きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

旧金毘羅大芝居「金丸座」

2018-03-12 | 日本建築
1835年(天保6年)に建てられた芝居小屋で、現存する日本最古の芝居小屋
「金丸座」を見学しました。

木戸は狭く、中に入ると、左右に下足を預かる場所があります。




華やかな空間。




楽屋



奈落には、スライド式に舞台へと昇っていく仕掛けがあり、人力で動きます。(ブラタモリで映っていました。)



竹で編んだ格子の天井から、花吹雪が舞うそうです。


移築復元、そして耐震構造補強を行い現在の場所にあります。
ここで春に催される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、
大人気で、すぐにチケットは売り切れるそうです。
現役の芝居小屋なのが、凄い!
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旧里見弴邸(石川邸)和館 鎌倉 西御門サローネ

2017-06-01 | 日本建築
見学は、まず和館から始まりました。
茅葺屋根の風情ある建物で、
しばらく雨の降る庭を眺めながら、建物概要の説明を聞きました。













帰りに、閉館した神奈川県立近代美術館へ。



新館は、消えていました。



右側の建物は、在りし日の新館。

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まちたびにしのみや2016 旧山本家住宅 山本清記念財団

2017-02-28 | 日本建築
夙川駅からすぐに夙川にでて、川沿いの遊歩道をうらうら。
桜の季節は、さぞ美しいでしょうね。


こおろぎばしあたりで土手に上り、住宅街を抜け、暫く歩くと着きました。

和洋折衷の元個人邸宅。
長く大切に住まわれ、5代目所有者の山本清氏の遺志により
財団が設立されて、収集した美術工芸品の展示や地域の文化交流の場として
使われています。






















茶室や蔵もあります。

昔、地下室があったときの通気口


竣工 1938年
設計 岡田孝男
所在 兵庫県西宮市結善町1-24


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四万温泉 積善館 元禄の湯

2016-11-12 | 日本建築


川底より湧く源泉の 5つの湯船


向かって右側に見える小さなアーチの扉は
源泉の蒸気を使っている蒸し風呂
扉を開けると 低い天井の押し入れのような空間に
タイルのベットがあります。



なぜ 5つの湯船があるのか 考えながら 湯船でゆらゆら。



で、このトンネルをくぐって 佳松亭に戻ります。



気分は タイムトラベラー(笑)
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四万温泉 大正ロマンの積善館へ

2016-11-10 | 日本建築
ナビは目的地周辺ですと告げ、案内は終了。
赤い橋の奥に、写真でよく見る建物が。
「千と千尋の神隠し」の「油や」のモデルといわれている積善館。
この風景が見たくて、四万温泉に来たのでした。
<







橋の袂に車をとめ、とぼとぼと歩いてその建物の中で
名前を言うと、この日泊まる部屋は、高台にある佳松亭。
街なかからぐるっと車を走らせることしばし。
案内看板が見えて、ほっとしました。
部屋でお茶を頂き、本館のお風呂へと向かいます。
高低差のある敷地に、佳松亭・山荘・本館があり、
エレベーターを乗り継いで、元禄の湯を目指します。


トンネルを抜けると、本館です。お風呂へ向かう前に、ぐるっと ひとまわり。

すっかり夕闇に包まれています。



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九州女子旅 唐津 旧高取邸

2016-07-02 | 日本建築
一泊二日の6人女子旅。
幹事を務めさせていただきました。
東京も雨でしたが、福岡空港に降り立つと、雨がお出迎え。
交通機関の乗換待ち時間を考えて
レンタカーを借りたので、行き先は自由に変更できるのが嬉しい。
8人乗りのノアで出発~!

高速を降り、見事な「虹の松原」を抜けると唐津城が見えました。
まずは早めのランチ。

渚館きむらで、イカ活造り定食を頂きました。
足は、そのあと天ぷらにしてもらいました。


唐津に来た目的は、旧高取邸を訪ねたかったから。
胸が高鳴りましたが、館内は撮影禁止。。
グループごとのガイドツアー。
杉戸絵と能舞台のある炭鉱王のお屋敷です。
洋間は、入口から覗き込むだけで中には入れませんでした。
内部見学後、建物の周囲を一周。










雨が降りしきっています。
竣工 1905年 (1918年増築)
旧高取家住宅
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飛騨古川 八ツ三館

2015-09-05 | 日本建築
私が飛騨古川に惹かれるのは
八ツ三館があるから。

ただいま~!といいたくなる
懐かしい空気が流れているのです。






応接間「鹿鳴館」でウエルカムドリンク。抹茶です。


ベンガラ色の廊下は、夜になると艶かしくみえます。


招月楼ロビー




この階段を上ると、七福神の名の客室が有ります。
お願いして見学させていただきました。




八ツ三館の良さは、招月楼にあります








おもてなしの心遣いや、イタリアンっぽい創作和食の一皿にはっとしたり
慌ただしい日常を忘れて まったりと時が過ぎる宿「八ツ三館」
大好きです。
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ホテルオークラ東京 茶室 聴松庵で点茶を楽しむ 

2015-04-29 | 日本建築
地下鉄を乗継ぎ、ホテルオークラ東京へ。
本館7階に、お茶室聴松庵はあります。

初めて訪れた今年1月は、見学のみだったので
予約して とても楽しみにしていました。

ちょうど外国のお客様が先に来られていて、
英語を交えながらの茶道の心の説明に耳を傾けました。
茶室は、裏千家又隠を模したもの。

photo by OZ










立礼席でお茶を頂きました。(炭火でした)
美しい作法を見ているだけでも 心休まります。

 

躙口ではなく、貴人口 です。




本席の床の間の掛け軸は「漁夫生涯竹一竿」一休宗純筆の複製。







待合の外は、曲水庭という空中庭園になっています。




枝垂れ桜は、硬い蕾でしたが
それはそれで 美しい風景でした。

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大正のロマン漂う旧柳下邸

2014-05-16 | 日本建築
根岸の高台から長い階段を下ると
根岸八幡神社脇にたどり着きました。
ちょうど八重桜が満開。



根岸なつかし公園の少し小高くなっているところに
洋館が見え、遠くからでもよくわかります。
明治初頭に横浜で金属の輸入業を営んでいた柳下家の本宅で、
平成8年に横浜市に寄贈され、改修工事を経て公開されています。
和館、洋館、土蔵のあるお屋敷です。
ちょうど五月のこどもの日の展示準備中でした。
































建物の雰囲気にあった家具等が多く、係の方に聞いたところ
住んでいた方の所蔵品を借りて展示しているのだそうです。
掛け軸や市松人形など、かつての雰囲気を伝えています。
いつまでもこの家があって欲しいと望み、寄贈された方の想いが
随所に感じられる建物です。
古き良き時代の豊かな暮らしが 伝わってきます。
またいつか、訪ねてみたいと思います。

それにしても横浜市の文化財保存への取組は、とても素晴らしくて感心します。

竣工 1921年前後
所在 神奈川県横浜市磯子区下町10-6

2014.4.12
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蕉雨園特別公開と邦楽コンサート

2013-12-10 | 日本建築
塀をたどって表通りに出ると、そこは講談社野間記念館。
入口に、小さな張り紙がありました。

≪蕉雨園特別公開 邦楽への誘い≫
2013年12月5日(木)・12月6日(金) 
     午前の部 午前10時半~ 午後の部 午後2時~(計4回)
募集人数 各回30名様 (先着順)
残り僅かです。

………

家に帰り、OZに話すと
「もしかしたら、リヒテル(ピアニスト)がライブ演奏をした場所?」というので
調べたら、やはりそうでした。

ー「タワーレコード・オンラインショップ」より抜粋ー

リヒテルが日本家屋で行なった幻のコンサートが日の目をみる。

リヒテル幻の東京リサイタル

録音嫌いだったリヒテルの芸術は、ライヴで味わうしか術がありませんが、最高の演奏が高音質で残されていました。
1984年3月27日に、東京都文京区にある蕉雨園で行われた「幻の東京リサイタル」。当時69歳のリヒテル円熟芸を味わえます。
蕉雨園は明治30年(1897)建造の宮内大臣田中光顕伯の邸宅だった純日本家屋。
ここを気に入ったリヒテルたっての希望でピアノが運ばれ、コンサートが催されました。このコンサートは一般公開ではなく、
招待客のみのごく小さなものでしたが、NHKが収録してテレビ放映され、非常な話題となりました。
ドビュッシーの前奏曲集第1巻から10曲も披露。全曲でないのが残念ではありますが、これだけまとめて、しかも高音質で聴く
ことができるのは、まさに奇跡と申せましょう。いずれも絶品なうえ、「西風の見たもの」などでは往年の凄まじいテクニック
を披露してくれます。
ハイドンの2篇のソナタも神業。あまりの凄さに曲の終りまで身動きもとれないほど。リヒテル最良の魅力と凄さを
あますところなく収めた、ピアノ音楽録音の宝の出現です。

発売日2013/12/31
【曲目】
1.ハイドン:ピアノ・ソナタ第24番ニ長調 Hob.ⅩⅣ.52
2.同:ピアノ・ソナタ第32番ロ短調 Hob.ⅩⅣ.32
3.ドビュッシー:「前奏曲集第1巻」~デルフィの舞姫たち/帆/野を渡る風/音とかおりは夕暮れの大気に漂う
/アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/とだえたセレナード/沈める寺/パックの踊り
4.同:「映像第1 集」~水に映る影
【演奏】
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
【録音】
1984年3月27日 蕉雨園(東京都文京区)ライヴ
STEREO


あの蕉雨園の門の中へ…。
日射しを浴びて 紅葉がひときわ鮮やかです。






写真撮影は、NGなので拙い文でご案内します。
まずは、庭園を散歩。
起伏のある地形を利用した庭園は、湧き水のある池が谷底に見え
まるで武蔵野の林の中に紛れ込んだかのよう。
車の音は聞こえず、時折小鳥のさえずりが聞こえてきます。
目白に、こんな雄大な庭園があるとは
思いもしませんでした。

蕉雨園は、入母屋造りで、唐破風の玄関は重厚な雰囲気。
正面玄関の左右には、花頭窓。寺院にみられる、火の形で 釣り鐘のようにも見えたりします。
玄関の側に、待合のような洋間があり、その奥に応接室の洋間があります。
外観は和風ですが、洋間があるのにはちょっと驚き。
寄木細工の廊下が続きます。
客間は、折上格天井の書院造り。
華やかな竹林の絵を描いた帳台構えもあります。

床を背に、並べられた座布団に座り待つと
さーっと窓が開け放たれ、庭の景色が広がりました。
紅葉の庭を借景に
邦楽「京鹿子娘道成寺」を鑑賞。
折しも 体調が悪く薬を服用中のため
しばらくすると 瞑想しだして
冷や汗が。
風が冷たく 体が消えきり 頭のなかも真っ白。
鼓の音が いつまでも響き渡って聞こえました。

幽玄なロケーションに
邦楽の組み合わせ。
もてなす気持ちが伝わってきました。

明治30年に建てられた建物は
移築されることなく、同じ場所にあるという。
周囲の樹木は育ちすぎて、その全容をみることを阻んでいるかのよう。
普段非公開なのが 残念です。
ただただ 驚きのひとときでした。
リヒテルのライブ演奏CD、聴いてみなくちゃ。



所在 東京都文京区関口2
2013.12.6

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横山大観記念館

2013-09-17 | 日本建築
旧岩崎邸からほど近い場所に
日本画家 横山大観の住居兼アトリエだった建物
「横山大観記念館」があります。



門をくぐり、建物入口までは
さほど距離はありませんが
なぜか遠く感じる不思議なアプローチ。



京風数寄屋造りの建物が目に入ります。

館内は写真撮影禁止なので
心のアルバムに刻んできました。

初めてここを訪ねたときは
都心にこんな場所があるだなんて
信じられませんでした。

客間の「鉦鼓洞」と名付けられた部屋から
武蔵野の面影を残す、高低差のある庭園を眺めると
なんて贅沢な日常を過ごしていたのだろうと
思わずにはいられません。
大観の愛した大島桜が咲く季節に
訪れたいものです。

囲炉裏端に座って庭を眺めていたら
学芸員の方から記念館の見どころを解説してもらえました。
行かれたら、ぜひ会津若松出身の学芸員の方のお話に
耳を傾けてくださいね。
ガラス越しではなく見ることのできる作品と
建物の魅力を教えてくれます。

開館日が少いのと
写真撮影禁止なのが残念ですが、
上野池之端にお出かけの時は、ぜひお出かけくださいね。
お薦めします。

そうそう、この秋 横浜美術館で横山大観展が開催されるそうです。

横山大観記念館◇東京都台東区池之端1-4-24

2013.9.7
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文京区千石の「おとめ湯」見学会

2013-09-16 | 日本建築
文京区千石にある銭湯「おとめ湯」の見学会に行ってきました。
今年6月30日に、60年の歴史に幕を閉じた銭湯です。
夏の終わりとはいえ、溶けるような暑い昼下がり。
JR巣鴨駅からぶらぶら日陰を選んで歩きます。





福音館書店を見つけて
ちょっと興奮。



ところどころピンク色に塗られていて乙女チックな外観です。
その「乙女」かと思ったら
昭和29年に建てられた「おとめ湯」の命名は
先代の奥様の名「とめ」さんからとったのだそうです。







唐破風に千鳥破風、脱衣場は折り上げ格天井。
非日常な極楽空間。







脱衣所の外にある坪庭。温泉にきたみたい。
洗い場にも立派な中庭があり、男湯と女湯どちらからも眺められます。



「女湯」ペンキ絵は岩手の陸中海岸





火の落とされたお釜



「男湯」ペンキ絵は和歌山瀞峡







タイルはピカピカ。
ほんとうに廃業した銭湯?

係の方に聞いたら、見学会のために
ご主人が磨いてくれたのだとか。
時折見学会の様子を覗きに来ていました。



窓の外の中庭には池があり、今はもう水は抜かれています。
洗い場の覗き窓から鯉を眺められたそうで
鯉のパネル写真が有りました。まるで泳いでるみたいでしょ。



中庭の壁には、鏝絵の鶴が舞っています。








再開したのだと思って、お風呂に入りに来たおばあさんや
リニューアルオープンはいつだい?と聞きに来たおじいさんがいたりして
熱気にあふれた見学会でした。
あまりにの暑さに汗だく…いますぐお風呂に入りたい気分で後にしました。

東京には、まだまだ現役の宮造り銭湯が残っています。
どこか入りに行きたいなあ~。

所在◇東京都文京区千石3-31-12
2013.8.16
2013.9.1(この日は町田忍さんのトークイベントが有り、洗い場はごった返していました)
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かたくら諏訪湖ホテル迎賓館菊の間

2013-02-27 | 日本建築
諏訪の宿は、かたくら諏訪湖ホテル。
チェックアウトの際に、日本庭園の奥に見える数寄屋造りの建物
片倉財閥の別荘として建てられた迎賓館を見学しました。

旅行前に、某旅行会社からパンフレットが送られてきて、
気になっていた建物です。
「ちょっと贅沢に女子会応援プラン」
最大13名様まで収容可能。
和室2室、水屋、洋室応接間等
1棟貸切で気兼ねなく一夜語らい合えそうなプラン。

この日、迎賓館の洋館部分は宿泊者があり、見学はできませんでした。
人気のない建物内は、冷え冷えとした空間でした。















ガラス戸上部は雪見窓風で、風情ある雪の庭園が映えていました。

◇かたくら諏訪湖ホテル迎賓館
竣工 1928年
設計 森山松之助
長野県諏訪市湖岸通り4-1-43

※一般公開は行なっていないそうです。
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揚輝荘

2012-11-18 | 日本建築
橦木館で、ふと 手にしたパンフレット。
満月に照らしだされている幽玄な洋館のイラストでした。
初めて聞くその名は「揚輝荘」。

とても心惹かれて 行ってみました。

地下鉄覚王山駅を出ると、日泰寺までの参道で
街に仕掛けるアート「覚王山参道ミュージアム+揚輝荘」というお祭りに遭遇しました。
アートフリマには、後ろ髪をひかれましたが、スルー。
ありとあらゆる手仕事のフリマ…。
ゆっくり見てみたかったです。


日泰寺

揚輝荘は、松坂屋初代社長伊藤次郎左衛門祐民によって1万坪の森を切り拓いて
築かれた別邸で、かつては30数棟の建物が点在していたそうです。
空襲やマンション開発などで様子が変わりましたが、当時を偲ぶ建物が
名古屋市に寄贈され、公開されています。


正門近くの橋


揚輝荘につくと、テントがあり
揚輝荘ボランティアの方に「聴松閣という洋館を見たくて来ました。」と告げると
「ああ、残念ですが 工事中です。完成は来年の8月です。」
「外観だけでも見たいです。」
「全体が足場が掛けられシートで覆われているので、見ることもできません。」
「そうですか…。」ひどく落胆してしまいました。
「少しだけ見えるところがあるので、よろしければご案内しましょうか?」
「エッ、ぜひお願いします!」

マンションの間を通り過ぎて、洋館の前にたどり着き、車寄せ近くを垣間見ました。
かつて建物の間をを結ぶ地下道があったのだそうです。
今はもう見ることはできませんが、トンネルの東口が再発見された石碑がありました。




白雲橋

 

お稲荷さんもあります。青い布は、アート作品です。




信長塀

伴華楼という建物内部は、ガイドツアーに入らないと見学はできないそうで
約1時間の見学会に参加させてもらいました。

尾張徳川家から移築された茶室付の和室に洋室が増築されたのだそうです。







 









 

うさぎのレリーフ
ここ覚王山は、お月見の名所なのだそうです。



煙突に、魅了されました。
聴松閣…工事が終わったら、見に行きますね!

揚輝荘◇伴華楼
設計 鈴木禎次
所在 名古屋市千種区法王町2-5-1
施工 竹中工務店(名古屋の織田信長の家臣 竹中藤右衛門が創業なのだそうです)

2012.11.3
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夏の飛騨と信州の旅 こきりこの里 村上家

2012-08-18 | 日本建築
20年前に高山から金沢までドライブしたときは、かなり時間がかかり
夕刻が迫っていたので白川郷脇を素通りしました。
現在は東海北陸自動車が完成し、世界遺産の白川郷・五箇山まで短時間で行けるようになりました。

色々見たい場所がありますが、この日の宿が遠いので、五箇山へ向かうことにしました。
古川から飛騨卯の花街道を通り、飛騨清見インターから五箇山インターを目指します。
高速道路は快適ですが、真っ直ぐな、長いトンネルの連続で景色は見えません。
中でも飛騨トンネルは国内2位の10.7km。(1位の関越トンネルは11.05km。)
よくわからないまま、白川郷インターを通過し、五箇山インターで高速を降り
国道156号を少し走ると、菅沼合掌造り集落の駐車場入口に到着。
集落への一般車の侵入は禁止で、ここで車を降り、道下の集落までエレベーターで降りて散策するのだそうです。
ちょっと車を止めて、景色をみました。



遠くに見える合掌造りの家が、まるでミニチュアのよう。

相倉の手前にある、合掌造りの家 村上家を見学。







屋根の厚みが凄いです。



屋根が両手を合わせた
合掌の形になっていることから合掌造りと呼ばれています。

約400年前に建築され、当時の様式を伝える
一重4階切妻造り茅葺の合掌造り家屋です。



1階は囲炉裏のある居間や座敷が続いています。
風雪に耐えてきている歴史を感じる梁や天井に圧倒されて
写真はほとんど撮りませんでした。
平成元年まで、住んでいたのだそうです、

2階、3階は、かなり蒸し暑く、長居はできません。
資料展示室となっています。


二階


三階へは はしごで昇ります。



1階の囲炉裏端にお茶が用意されていました。
薬草カワラケツメイ草のお茶だそうです。


説明してくれた女性の方は、村上家の方で
こきりこの使い方や、ささらを鳴らしてくれました。

囲炉裏上部の天井は、一度も張り替えたことがないそうです。
いぶされて 黒く光っていました。
季節のうつろいを400年…。
厳しい自然と向き合う暮らしは、さぞ大変だろうなあと思いつつ
後にしました。

村上家◇国指定重要文化財
所在 富山県南砺市上梨742

2012.8.7


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