きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

2013年の終わりに

2013-12-30 | このブログについて




今年もまた
たくさんの至福のときを過ごしました。
blogをとおして ご一緒に楽しんでいただけていたら
幸いです。






左手にしびれがあり、レース編みなど
手仕事を休みましたが
来年は 少しづつ始めたいと思います。






きゃおきゃおの庭も、大掃除です。
どうか皆様、良いお年を。
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一橋大学兼松講堂

2013-12-26 | 近代建築
兼松講堂は、株式会社兼松商店(現兼松株式会社)から創業者兼松房治郎翁の遺訓に基づき寄贈を受け、
伊東忠太の設計で建てられた建物です。
2003年4月から2004年3月にかけて本学卒業生等の募金により大改修が行われました。

兼松講堂は、ロマネスク様式です。
半円アーチの窓上の丸い装飾の中にもなにやら魔物たちがいます。
ゴシック建築の教会の魔物をかたどった装飾とは違い
どこか愛らしい魔物たちが随所に見られます。
初めて見た時は、驚きの声をあげてしまいました。
普段は内部見学はできないので、わくわくして見学しました。






















 







貴賓室
ゴールドの装飾に 目が点に。



地下階段の手すり。
たかだか5段分ほどの階段に
面白い魔物たちがいます。

倉方先生の説明によると
口から にゅーっと伸びたものは
気を吐く イメージのこと。







兼松講堂には、本当に魔物たちが棲んでいます。

設計 伊東忠太
竣工 1927年
所在 東京都国立市中2-1


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Merry Christmas 

2013-12-24 | レストラン・居酒屋など たべものや



Merry Christmas



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武蔵野美術大学

2013-12-22 | 戦後建築
雨上がりの午後の見学会。

芦原義信は、1964年に武蔵野美術大学造形学部建築科の教授として迎えられ、
同大学キャンパスの設計に携わりました。
作品としては、銀座のソニービルが有名です。

芦原義信の著書「街並みの美学」を読んでから写真をUPしようと思いつつ
書店で購入して いまだ未読です。



正門から なだらかな階段をのぼり、本館のピロティをくぐると中央広場。

左手に、実にドラマチックなアトリエ棟があります。
柱も、螺旋階段も カッコいいのです。












高層階から見たアトリエ棟



デザイン棟












12号館





2010年に竣工した図書館。
一般の者は入れず、外から眺めましたが
中も外も 書棚で構成されている 不思議な建物。

そして 最後に見つけたものは…



守衛所脇にある武蔵美の看板猫「サバオ」像。
サバオは、2008年9月に死んでしまい、学生がこの像を造ったのだと守衛さんが教えてくれました。
皆さんにに愛されていたのでしょうね。 

武蔵野美術大学
所在 東京都小平市小川町1-736
◇アトリエ棟
設計 芦原義信
竣工 1964年

◇デザイン棟(7号館)
設計 芦原義信
竣工 1965年

◇図書館
設計 藤本壮介

2013.6.22
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東京さぬき倶楽部

2013-12-17 | 戦後建築
早稲田エクステンションセンターの講座で見学した場所を
数回に別けて紹介します。
講師は、建築史家 倉方俊輔さんです。
写真の整理が遅いのと、団体見学のため思うように写真が撮れないのと
再訪しよう!と思いつつかなわず
UPが遅くなりました。

午前中、テーマの建築家の講義を受け、その建築家の建物を見学に行きました。
説明に耳を傾け、メモすると 写真は撮れません…。

この回は、今年生誕100年の大江宏。

さぬき倶楽部は、門の右には「讃岐会館」、左には「東京さぬき倶楽部」のプレートがあります。
1972年に「東京讃岐会館」として香川県の県営宿泊施設として開業し、2003年に民間経営になり
名称が「東京さぬき倶楽部」と改称され、香川県民以外の一般宿泊ができるようになりました。
レストランもあるので、気軽に利用できそうです。









フロントやロビーの壁を飾るのは、香川県産の土を使った焼土タイル。

置いてある家具は、香川県との関わりが深い
日系二世の家具デザイナー ジョージ・ナカシマの作品です。

ジョージ・ナカシマは、帝国ホテル建設の際、フランク・ロイド・ライトに伴って来日し、
東京事務所を開設したアントニン・レーモンド建築事務所に入所した建築家です。

レーモンド経営のペンシルベニア州ニューホープの農場に移住し、その後家具製作を始めました。
作品は高く評価され、世界の美術館に収蔵されています。
訪れたら素材の美しさをひきだした 大らかで、座り心地の良い椅子を
是非体験してみてください。

















レースのようなグリルスクリーン




別館「花樹海」は
明治三十三年頃建てられた藤田四郎氏本邸の一部を移築したもの。
裏手の庭園にある石碑には「御田八幡宮旧跡」とあり、
今は都営地下鉄泉岳寺駅近くにある御田八幡神社が、最初はここにあったようです。

残念ながら、再開発の予定があるそうです。

さぬき倶楽部の見学後、ぶらぶらと街歩き。


可愛らしいモニュメントのある、オーストラリア大使館


旧逓信省簡易保険局


綱町三井倶楽部


慶應義塾大学


 
建築会館

東京さぬき倶楽部
竣工 1972年
設計 大江 宏
所在 東京都港区三田1-11-9

2013.4.27
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蕉雨園特別公開と邦楽コンサート

2013-12-10 | 日本建築
塀をたどって表通りに出ると、そこは講談社野間記念館。
入口に、小さな張り紙がありました。

≪蕉雨園特別公開 邦楽への誘い≫
2013年12月5日(木)・12月6日(金) 
     午前の部 午前10時半~ 午後の部 午後2時~(計4回)
募集人数 各回30名様 (先着順)
残り僅かです。

………

家に帰り、OZに話すと
「もしかしたら、リヒテル(ピアニスト)がライブ演奏をした場所?」というので
調べたら、やはりそうでした。

ー「タワーレコード・オンラインショップ」より抜粋ー

リヒテルが日本家屋で行なった幻のコンサートが日の目をみる。

リヒテル幻の東京リサイタル

録音嫌いだったリヒテルの芸術は、ライヴで味わうしか術がありませんが、最高の演奏が高音質で残されていました。
1984年3月27日に、東京都文京区にある蕉雨園で行われた「幻の東京リサイタル」。当時69歳のリヒテル円熟芸を味わえます。
蕉雨園は明治30年(1897)建造の宮内大臣田中光顕伯の邸宅だった純日本家屋。
ここを気に入ったリヒテルたっての希望でピアノが運ばれ、コンサートが催されました。このコンサートは一般公開ではなく、
招待客のみのごく小さなものでしたが、NHKが収録してテレビ放映され、非常な話題となりました。
ドビュッシーの前奏曲集第1巻から10曲も披露。全曲でないのが残念ではありますが、これだけまとめて、しかも高音質で聴く
ことができるのは、まさに奇跡と申せましょう。いずれも絶品なうえ、「西風の見たもの」などでは往年の凄まじいテクニック
を披露してくれます。
ハイドンの2篇のソナタも神業。あまりの凄さに曲の終りまで身動きもとれないほど。リヒテル最良の魅力と凄さを
あますところなく収めた、ピアノ音楽録音の宝の出現です。

発売日2013/12/31
【曲目】
1.ハイドン:ピアノ・ソナタ第24番ニ長調 Hob.ⅩⅣ.52
2.同:ピアノ・ソナタ第32番ロ短調 Hob.ⅩⅣ.32
3.ドビュッシー:「前奏曲集第1巻」~デルフィの舞姫たち/帆/野を渡る風/音とかおりは夕暮れの大気に漂う
/アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/とだえたセレナード/沈める寺/パックの踊り
4.同:「映像第1 集」~水に映る影
【演奏】
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
【録音】
1984年3月27日 蕉雨園(東京都文京区)ライヴ
STEREO


あの蕉雨園の門の中へ…。
日射しを浴びて 紅葉がひときわ鮮やかです。






写真撮影は、NGなので拙い文でご案内します。
まずは、庭園を散歩。
起伏のある地形を利用した庭園は、湧き水のある池が谷底に見え
まるで武蔵野の林の中に紛れ込んだかのよう。
車の音は聞こえず、時折小鳥のさえずりが聞こえてきます。
目白に、こんな雄大な庭園があるとは
思いもしませんでした。

蕉雨園は、入母屋造りで、唐破風の玄関は重厚な雰囲気。
正面玄関の左右には、花頭窓。寺院にみられる、火の形で 釣り鐘のようにも見えたりします。
玄関の側に、待合のような洋間があり、その奥に応接室の洋間があります。
外観は和風ですが、洋間があるのにはちょっと驚き。
寄木細工の廊下が続きます。
客間は、折上格天井の書院造り。
華やかな竹林の絵を描いた帳台構えもあります。

床を背に、並べられた座布団に座り待つと
さーっと窓が開け放たれ、庭の景色が広がりました。
紅葉の庭を借景に
邦楽「京鹿子娘道成寺」を鑑賞。
折しも 体調が悪く薬を服用中のため
しばらくすると 瞑想しだして
冷や汗が。
風が冷たく 体が消えきり 頭のなかも真っ白。
鼓の音が いつまでも響き渡って聞こえました。

幽玄なロケーションに
邦楽の組み合わせ。
もてなす気持ちが伝わってきました。

明治30年に建てられた建物は
移築されることなく、同じ場所にあるという。
周囲の樹木は育ちすぎて、その全容をみることを阻んでいるかのよう。
普段非公開なのが 残念です。
ただただ 驚きのひとときでした。
リヒテルのライブ演奏CD、聴いてみなくちゃ。



所在 東京都文京区関口2
2013.12.6

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目白界隈 関口芭蕉庵・永青文庫など

2013-12-08 | 美術館・博物館・記念館・園





神田川にかかる駒塚橋を渡り、胸突坂をのぼろう。
と思ったら、右手に木戸が見えました。
「関口芭蕉庵」と書いてあり、公開中の表示が。

小さな池のある、趣きのある庭です。
松尾芭蕉が数年住んだ住居跡だそうです。








どなたが管理しているのでしょう。

永青文庫に行くのが目的なのでした。
江戸時代の熊本藩主細川家の歴史資料や美術品などを管理保存している「永青文庫」は
かつての下屋敷跡に建っています。
旧細川侯爵家の事務所として昭和初期に建てられたもので
樹木の間に ひっそりと佇んでいます。
文化や美術への造詣の深さに驚き。。
窓の外に広がる緑に心洗われました。



新江戸川公園へと続く道があったので
ぐるっと一周り。



そう、あの風景の場所はここ。

元の道に戻り
永青文庫を後にして
胸突坂に戻ると

右手に塀が延々と続いているのに気が付きました。
立派な日本家屋が見え隠れ。
気になります…。



どうやらここが正門のようです。
つづく…。
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東京都立水元公園

2013-12-01 | 公園



昼食後、あわてて洗濯物を取り込んで
サイクリングでも。
と思っていたら、水辺のある公園へOZが車で連れて行ってくれました。
冬はお日様が落ちるのが早くて
あっというまに傾いてします。

息子たちが小さい頃
紙飛行機など飛ばしに来た想い出が…。
ひどく遠い日に思えてしまう。











やっと見つけたもみじ







メタセコイアがメインの水郷公園です。
明日から元気に働くエネルギーを
充電しました。

今 レース編みはお休みして
針と糸と
格闘しています。
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