リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

待ちに待ったミュージカルのオープニングナイト

2021年11月25日 | 日々の風の吹くまま
11月24日(水曜日)。☁☁☂。またまた大雨注意報。パイナップル特急が3個もつながって来るんだそうで、洪水に遭った郊外でがまだやっと水が引き始めたばかりなのに、物資の輸送が少しずつ回復し始めて来たところのなのに、心配でやきもきしてしまう。一般車のガソリンの給油制限は今月いっぱいということだけど、州の供給量の3割をまかなっている製油所が手持ちの原油を切らしたと言うニュースもあって、先行きは不透明。アメリカからガソリンを積んだはしけがもうすぐ到着するということだけど、陸揚げや配送をどうするかはまだ不透明。窓の下に見えるガソリンスタンドには日曜日の夜に次いでけさもタンクローリーが来ていたから、まだそれほど危機感はないんだろうけど、今夜からの雨の量によってはいつ危機に転んでもおかしくないよね。やれやれ、どっちを向いても五里霧中・・・。

今日はArts Clubの『Dolly Parton’s Smoky Mountain Christmas Carol』のオープニングナイト。スタンリー劇場でフルキャストでシーズンを開けるのは2年ぶりで、しかもミュージカル。ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を、舞台を1930年代のアメリカはテネシー州東部の鉱山町に移して、歌手のドリー・パートンが全ナンバーを作詞作曲した大作。1930年代と言えば、世界経済が大恐慌に陥っていた頃で、コロナのパンデミックで世界中が混沌としている今にふさわしい作品と言えそう。劇場の灯が再びともるのは何よりもうれしい。おまけにADC(劇団支援者の中枢グループ)のレセプションまであるから、うれしさ倍増。ただし、コロナ対策のプロトコルによって50人以上の集まりは「要着席」になっているので、グランヴィルアイランドの劇場内での「レセプション」。普通のレセプションのようにグラス片手にそこここで談笑というわけには行かないみたいだけど、それでも親しくなったパトロン仲間に会えると思うと、雨なんかなんのその。

ガソリンは(カレシによると)タンク半分くらいあるので、バンクーバーまで行って帰って来るのに十分。まだ普通のレセプションのように会場と劇場の間をバスで送迎することができないため、グランヴィルアイランドからは各自で移動ということで、2つの劇場の中間のどこかに車を止めようと思ったけど、考えた末にアイランド側の駐車場に車を止めて、レセプションの後でスタンリー劇場まで歩くことにした。まあ、少々上り坂だけど、せいぜい20分くらいの距離だから、クルーズのツアーで鍛えた足を活用すればいいよね。何よりも駐車できるところを探すのとアイランドまで歩く時間が省けるから、普通のときの同じ時間に出ればいいし、スタンリーからの帰り道は何時に着くという制約がないし、しかも下り坂なんだし・・・。

先週の火曜日が配達予定になっていたアメリカからの品物2つの発送品は、ちょうどハイウェイが軒並み寸断されたときにバンクーバー圏に向かっていたようで、以来追跡情報は「配達予定は不明」のまま。いつになるかわからないなあとため息をついていたら、けさ一番にFedExから「配達車搭載、本日中配達」というお知らせ。おお、やったぁ。何本もの幹線道路が不通になっていたから、いったいどこをどうやって回って来たんだろう。国境を越えてアメリカ側を迂回して来る大型トラックもあるそうだし、1週間もの間どんな迷路をっくぐり抜けて来たのか知りたいところだなあ。スマホを片時も遠くに置かず、「配達済み」のお知らせはまだかなあと、チラチラ・・・。