2008年3月から公開の始まった、「文部科学省 情報ひろば」。
公開は平日のみで、なかなか行く機会がありませんでしたが、海の日特別開館デーに行ってきました。
旧文部省庁舎は、部分的保存ではなく、全面保存ということで見学してみたかった建物です。
地下鉄銀座線虎ノ門駅から連絡通路を進むと、エスカレーター脇に江戸城石垣や外堀水面位置の表示を見ることが出来ます。
エスカレーターを上りきると 桜田通りに沿うように緩やかにカーブを描く、旧文部省建物脇地上に到着。
背後には昨年出来た、「霞ヶ関コモンゲート」がそびえています。
正面玄関上部に、3枚のレリーフが見えます。道路反対側に行かないと気がつきませんが、よく見ると、庇2階部分にもレリーフがあります。
玄関ホールから見た階段。
旧大臣室では、この日限りの特別イベント、「大臣の椅子への試座」(←イベントのタイトルがすこい!)がありました。
遠慮していたら、「せっかくなのでどうぞ」と案内され、カメラのシャッターを押してもらいました。やっぱり 照れます。
創建当時の姿に復原された室内には、歴代大臣が使用していた机やソファーが展示してあります。私は、壁の装飾や空調カバーに目が行ってしまいました。
「情報ひろば」は、文部科学省の今昔を勉強する場です。
メインはやはり教育。
教室が再現され、机の中に年代別の文具の展示がありました。
給食の展示。
カツオ一本釣り模擬体験や、ペーパークラフト作成などあり、
本当は、小・中学生に来訪を期待したイベントのようでした。
東京海洋大学学生の指導によるロープワーク体験コーナーで、コースターを作ってみました。
一見複雑なようですが、パターン化された作業は、慣れてくると楽しいものです。
連れてこれなかった子供のために頂いたお土産も豪華。
文部科学省の公式パンフレットや旧文部省ロゴ入りの鉛筆など、家に帰ってから話がはずみました。
年2回行われている法務省の赤れんがまつりも18時まででしたが、ここも18時までの公開。
東京都の公開は、勤務時間のしばりの関係でしょうか、17時には終了のものが多いので助かります。
係りの方も、長時間大変ですが、のんびり見学できてありがたいと思いました。
2008.7.19
◇旧文部省庁舎
竣工 1933年
設計 大蔵省営繕管財局
所在 東京都千代田区霞ヶ関3-2-2
「文部科学省 情報ひろば」開設のご案内
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/03/08030414/001.htm
建物裏の中庭に、君が代に歌われている「さざれ石」が置いてあります。
正面入り口から建物裏に出ると、中庭があり、エスカレーターと階段で霞ヶ関コモンゲートへ連絡していました。
建物間は、透明な仕切りで天井が覆われ、一体化しています。
古い建物と、新しい建物の共存。見事です。