きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

「フランスが夢見た日本」展と「対決巨匠たちの日本美術」展

2008-07-31 | 美術展
国立博物館ニュースの読者プレゼントで招待券を頂いたので、東京国立博物館へ行ってみました。

正面入り口に、こんな看板が出ています。
きっと、クレームをつける方がいるんですね。
間違えてがっかりする子供の顔を想像してしまいます。





「フランスが夢見た日本」展 会場は、東京国立博物館の表慶館。

 
 

北斎や広重などの版画からデザインした食器類が展示してあります。
陶器と、元の版画との対比が面白い。
トリミングしてあるものの、まったく同じ構図で、驚いてしまった。
食卓を飾るのにはどうかなと思われる 鳥が餌をついばむ姿やモグラなど
あらゆるものがお皿などを飾っています。
現代なら、コピーに当たるわけで、どうなのかな…と不安になるくらいそっくり使用されています。
デザイン集は、ジャポニズムの宝として使われたことでしょう。

いつも悩むこと。料理をひきたてるお皿は、はたしてどんなお皿なのか…。
シンプルな無地の白いお皿が私的には好き。

食べ終わった後のお皿を楽しむこと
これもまた、ご馳走の一つなんですね。
フルセットのテーブルウエアにため息が出ました。
フランスにおける日本芸術の評価の高さを感じました。

表慶館の窓はふさがれ、ちょっと外観は見た感じはよくありません。
2階でも展示があるのかと期待していましたが、1階のみの会場でした。
美しい階段は、幕で仕切られ見ることができませんでした。

正面エントランスは、売店などが設置され、素敵なモザイクタイルなどの内装を楽しむ事ができません。
せっかくの表慶館を使っての展示、もう少し工夫して 建物の素晴らしさも一緒に鑑賞できると良いのに。とても残念に思いました。



表慶館を後にして、平成館で開催されている、親と子のギャラリー「博物館の中の水族館」を見に行きました。
東京国立博物館所蔵品の中から、魚や貝、蟹など海や川で暮らす生き物の作品が展示してあります。蟹の造りが精巧で見入ってきました。

重要文化財の 褐釉蟹貼付台付鉢、高村光太郎の鯰など、さりげなく素晴らしい作品が並んでいて、
子供だけでなく、大人も楽しめる展示となっています。



そして、次回 夏休みの平日に来ようと思っていた
対決巨匠たちの日本美術」展。空いてるので、急遽観ることに。
日曜日の昼間なのに、空いていました。

日本美術の奥の深さを感じさせる、盛りだくさんの展示となっています。
展示替えのため、風神雷神図屏風が見れなかったのが残念。
何度も訪れたくなる展覧会です。



ロビーに山口晃のガチャポンがあって、楽しめました。

そうそう、アニメ「時をかける少女」に東京国立博物館のシーンが出てきます。
私の大好きな本館 1階休憩室の描写には、参りました。
詳細に描かれていました。

2008.7.13
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旧国立公衆衛生院・東京大学医科学研究所

2008-07-30 | 近代建築
八芳園から東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅を目指すと、いつか見た建物が目にとまりました。



レース編みの模様のような門が目印。



草木の繁った塀の中に、凛とした建物があります。
旧国立公衆衛生院。2002年に和光市に移転したため、廃墟となりました。
これから、どうなるのかちょっと不安です。

数年前、正門をくぐってすぐ左手にある近代医科学記念館に立ち寄った時、
受付に居た方に、かつての衛生院のことをお聞きしました。
大階段があって美しかったこと、地下大食堂に 巨大な炊飯器があったこと、
院長室からは、遠く恵比寿や渋谷の街並みが見えて眺望が素晴らしかったことなどなど。話を聞いて、羨ましくなりました。
移転前に訪れてみたかった。残念です。

この建物は、私が、近代建築物に興味を持ったきっかけとなった建物です。
所在地から、竣工年、用途、設計者などを調べてみました。
これが謎解きのようで なかなか面白いのです。

  

右手奥に東京大学医科学研究所附属病院があります

   

敷地内には、同じ内田祥三設計の建物が現役です。
東大駒場キャンパスや本郷キャンパスに 同様の建物を見ることが出来ます。
どれも同じようなゴシック建築なので、区別がつかない。。
似てるでしょ!



東京大学医科学研究所1号館

 

研究所の左側に、可愛らしい入口を発見。
教会の入口風。

研究所の左側から裏側を見たら、総合研究棟、新病院棟の新しい建物がガラスの囲いで繋がっていました。
研究所の中央 2階部分に、トマソンの扉を発見。

 

 暑い一日でした。この日のお散歩はここでおしまいです。

◇旧国立公衆衛生院
竣工 1940年
設計 内田祥三
所在 東京都港区白金台4-6-1


◇東京大学医科学研究所1号館
東京大学医科学研究所附属病院

竣工 1937年
設計 内田祥三
所在 東京都港区白金台4-6-1

2008.7.20

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八芳園

2008-07-28 | その他
明治学院のオープンキャンパスの帰りに、八芳園を散歩しました。

大学のすぐ裏手のはずが、けっこう歩きました。
とても暑い日で、汗だく…。

みなさん、正装した人ばかり。ちょっと場違いっぽい私です。



庭園入り口から少し坂を下ると池に出ました。
傾斜地を利用した回遊式庭園です。

現存する数奇屋造りの建物は、日立製作所の基礎を築いた久原房之助の旧邸宅で、現在は壺中庵と命名されて宴会場として使われています。
こういう場所で、いつかお食事してみたいな…。
職場の宴会なら、必ず出席します!



江戸時代、大久保彦左衛門の屋敷として造られ、当時は遠く東京湾まで望むことが出来る絶景の地だったそうです。見晴るかす、八方芳佳なりと賛され、「八芳園」の名がついたのだとか。



池のほとりにある東屋では、親子が遊んでいました。
ここが都心だということを忘れてしまいそうな静かな場所です。


見晴らしのよいポイントで、何組も結婚式の集合写真を撮っていました。
カレンダーを見たら、本日 大安です。

普段着の自分が恥ずかしいと思いながら、お茶が飲みたくて
ずんずん歩いて、やっとティーラウンジに着きました。

メニューをみて、やっぱりこれね! 



ビールの ハーフ&ハーフ。を注文。
エビスビールで、とっても美味しかった。生き返りました~☆(少し オーバー?)
サービス料もテーブルチャージも取られずに
ちょっと嬉しかったです。




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明治学院歴史資料館

2008-07-27 | 近代建築
明治学院記念館の2階に、資料館があります。
キャンパスの年代ごとのジオラマがあって、興味深く見てきました。
記念館、インブリー館は、道路拡張に伴い移築されたそうです。

オープンキャンパスに訪れた方の多くが休憩していました。
バックミュージックは、OBのアルフィーが歌う校歌。

創立者ヘボン、島崎藤村の資料などを見ることが出来ます。
窓の写真を撮りたかったけど、どの窓の前にも椅子に座っている方がいて諦めました。
とっても残念。。

建学理念は、“Do for others what you want them to do for you”
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」。
とても素敵な言葉だと思います。

◇明治学院の建学理念
http://www.meijigakuin.ac.jp/doforothers/philosophy.html







インブリー館は、扉が閉ざされていて
見学できませんでした


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パイナップル模様のドイリー

2008-07-25 | レース編み

本の見出しには
エキゾティックな雰囲気の
洗練された模様。 とあります。




やっぱり白い糸で編んでみたくなりました。

菱形の中の小さなパイナップル模様が気にいっています。



◇ドイリー
オリムパスレース糸#40
白(801) 25g、
レース針6号 直径33㎝


■日本ヴォーグ社
「レース編みのドイリー3」
本田 君


 
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明治学院大学記念館小礼拝堂

2008-07-24 | 教会・礼拝堂


1階は、赤煉瓦造りで、2階は木造。ハーフテンバーの外壁が目をひきます。



記念館1階にある礼拝堂。
訪れる人をもてなすかのように冷房が効き、
ひんやりとしていました。




私が一番訪れたかった場所が、ここ。
10角形の天井を見てみたかったのです。



椅子に座って、眼を閉じて
静かな時を過ごしました。


竣工 1890年
設計 H.M.ランディス
所在 東京都港区白金台1-2-37

2008.7.20


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明治学院大学礼拝堂(白金チャペル)

2008-07-23 | 教会・礼拝堂
 


この7月の三連休は、大学のオープンキャンパスが目白押し。
かねてから行ってみたかったチャペルを訪ねてみました。

 


今年の2月、耐震工事などをおえて、祭壇や階段を建設当時の姿に復原されました。
今までの写真で見るチャペル内部とは様子が違っています。

  

パイプオルガンは、この秋、
祭壇脇ではなく、入り口上部に設置されるようです。

 

内部の装飾はシンプルで、左の窓に十字架のステンドグラスが。

 



◇明治学院大学チャペル(礼拝堂)

竣工 1916年
設計 ウィリアム・メレル・ヴォーリーズ
所在 東京都港区白金台1-2-37

2008.7.20










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「文部科学省 情報ひろば」◇「海の日」特別開館デー◇旧文部省庁舎

2008-07-21 | 近代建築


2008年3月から公開の始まった、「文部科学省 情報ひろば」。
公開は平日のみで、なかなか行く機会がありませんでしたが、海の日特別開館デーに行ってきました。
旧文部省庁舎は、部分的保存ではなく、全面保存ということで見学してみたかった建物です。

地下鉄銀座線虎ノ門駅から連絡通路を進むと、エスカレーター脇に江戸城石垣や外堀水面位置の表示を見ることが出来ます。
エスカレーターを上りきると 桜田通りに沿うように緩やかにカーブを描く、旧文部省建物脇地上に到着。
背後には昨年出来た、「霞ヶ関コモンゲート」がそびえています。



正面玄関上部に、3枚のレリーフが見えます。道路反対側に行かないと気がつきませんが、よく見ると、庇2階部分にもレリーフがあります。





玄関ホールから見た階段。







旧大臣室では、この日限りの特別イベント、「大臣の椅子への試座」(←イベントのタイトルがすこい!)がありました。
遠慮していたら、「せっかくなのでどうぞ」と案内され、カメラのシャッターを押してもらいました。やっぱり 照れます。



創建当時の姿に復原された室内には、歴代大臣が使用していた机やソファーが展示してあります。私は、壁の装飾や空調カバーに目が行ってしまいました。


 

「情報ひろば」は、文部科学省の今昔を勉強する場です。
メインはやはり教育。
教室が再現され、机の中に年代別の文具の展示がありました。

 

給食の展示。

カツオ一本釣り模擬体験や、ペーパークラフト作成などあり、
本当は、小・中学生に来訪を期待したイベントのようでした。



東京海洋大学学生の指導によるロープワーク体験コーナーで、コースターを作ってみました。
一見複雑なようですが、パターン化された作業は、慣れてくると楽しいものです。


連れてこれなかった子供のために頂いたお土産も豪華。
文部科学省の公式パンフレットや旧文部省ロゴ入りの鉛筆など、家に帰ってから話がはずみました。
年2回行われている法務省の赤れんがまつりも18時まででしたが、ここも18時までの公開。

東京都の公開は、勤務時間のしばりの関係でしょうか、17時には終了のものが多いので助かります。
係りの方も、長時間大変ですが、のんびり見学できてありがたいと思いました。

2008.7.19

◇旧文部省庁舎
竣工 1933年
設計 大蔵省営繕管財局
所在 東京都千代田区霞ヶ関3-2-2

「文部科学省 情報ひろば」開設のご案内
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/03/08030414/001.htm




建物裏の中庭に、君が代に歌われている「さざれ石」が置いてあります。



正面入り口から建物裏に出ると、中庭があり、エスカレーターと階段で霞ヶ関コモンゲートへ連絡していました。
建物間は、透明な仕切りで天井が覆われ、一体化しています。
古い建物と、新しい建物の共存。見事です。


   


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ドイツ居酒屋◇JS・レネップ

2008-07-19 | レストラン・居酒屋など たべものや


コンサートの帰りに、有楽町にあるドイツ料理の店 JS・レネップへ行きました。

限定ビール ヴェルテンブルガー・アノが眼に入り
500mlか300mlにするか悩んで、大きい方を注文。
この時、小さい方のにしておけばよかった…。
琥珀色の、香り高いコクのあるビールです。

  ←線より上 


お代わりは、エルディンガー・ヴァイス
小麦の白ビールで、すこし濁った色が特徴。
フルーティーで、喉越しがよく 大好きな樽生ビールです。

お腹がすいていたので、料理をいつもより多く注文してしまい
ビールが飲めませんでした。ああ、失敗~!

   
    

温製サワークラフト
ショート・パスタ
ソーセージの盛り合わせ
ジャーマンポテト


ビールと料理は少し値段が高めだけど
美味しいビールとドイツ料理が楽しめるのでいたしかたない…です。
会員登録をすると、特典があるのでお薦めします。


◆ドイツ居酒屋 JS・レネップ
東京都千代田区有楽町2-1-8

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波多野睦美 ◇The voice of the Earth

2008-07-18 | 演奏会・ライブ
王子ホールに出かけました。
王子製紙のメセナ活動として作られたこのホールは、
音の響きが良い、客席315の、こじんまりとしたホール。

寄せ木細工のような、四角い木がぎっしりと並べられた床が
とても美しい。音にも良いのかもしれない。


コンサートに行くと、年配の方のおしゃれに
つい目が行ってしまう。

年を重ねるほどに、その美しさは光っているように思えるのだけれど。
いつまでも 美しくありたいという気持ちを持ち続けたいと思う。

波多野さんのコンサートは、やはり女性客が多いので、
ロビーは 華やかな雰囲気に包まれていました。


王子ホールの、開演の合図が私は 好き。
係りの女性が、鐘を鳴らしながら歩いて
時を告げるのです。 

この日の演奏は、民謡からの選曲。
日本、フランス、イギリス、ハンガリーと、実に多彩。

プログラムの解説とほとんどの対訳は、波多野さん。
曲に対する熱意が伝わってきます。

伴奏(ピアノ)・編曲は、寺嶋陸也さん。
きらびやかな伴奏は、時には ふわーっと前に出てきて圧倒されてしまった。
席が、前すぎたからかな。

曲の合間に、波多野さんのトークもありました。
人気が有った曲は、いくつもの替歌を持っているという。
グリーンスリーヴスは 特に人気が高かったそうです。


演奏家のちらしに、波多野さんのメッセージが記されています。
全てを言い表した言葉だと思う。
聴く側にとっても、同じような フォークロアの持つ素朴さと、土の香りが伝わってくるのを感じました。

+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+

小さい頃よく母が歌う宮崎の民謡を聴いていた。
「ひえつき節」も「刈干し切り唄」も、身体のそこの方に溜まっているメロディーだ。
永く歌い継がれて、地に生き残ってきた旋律は、しなやかで強い。
人肌で柔らかくなった織物や、たくさんの手が丸みをもたらした土の茶碗のように。
民謡には、それらと同じ手触りがある。その旋律を口ずさんだすべての人の喉が、歌を滑らかにしてきたのだから。

+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+゜+。:.゜:.。+

当日の演奏曲目

プログラム

◆日本民謡
宮崎県民謡/寺嶋陸也:稗搗節
間宮芳生:「日本民謡集」より
 とのさ(第2集)山形県民謡/まいまい(第4集)富山県民謡/
 ちらん節(第5集)鹿児島県民謡/さんさい踊り(第4集)富山県民謡/
 子守唄(第1集)秋田県民謡/米搗まだら(第5集)長崎県民謡/
宮崎県民謡/寺嶋陸也:刈干切歌

◆オーヴェルニュの歌
カントループ:「オーベルニュの歌」より
 泉の水 [3つのブーレ](第1集)より/紡ぎ女(第3集)/
 オイ・アヤイ(第4集)/子守歌(第3集)

********** 休憩(20分) **********

◆イギリス民謡
ブリテン:「イギリス民謡集 第1集」より サリー・ガーデン(詩:イェイツ)
ヴォーン=ウィリアムズ:リンデン・リー
ブリテン:「イギリス民謡集 第1集」より 木は高く育ち
スコットランド民謡/寺嶋陸也編:ラグル・タグル
イギリス民謡/ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴス
ブリテン:「イギリス民謡集 第3集」より 流れは広く

◆ハンガリー民謡
バルトーク:「20のハンガリー民謡集」 Sz.92より
 縁結びの歌1(第3集 様々な歌)/縁結びの歌2(第3集 様々な歌)/
 古い哀歌(第1集 悲しい歌)/セーケイの緩やかな踊り(第2集 踊りの歌)
 セーケイの速い踊り(第2集 踊りの歌)


聴きなれた、イギリスの唄が やはり一番心にしみました。
波多野さんの歌は、やはりバロック楽器の伴奏で聴いてみたいな。


◇◆2008.7.10◆◇
王子ホール◇東京都中央区銀座4-7-5
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築地本願寺

2008-07-15 | 近代建築
日本の寺院とは思えません。
仏教は、インドから伝わってきたというコンセプトから出来た建物だそうです。

初めてこの建物の前を通ったとき、何かの見間違え?と思ってしまった。

 

正面入り口の扉上部のステンドグラス。

 

外観と違い、内部はオーソドックスな造り。

 

伊東忠太の魔物たち。
あちこちで見ることが出来ます。
やはり 初めて見たときは ??謎のオブジェでした。



階段の踊り場や手すりに、静かに住んでいます。
顔が 実にユーモラス。



◇築地本願寺
竣工 1934年
設計 伊東忠太
所在 東京都中央区築地3-15-1

2008.7.5
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築地界隈

2008-07-13 | 
聖路加病院近くの、オアシスのような緑の多い築地川公園。



職場の同僚に、聖路加病院の話をしたら、「築地川公園の下に使われていない首都高があるんですよ」と教えてもらった。
なんでも 都心環状線の新富町出口から築地市場まで繋がっていて、移転問題などで使われずにあるという。

 

聖路加病院手前にある築地川公園をよく見てみたら、入り口がありました。
橋の下に運動公園が広がり、塞がれたトンネルらしきものを発見。
謎の空間です。

聖ルカ礼拝堂を見ると、ステンドグラスの窓がたくさん見えます。

 礼拝堂祭壇脇の外壁にある、階段への扉。

信号機のある交差点斜め前に、カトリック築地教会があります。




ギリシャ神殿のような立派な円柱。なんと木にセメントを塗って作られたものなんだそうです。
ちょうど結婚式が終わり、新郎新婦が参列者から花のシャワーを浴びているところでした。

中に入ると、外にあるものと同じ様式の円柱が立ち並び、
清楚なゆりの花に麦の穂と葡萄をあしらった2枚のステンドグラスが祭壇を飾っていました。

◇カトリック築地教会

竣工 1927年
設計 ジロジアス神父+石川音次郎
所在 東京都中央区明石町5-26


築地は、かつて外国人居留地として開け、各国の公館やミッション系学校があり、外国のような景観だったそうです。
関東大震災後ほとんどが移転して、聖路加病院と、築地カトリック教会は立替えて残りました。
第二次世界大戦では、空爆対象からはずされていたため古い建物が多く残っています。



聖路加看護大学の敷地にある、創立者のトイスラー記念館。
建物背後のビルは、聖路加国際病院。



記念館の庭に咲いている紫陽花は、まだまだ見頃。
クリーム色の花の名前がわかりません。
花畑の翳に、小川の泉がありました。

 

病院敷地の周囲には、いろんな石碑があります。
これは立教学院発祥の地の碑
「すべての人に仕える者になりなさい」との文字が。

 これは、立教女学院 居留地校舎跡の碑。


聖路加タワー47階へ行ってみました。

展望室があって、東から南方向への眺望が楽しめます。
意外と狭く、そして混んでいました。
ぐるっと360度楽しめるのかと思っていたので、ちょっと残念だったけど、無料なので納得です。

東京タワー、築地市場、勝どき橋などが見えます。

 

 

築地は、古い建物がたくさん残っていて、お散歩はまだまだ楽しめそう…。
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ピンクの花のドイリー

2008-07-08 | レース編み
前回編んだのと 同じデザインだけど、
なぜかしら大きく編めてしまいました。
謎…。

今なら、手が覚えていて、何も見ずにもう一枚編めそうです。
カラーの糸がまだ残っているので、
もう少し 色のついた作品を編んでみようかな。




◇ピンクの花のドイリー
オリムパスレース糸#40
白(801) 10g、薄ピンク色(102)、濃いピンク色(104) 各6g
レース針6号 直径26㎝

■日本ヴォーグ社
「レース編みのドイリー」
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聖路加国際病院 聖ルカ礼拝堂へ

2008-07-06 | 教会・礼拝堂
十字架の見える建物正面入り口から中に入り、警備の方にチャペルの見学をしたいと話したら、
ただいま結婚式が行われていて まさに その最中だとのこと。見学は外からになりますけどどうぞと言われ 廊下を進むと、エントランスに創業者のトイスラーの写真が飾られていました。




写真の上部左右に見える 青い光は、チャペルのステンドグラスの色です。

  

照明が、素敵。

  

壁には なぜかしら虫のレリーフが。



床には、魚のレリーフ。



これは、蛇のよう。


階段の踊り場にも、天秤などのレリーフがあり
それを見ているだけでも 楽しくなってしまう。

 


階段を上ると、正面に祭壇の青いステンドグラスが飛び込んできました。
丁度牧師さんの 結婚についてのお話の最中でした。
せっかくなのでガラス越しに、お話を聞かせていただきました。



正面入り口の上は、ホールになっていて、椅子とテーブルがたくさん並べられていて ちょっとした休憩場所という感じ。
窓が開けられ、心地よい風が入ってきました。
ソファーは、どれも座ると深く体が沈んでしまいあまり座り心地は良くありません。古いもののようですが、機能的ではないですね。

挙式が終わり、集合写真を撮り終わって チャペルにお祝いの人が去ってから中に入りました。
正面祭壇後方には、青いステンドグラスが3枚並んでいます。聖書に基づいたステンドグラスは良く見ますが、細密画のような青を中心とした幾何学模様のステンドグラスもまた、なんともいえません。

入り口右側壁にある聖水盤後方には、青と赤のステンドグラスがあり、柱から伸びたリヴ・ヴォールトの天井の装飾に映えていました。

石を積み重ねたお城のような壁に 圧倒されました。
左右にシンプルなお魚や花などの親しみやすい長方形のステンドグラスが連なり、
やわらかい光を落としています。

その上には アールヌーボー調の尖頭アーチのステンドグラスが伸び、さらにその上に薔薇窓があります。

振り返ると、2階部分に大きなパイプオルガンが見えます。
建物上階へと吹き抜けになっていて その空間の高さにくらくらしました。

牧師さんが挙式の方の見送りから戻られてチャペルに入ってきたので少しお話しました。

「結婚についてのお話、結婚生活が長いのでとても忘れていることが たくさんありました。」
「まあ、そういうものです」と笑って答えてくださいました。
壁は石を積んだものではなく、鉄筋コンクリートに石を装飾したものなんだそうです。

荘厳な礼拝堂の静けさが、今まで訪れた中で
一番心に響きました。

私は、信仰心がまったくないけれど
教会を訪ねるのが好き。

そこは 人が集まり 祈る場所だから。
誰も居ない空間でも
人の温もりを感じることができるのです。



この、ガラスの扉の先が、礼拝堂です。
ステンドグラスは、訪れて あなたの眼で 見て欲しいと思います。


2008.6.28
2008.7.5

◇聖ルカ礼拝堂(チャペル)は、一般の教会(チャーチ)と違い、聖路加国際病院付属の礼拝堂で、患者、医師、看護婦、職員のためのものですが、地域の人にも開放されているそうです。

◆◇追記◇◆
yumiさんのコメントを読んで、慌てて「建築探偵の冒険・東京編」を取り出してみたら 謎の解きあかしが…

床の生き物たちは、神の足下に伏し、病の元凶として踏みつけられて
壁には、神の前に封じ込められた悪い虫たち…

もう一度 ゆっくり読んでみようっと!

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聖路加国際病院 聖ルカ礼拝堂

2008-07-04 | 教会・礼拝堂


聖ルカチャペルを見たくて、出かけました。
聖路加看護大学の右に建っている建物の上に、十字架が見えます。
どこが入り口なのか 迷ってしまう。



建物の周りをうろうろ。

建物裏には京橋消防署の築地出張所があり、元気よく声を出して訓練を行っていました。



チャペルのステンドグラスが見えます。
上部の薔薇窓(丸い窓のような模様)がどんな感じなのか気になります。


 


竣工 1932年
設計 J.V.W.バーガミニー
所在 東京都中央区明石町10-1
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