシのムッシュ・ヘネシーを買いに角の酒屋へひとっ走り。ついでにタンカレーの大瓶をもう1本買って来いとカレシの「注文」。先週の木曜日に行ったときは、タンカレーの1.75リットル瓶は1本しか「残っていなかった」けど、今日も棚にはなぜか1本だけ。もしかしたら、ストで入荷がストップしたときに備えて在庫をセーブしているのかな。そのタンカレーの「残り1本」をゲットして、のっぼのお兄ちゃんに棚の高いところにあるムッシュ・ヘネシーを2本降ろしてもらって、重たぁ~いトートバッグをかついで意気揚々と帰館。午後9時過ぎ、日が沈むのに合わせるように昇って来た大きなお月さん。明日の満月はスーパームーンなんだって。今日のもでっかいけど、月明りの夜景もなかなか乙なもんだね。薄明りの残る北の空の下には7年前は2棟しか見えなかったバークィトラムのタワマン群。あのとき建設クレーンが林立していたサレーセントラルも今ではタワマンの林。過ぎ去った7年とこれから来る10年と(願わくば)その先の年月の足の速さの違いが気になるところ・・・。