4月5日(月曜日)。☀☀☀。復活祭の連休の最終日。といっても、法定休日ではないので、公務員はしっかり休みだけど、民間では普通の仕事日という人が多い。春らしい天気で、クィーンズバーク界隈は桜にコブシにモクレンにレンギョウにボケと、まさに百花繚乱。ウォーキングに出かけると、どうしても上を見上げてばかりなもので、歩道のあちこちにぼこぼこと盛り上がっている街路樹の根っこにつまずきそうで危ない。
連休の最後だからってわけじゃないけど、朝からペンキだらけになった古いジーンズと穴あきTシャツに着替えて、よしっ、今日は幅木とドアのケーシングのペンキ塗り。この2つ、分譲住宅だと(壁もそうだけど)どこでも当たり障りのない白が定番で、写真をSNSにアップするときに被写体が映えるから受けるという話を聞いたけど、ワタシにとっては何となく病院くさい感じがしてインテリアとしては落ち着かない。でも、淡い色合いの緑色と黄色に塗り替えて境目に取り付けたケーシングの白がシャープ過ぎて薄緑色が冷たい印象になっていたのが、オフホワイト(クリーム色に近い白か白に近いクリーム色)の色合い)に塗り替えたら、何となく春らしい暖かさが感じられる緑色に見えるようになったからおもしろい。ドアは白のままなので、薄緑色の壁、オフホワイトの縁取り、白いドアと移り変わる色合いがリズム感を作り出して、なかなかいいじゃないのと自画自賛。
これで、木目風縞々模様のだっさぁ~いキャビネットに次いで、(元々ワタシの選択だったけど)何かしっくりしなかった薄いピンクの壁も永久に追放したので、どうやら「我が家」らしく落ち着いて来た感じ。幅木(と部屋の内側のケーシング)を白のままで残したのは、リビング、寝室、レクルーム、オフィスの4室で、オレンジ色のリビングと明るい緑色の寝室は濃い色彩と白のコントラストが気に入っているからだけど、レクルームとオフィスはぶっちゃけめんどうくさいから。だって、重い家具を動かしたり、マスキングテープを貼ったりの作業は、この年になるとやっぱりきついものね。腰は痛くなるし、ひざはがくがくして来るし、手の指の関節炎はしくしく痛いのからずきずきと痛んで来るし・・・。
塗るところを塗り終わったら、リフォームでのワタシの仕事はおしまい。チャレンジに直面するたびに「クリエイティブに考えなきゃ」が口癖のワルデマーのおかげで、何年も考えて、考えて思い描いていたイメージよりも何倍もすばらしい結果になって、ワタシは大満足。いかにも開発コストの削減を最優先したと言わんばかりの安っぽい設備や内装と決別して、自分流に変えることでやっと「我が家」として落ち着ける環境になったのは何よりもうれしい。さて、明日からは去年から棚上げになっていて再開が決まった出版本の英語版翻訳の校正と編集の仕事。まだどこへも行けないから、リタイアを中断してちょっとだけ現役復帰するのも悪くないか・・・。