リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

1日に2度も停電するなんて

2019年10月23日 | 日々の風の吹くまま
10月22日(火曜日)。☁☀。地上はまだ霧っぽかったけど、空は白っぽい雲のところどころから薄いブルーが透けて見える。そのうち雲の切れ間から太陽が顔を出して、うん、いい気持。総選挙から一夜明けて、ジャスティン君の自由党は少数政権。西部はこぞって保守党に回帰したけど、巨大票田のオンタリオは自由党の地盤なので、単純小選挙区制の下では人口の少ない西部はどうしても劣勢。自由党嫌いのアルバータ州ではWexitなる西部諸州の分離を唱えるグループに一晩で数万人が同調したとか。カナダは広すぎるんだよね。東部と西部とでは気質も文化も違い過ぎて、いっそのこと別れちゃった方がお互いにハッピーになれるような気がするけど。

午前、午後と「すべて世は事もなし」のように過ぎて、キャンピングカーの自作の窓を天窓以外全部嵌め込んで、ほっとした気分で買い物。風が冷たいけど日差しはうれしいし、晩ご飯のしたくを始める前のマティニがおいしい・・・といい気分でいたら、突如ラジオが沈黙。あれ?あら、停電。午後内廊下の非常灯が1個おきに点いているので、どうやら全館が停電。午後4時半ぎ。オフィスのコンピュータの予備電源がピーピーとうるさいのでオフにして、ついでにプリンタもオフ。ラジオを電池に切り替えて復旧を待ったけど、5時を過ぎても停電のまま。晩ご飯、どうしよう。モールの向こうのスシ屋に行ってみようかと言っていたら5時半にパッと回復。ささっと普通にご飯を作って、普通に食べ終わって、コーヒーを飲んでいたら、いきなり真っ暗。えっ?何で?

バルコニーに出て行ったカレシが「おい、すごいことになってるぞ」と言うので出てみたら、裏の5番アベニューに消防車が来ていて、電柱の根元の辺りから1メートルくらい上がっている炎に泡の消化剤を吹き付けているところ。変圧器が燃えてるのかな。これじゃあ停電はすぐに解消しそうにないなあ。LEDランタンを点けて、2人とも9ボルトの電池に取り付けたミニ懐中電灯を持ってうろうろ。そのうちカレシが「どこまで消えているか見に行こうか」。うん、ついでにウォルマートに行ってラジオに必要な単1電池を買って来よう。ということで、非常用発電機のおかげで1基だけ動いているエレベーターで外に出たら、マンション前の道路は街灯も店の明かりも消えていて、7番ストリートに曲がったら、いつもにぎわっているパブが真っ暗。6番アベニューに出たら図書館も非常灯のみ。でも、反対側のモールは煌々と明かりが点いているので、停電の範囲は6番アベニュー、6番ストリート、5番アベニュー、8番ストリートに囲まれた区域ということか。

ウォルマートで単1電池の8個入りパックを2つ、ついでにアウトドア用品の売り場で大小のLEDランタンもゲット。帰って来て新しいランタンを箱から出して電池を入れて、大きいのはキッチンのカウンターに、小さいのはバスルームにとセットしていたら、いきなりバッと電気が点いたので飛び上がってしまった。午後8時15分。おお、これで食器を食洗機で洗えるぞぉ。