リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

何だか身動きの取れない三連休だけど

2022年07月02日 | 日々の風の吹くまま
7月1日(金曜日)。☀☀。今日はカナダ連邦の成立を記念する祝日カナダデイで、今年は金曜日だから三連休。月曜日はアメリカが独立記念日で祝日だから、観光産業にとっては国境の両側でうれしいめぐり合わせだろうな。ほぼ1千万平方キロの世界で2番目に広い領土(北米大陸の40%を占め、湖沼を除いた陸地面積でも世界4位で、うち300万平方キロは未開地)に3800万人しかいないけど、湖の数は200万以上と言われ、そのうち面積が100平方キロを超えるものが563もあり、世界の淡水の20%を占めていて、大西洋と太平洋と北極海に面しているので海岸線の長さは24万キロで世界一。アメリカ合衆国との国境は東から西まで延々と8891キロもあって、カナダの輸出の3分の2がアメリカ向けだけど、アメリカの輸出のうちのカナダ向けはたったの15%。まあ、国は広くても人口はアメリカの10分の1しかないんだもんね。でも、ワタシには居心地のいい優しい国。ハッピーバースデイ、カナダ🎂。

先週末の猛暑で内陸の山の雪解けが急速に進んだため、河川予報センターによると、下流域ではこれから数日の間に水位が100年に1度のレベルに達するそうで、我が家から20キロほどの上流にあるバーンストン島の住人に避難準備の勧告が出ている。ロッキー山脈の奥深くに始まって、数えきれないほどの川と合流しながらメトロバンクーバーでジョージア海峡に出る流域22万平方キロ、全長1375キロのフレーザー川は、BC州では一番長い「母なる川」で別名The Mighty Fraser(大いなるフレーザー)。我が家から見える流れは河口に近いからいたって穏やかだけど、過去には郊外で融雪による増水や秋から初冬にかけて多い豪雨で何度も大規模な氾濫を起こしている、ちょっとした暴れ川。ニューウェストミンスター市でも川っぷちの板敷きの遊歩道を安全を期して明日から通行止めにするそうで、対岸のフレーザー埠頭を見ても水位が高くなっているのが一目瞭然。うはぁ。

コロナのおかげで2年連続で大きなイベントがなかったカナダデイだけど、今年は規制や行動制限が解除になったし、たまたま三連休で夏らしい好天だしで、さぞかし賑やかだろうと思ったら、催しの類はたくさんあるらしいのに花火を打ち上げる市町村は少ないようで、ちょっと盛り上がらない感じ。学校が夏休みに入って家族旅行に行く人たちが多いようだけど、バンクーバー島と本土を結ぶか―フェリーはどの便も予約で満杯なのに、人手不足や船の故障などで欠航が続出して大混乱。空港も人手不足でチェックインのカウンターも手荷物の検査場も長蛇の列の混乱はまだ解消されていないし、どこかで国内線の手荷物が出て来るのに4時間待ったと言う切ない話もあるし、おまけに航空会社が何便ものフライトをキャンセルしているしで、旅行のことを考えるだけでどっと疲れてしまいそう。そこで、じゃあどこへも行かずに、庭でバーベキューでもしようかということになると、急なインフレのために豪快にステーキを焼くのが難しくなってホットドッグに格下げする家庭が多いという話。そう言えば、絶好のバーベキュー日和なのに、晩ご飯の時間になってもおいしそうな匂いが漂って来なかったなあ。みんなどこかに行ってしまったのか、それともステーキの値段を見て「やぁ~めた」という人たちが多かったのか。

どこにも行かない我が家は、北欧のクルーズをキャンセルしなかったら今日ストックホルムから帰って来たところだったね、キャンセルしたのはラッキーだったねとマティニで乾杯して、晩ご飯は鶏もものインドネシア風サテーとビーツとズッキーニとパティパンかぼちゃをグリルして、のんびり。暗くなって(10時すぎ)ポートコクィットラムのあたりで短時間ながら花火が上がっていた以外は、いたってしずかぁ~なカナダデイ。日曜日から先はまた雨模様で20度以下のしょぼぉ~い夏に逆戻りと言う予報だけど、あしたは初収穫のイチゴで朝ご飯と行こう。