きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

窓に想う…

2009-07-18 | 
蒸し暑い日が続いています。
梅雨が明けて、いよいよ夏ですね。

いつもつたないブログを読んでいただき有難うございます。
週末は、家事を済ませ ふっと空を見上げると
もうこころは どこかへ。
気分が乗ると 2・3か所周ってみたりしてしまい
写真の整理が追いつきません。
季節に置いて行かれそう…。



蔦の絡まる窓。
中学の頃
本の中の好きな言葉を書き写すのが好きでした。
一行のこともあれば、数頁にわたることもありました。
万年筆のインクに凝ったり、付けペンで不思議な色のインクで楽しんだり。

「私は、自分の中からひとりで出てこようとしたところのものを生き
てみようと欲したにすぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか。

デミアンの冒頭の言葉です。シンクレールの通ったギムナジウムの私のイメージは ちょうどこんな窓。



今月6日に土居健郎さんがお亡くなりになりました。
漱石文学の精神分析本
『漱石文学における「甘え」の研究』の著者です。

この文庫本の表紙の H師に の裏に いつ書いたのか判らないけど書き込みが。

ストレイシープ

漱石の本以上に読み返したかもしれない。
面白いです。
コメント (6)
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トムは真夜中の庭で

2008-06-10 | 
子供の頃
トムは真夜中の庭で という本が好きだった。

ときどき思い出すのです。
初めて読んだときの
あの感動。

大人になった今でも
大切にしている一冊です。




◇トムは真夜中の庭で
岩波書店
フィリパ・ピアス (著)
高杉 一郎(訳)
コメント (2)
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花の館

2008-05-26 | 
横浜の洋館。
薔薇を見ると、思い出す。

わたなべまさこ著の少女漫画。

あらすじは、
パリでフラワーデザインを志す三千代が、記憶を失った青年山口淳と結婚し、帰国。
二人の女の子に恵まれ、幸せな日々を過ごすが、長女と出かけて交通事故に会い、
失った記憶を取り戻すが、三千代との愛の日々の記憶を失ってしまう。
運命的に、三千代と再会。
山口こと白河はフィアンセとの結婚を控えていた。

少女漫画の憧れは、花に囲まれた美しい住まいと
心優しい美しい女性と幸せ。
夢をくれる、よき日の漫画がここにある。

子供の頃は、米沢に住み、まだ見ぬ横浜に憧れたっけ。
花の館。本当にあると信じてもいた。



横浜の海の見える
丘の上に見つけた白い館

ばらを植え 芝生を植えて…

そのばらがまい年花をふやして

そのばらがまい年花をふやして
愛もそだち…
ひとびとはみな ”花の館 ”と
よびました


◇花の館
わたなべまさこ名作集

著者/訳者名 わたなべまさこ/著
出版社名 ホーム社
発行年月 1993年01月
サイズ 279P 20cm
価格 1,020円(税込)
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鉄のバイエル

2008-04-23 | 
駅で流れている電子音。
普段なにげに聴いている音を
コピーして楽譜に再現している、
4小節のドラマ。

電車の接近音から始まり、発車メロディーへと続く。

以前、タモリ倶楽部で この著者がピアノで弾いているのを見たことがあって、感動した事を思い出した。



曲へのコラムも付いていて、著者の曲に対するイメージが伝わってくる。
鉄道写真も、楽しめます。

この本が出たせいか、先週TVに出演していて、「マリオの効果音を消して画面に合わせて音を出す」という
驚きの技を披露していた。絶対音感を持っているって 凄い!

◇鉄のバイエル
鉄道発車メロディ楽譜集(JR東日本編)
松澤 健◇ダイヤモンド社
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本を買う

2008-03-15 | 
池袋、ジュンク堂で本を買った。
フロアの書籍数の多さに 心がはずむ。
探し歩くのではなく、ネットで買うのが一番楽だけど
やはり 手にとって頁を開いてみたい。

時間があったので、のんびり本を選んで購入した。

■銭湯からガウディまで 一眼レフカメラの建築観察日記◇下村純一

普段、建物の写真を撮っているときに持つ、疑問点など
プロの視点でさらっと伝えてくれる。
「こう撮りたいものです。」的な、ぐっとくる写真が掲載されている。
建物を見に行くのが、ますます好きになりそうな一冊。
海外の写真も掲載されていて、いつか訪れてみたい場所が
またまた増えてしまった。

■東京人◇さよなら交通博物館 2006年3月号
買いそびれていた、バックナンバーを発見。
子供を連れて、何度行ったかわからない。
時の止まったような、湿った香りのする建物だった。
模型鉄道パノラマ運転脇のガラスに両手をついて(私ではありません。子供!)
目の前を走り抜ける列車に見入っていたっけ。
「鉄道少年たちの聖地」のサブタイトルがついている。
写真が多く、感慨深い。
大宮にできた鉄道博物館、まだ行っていないなあ。

東武博物館、地下鉄博物館、電車とバスの博物館、青梅鉄道公園、碓氷峠鉄道文化村・・
いろいろ子供と行ったけど、本当は自分が楽しんでいたような気がする。

■近代化遺産探訪◇清水慶一

サブタイトルが、
知らざれる明治・大正・昭和
古い建築・集落・遺構を探して北へ、南へ。
卓上の研究だけではわからない地元の声を聞きながら、建物をめぐる社会的背景から地域性、時代性まで
独自の視点で探る新しい「多角的近代建築入門」!

リゾートホテルから始まり、発電所、洋館、製糸工場、鉱山と続く。
丁寧に取材し、歴史なども詳しく知ることが出来る。
写真も美しく、ぱらぱら眺めているだけでも楽しい。 
巻末に、現況が記載されていて、現存か、解体かがわかり、便利だ。

■アタゴオルは猫の森 12◇ますむら ひろし

帯の文字に目が釘付け
30年の時を超え、今なお続く日本最長のファンタジー漫画!!

ひでよしは、相変わらずノー天気。
天真爛漫なひでよしに、また会えた。

ますむら ひろし からのメッセージ

「悲しみなんか、ぶちのめすのよおおお」。
ああ、こころにしみてくる。
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