佐倉へ行った時に、必ず立ち寄る場所、ヤマニ味噌。
(といっても、めった行けませんが。)
我が家のお味噌は、このヤマニ味噌。
その昔、歴史民俗博物館の帰りにお店を見つけて買いました。
その後は、FAXなどで注文して取り寄せしていましたが、ネットでも買えるようになりました。便利です。
家族でわいわいと、お店の中へ。
お味噌の試食があって、生で食べるお味噌が美味しくて子供たちが大興奮。
花こうじ味噌と菜の花味噌を買いました。
お店の裏が工場になっていて、写真を撮っていたら奥様が案内してくれました。
地元の小学生が、社会科の見学で訪れるそうです。
お味噌のパッケージに「木桶仕込み」と書いてあること、本当なのです。
杉大桶は、古いものは100年以上前のもので、作る職人が居なくなりつつあるそうです。
人工的に培養した酵母を添加せず、種味噌の力のみで醗酵熟成。カスピ海ヨーグルトに近いものを感じます。
国産大豆、国産米、国産塩と、敷地内の地下水を使用し、大豆を半分煮て半分蒸して仕込むのだそうです 。
作っている場所は、冷暖房は無く、自然そのもの。またそれがお味噌には良いらしいです。温度や湿度によって、桶を巨大な冷蔵庫に入れたりして品質管理をしています。大桶を移動させるの、大変そうだけど見てみたいな…。
歴史の有る建物全体にお味噌の酵母が生きているような そんな気がしました。
開けたてのお味噌を、スティック状に切ったきゅうりとセロリの背にのせて食べるのが好きです。
お味噌は、生きているんですね。使っているうちにどんどん味が変わっていきます。開けたてのお味噌、ぷーんと芳醇なお味噌の香りがして大好きです。子供は、使い終わりかけの菜の花味噌が美味しいのだとか。
旅先で、イレギュラーな?組み合わせの具に出会った時、奥の深い食べ物だなって感じます。だしや具、そしてお味噌。組み合わせは その人次第。面白い…。
花こうじ味噌(白味噌)と菜の花味噌(こうじ赤味噌)が好きです。
あの木桶で作られたお味噌、最後まできちんと美味しいうちに食べきらなくっちゃ…。
◇ヤマニ味噌
所在 千葉県佐倉市並木町33
お店のPR誌「菜の花便り」は、季節感あふれた記事が並び、荷物が届くたびに楽しみに読んでいます。
2009.4.11