リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ハイパーインフレが現実味を帯びて来たような・・・

2021年11月23日 | 日々の風の吹くまま
11月22日(月曜日)。☁☂☁。目が覚めたら、何ともう9時。朝ご飯を食べ終わって、さてっとなった頃にはもう10時近く。揃ってよく眠ったみたいだからいいけど、どうしちゃったのかな。次のパイナップル特急が接近しているそうで、天気図を見たらおおむね北寄り。北の方の人たちには悪いけど、こっちは雨はもう当分いいの。でも、週末に向けてさらに降るらしいから、やれやれだな。下のガソリンスタンドはゆうべ遅くにタンクローリーが来て補給。それを見つけた車がさっとポンプの前に横付けしたのには笑ってしまった。危険なので道路で待てと追い出されたようだけど、それほど必死なんだねえ。けさは道路にはみ出すような行列はできていないけど、はて、夕方のラッシュ時にはどうなることか。

水曜日と日曜日にバンクーバーへ行く予定があるんだし、ガソリンがあるとわかっているんだから、うちも混んでいないときに車を持って行って満タンにした方がいいかもよとカレシに言ったら、「わざわざ並んで待って(ぶつぶつぶつ)」という返事。あっ、そ。順番を待ちそうかどうかは窓からチェックできるのになあ。まあ、水曜日の分はまだ十分にあると思うから、今すぐでなくてもいいけど、待つのが嫌だから不測の事態に備えないというんだったら、その不測の事態になっても、それは自分の意志で先延ばしした結果なんだから、誰がどうの、何がどうのとぐだぐだ文句を言わないでよね。いざとなれば給油制限のないタクシーを使えばいいんだし、(信じない向きも多いかもしれないけど)政府も業界も頑張ってるんだし、この状況が永久に続くわけじゃないんだから、リタイアして時間やリソースに余裕があるんなら何も焦る必要はないのよ。脳内レーダーを働かせて、信頼できる情報を自分なりに分析すればいいの。人間の思考過程ってのは、ずばり「分析」に他ならないんだからさ。

出だしが遅かったので、何もしないうちに午前中が終わってしまって、午後は雨の間を縫ってスーパーへ偵察がてらの買い物。店の中はいたって静かで、特に買いだめ族に侵略された気配はなし。卵の棚には「1世帯1パック」、牛乳製品も「1世帯2本」の張り紙。(「1世帯」にしているのは、「1人」にするとじじばばから子供まで動員して来てどっさり買おうとする人たちがいるから。)肉の売り場では、生産地が大被害を受けた牛肉はシチュー肉が何パックか、鶏肉は骨付き皮付きのもも肉と手羽が何パックか残っていただけで、後はみごとに空っぽ。豚肉はまだけっこうあって、生ソーセージの類はいつも通りだったけど、シングル用パックはすっからかん。魚の売り場にはあまり変化がなくて、野菜はレタスがロメインだけになっていた以外今のところはまあまあ。その他はほとんど変わりがなくて、何となく拍子抜けの感じ。

それでも、レジの合計を見たら、そんなに余分なものは買っていないのに、うへぇ。先月の消費者物価は4.7%のアップ、食料品だけでも3.8%上がったそうで、これから野菜などを輸入に頼らなければならない冬を控えて、輸送の遅れや人手不足に先週の大雨被害が重なって、大変なインフレになりそうだという話が現実味を帯びて来た感じ。肉類はもう20%くらい上がっている感じがするし、40年前に経験した2桁インフレが戻って来るのかな。今回はコロナにカナダ史上最悪の災害のダブルパンチだったんだからしょうがないけど、こんなにどんどん値上がりしたら、買いだめや買い占めに走るどころじゃなくなるよねえ。でも、寸断されたハイウェイは緊急車両や必需品を輸送するトラックに限って1車線だけ開通させたところが出て来たし、止まっていた鉄道輸送もCP鉄道が明日にでも運行を再開できそうな見通しだそうだし、また大雨という予報は気にかかるけど、物資の動きは少しずつ、少しずつのペースながらも回復に向かっていることは確かだと思う。ここはがまんのしどころか・・・。