リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

5月の女と12月の男のロマンス

2016年03月12日 | 日々の風の吹くまま
晴れたいのか、降りたいのか、何ともよくわからない天気の土曜日。きのうは早起きのせい
で2人ともくたびれて早寝。おかげで今日もまたちょっと早起き。まあ、あしたから夏時間だ
から、ヘンな時差ボケにならないためにも早寝はいいことだと思うな。朝ごはんが済んだら、
まずは恒例の掃除。スティッククリーナーはやっぱりコード付きだけあって、すごいパワー。
靴拭きマットやエリアラグの掃除も楽々。あちこちに足跡が付いていた床もごしごしとモップ
をかけてピッカピカ。カレシもちょっと念入りにバスルームの掃除。風はまだ強めだけど、バ
ルコニーとデッキのドアを細く開けて風通し・・・。

掃除が終わったら、今日も仕事。続きだからということでもうひとつファイルをねじ込まれて
しまったけど、何がどうなのかわかって来たからわりとすいすい。どうやら今日中に全部終
わらせてしまえそう。最終期限よりほぼ2日も早い(とひそかにどや顔をしてみる)。まあ、
え?こんなの訳すの?という感じの内容だから、電車の中で週刊誌を読んでいる気分かな。
中高年の男と若い女の恋愛を俗に「May-December romance(5月と12月のロマンス)」と
言うけど、なるほどこういう風に始まるのかと納得。若い女は地位のある中年男を見上げ、
だんだんに依存するようになり、まんざらでもない中年男はあれこれと機嫌を取り、そのうち
いい気になった女がじわじわと心理的な支配・・・。

いやぁ、男の更年期ってのは危うい時期なんだな。ある意味で女の更年期よりもずっと重症
になって、もうあと少しで定年というところで人生のレールから脱線してしまうんだろうと思う。
女の更年期の場合は、身体的にきついことが多くてもそのうち通り抜けてさっぱりするとき
が来るのがわかっているんだけど、男の場合はそういうはっきりした終わりがないみたいで、
何か心理的な迷路か出口のないトンネルみたいなものに見える。よく新聞をにぎわす盗撮
や痴漢や女子高生買春で逮捕されるオジサンたちはそのトンネルに入って、手探りしてい
るうちに迷子になって理性をなくしたのかもしれないな。せっかくその年までがんばって来た
のに人生もったいないことをしたもんだと思うけど。

がっちりと没頭してがんばった甲斐があって、仕事は午後4時すぎにぜぇ~んぶおしまい。
くたびれたけど、気分爽快。主人公のオジサンがどうなるかはわからないけど、若い女にう
まく操られちゃったことは確かだろうな。