リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

独断専行の市議会が市民の存在に気付いたということ?

2022年07月24日 | 日々の風の吹くまま
7月23日(土曜日)。⛅☀。猛暑週間の始まりのはずだけど、何だか涼しいなあ。朝ご飯を食べたら、断食の始まり。もうすっかり慣れたもので、カレシが英語レッスンをしている間に、劇作家集団(PTC)の年会費を払って、マクロソフト365の更新時期なのでクレジットカードの有効期限をアップデート。きのこ屋のマットから「ちょっと端境期で今日あるのはモレルくらいだけど」というテキストメールが来て、今日の午後はマンションの前の道路が駐車禁止になるのでちょうど良かったよぉと返事。カレシのレッスンが終わるのを待ってウォーキングに行って、普通にすたすたと歩いて来て、カレシは午後1時からのレッスンの準備で、ワタシは洗濯とキッチンシンクの掃除。料理をしなくていい分キッチンと時間が空くから、いつもやらない掃除を集中的に実行。断食にはこんな想定外のメリットもあるからおもしろい。

マンション前の道路(ベルモントストリート)が臨時に駐車禁止になるのはきのうの買い物の帰りに標識を見て知ったんだけど、何でもこの道路をコミュニティスペースに作り変える計画があって、市民の意見や提案を求めようと言う青空公聴会みたいなことをやるらしい。だいぶ前にベルモントストリートと6番アベニューの間の6番ストリートをブロックしてコミュニティスペースに改造する計画を聞いたことがあったけど、立ち消えになったのかと思ったら、6番ストリートと7番ストリートを結ぶせいぜい100メートルしかないベルモントストリートに鞍替えして、6番ストリートは歩道を広げて片道1車線になるらしい。利用者の多いバス路線になっている中心街の道路の一部をつぶして「市民の憩いの場」にすると言う発想からして理解に苦しむけど、今の市議会はイベントが大好きな上に、いわゆる「インスタ映え」するおしゃれな街づくりに夢中で、市役所の本来の仕事であるインフラの修理や保全はそっちのけ。それがどうして急に予想図まで作って「青空公聴会」をやろうという気になったのか。答は10月の市政選挙で、引き金になったのは新年早々に市長が突然不出馬を宣言したことと新しい会派が登場して候補者を立て始めたこと、と言うのがワタシの見立て。

前回の選挙では市長と市議会議員6人全員を同じグループ(左派)が独占して、その後しだいに独断専行が目立つようになっていたんだけど、その過程で生まれも育ちも土地っ子で市民に人気があったコーテ市長と何らかの軋轢が出て来て、市長が不出馬を表明することで議会と手を切ろうとしたんじゃないかと思う。もうやってられないからどうでも好きにしなよということかな。その後市政の刷新を目指す新会派(右寄り)が候補者を立てて注目を集め出し、選挙に出馬する市議は新会派に対抗する新会派を結成(「コミュニティファースト」なんていかにも自称世直し活動家が考えそうな名前)。今月に入って選挙運動がもうすぐ解禁になるというときに、市長が市の別称「ロイヤルシティ」と王冠の市章は時代の流れに合わないので変えようと青天の霹靂の提案をぶち上げ、市の伝統を否定する重大な提案なのに、市議会は即座に満場一致で変更を決めてしまったもので、市民から変更反対の声が上がり、古参の議員が「市長は選挙を前にして手りゅう弾を投げ込んだ」と発言し、当の市長は提案しておいて後はだんまり。ここまでの経緯だけでも市長と市議会の間に何かあったことは想像に難くない。

で、今日の(正式な公聴会じゃないからたいして意味のない)青空公聴会には、市の伝統ある別称と市章の変更を独断で決めたことに対する市民の反発に驚いた現職議員会派の選挙で負けるのではと言う危機感が漂っているような気がして、あんたたち、ここは民主主義の国なんだってことがやっとわかって来たんかいと言いたくなったな。まあ、マンションの外の木に取り付けてあった予想図を見る限りでは、今一方通行で6番ストリートに出る(右折のみ)部分をすでにあるミニ公園を拡張する形でブロックして、両側にあるマンションには7番ストリートからの袋小路でアクセスするという計画のようで、マンション前への車両(引越しや配達のトラック、タクシー、救急車や消防車など)のアクセスはおそらく法律で規定されているだろうから、道路全体から車を排除して「市民の憩いの場」にすることはできないわけで、かなりの(たぶん苦渋の)妥協が入っている感じだな。植木やテーブルを並べたりしてインスタ映えするような風景にはなるだろうけど、どれだけの市民が憩いを求めて集まって来るかはまったく別の話・・・。

こんな広い道路じゃないんだけどなあ・・・