きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

迎賓館赤坂離宮前庭公開

2009-11-29 | 近代建築
天皇陛下御座位20周年記念行事の前庭一般公開に行ってきました。
天皇陛下も皇太子殿下でいられた時に一時住まわれたご縁の深い
迎賓館を間近で見学できるようにとの企画です。

開館10分前に着きましたが、すでに行列が出来ていました。
胸が高鳴ります。



入場すると、金属探知機を使った手荷物検査がありました。
建物が遠くにかすんで見えます。
ばりばりの逆光です。




建物の装飾は、とてもみごと(派手~!)。
高輪にある旧竹田宮邸の豪華版のイメージです。







門番風きゃおきゃお











正門を内側から見られただけでも満足。
入場時に三つ折りパンフレットを頂きましたが、帰る頃には配布終了となっていました。
次回は、ぜひ建物内の見学をしてみたいものです。
来年忘れずに申し込まなくちゃ。

他の場所で馬車の一般公開もあったようですが…
秋は、学校説明会のハイシーズン。
二男が中3で、この日もいったん家に帰って
午後から志望校へ出かけました。
ああ、忙しい…。

迎賓館赤坂離宮
竣工 1909年
設計 片山東熊
所在 東京都港区元赤坂2-1-1

2009.11.28
コメント (24)
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高輪消防署二本榎出張所

2009-11-25 | 近代建築
文化財ウイーク(11月1日)の続きです。
明治学院を後にして、目黒行きのバス停に立ち、ふっと右手を見ると
坂の上に 可愛らしい塔のある建物が目に入りました。



ああ、こんな場所に在ったのね…。
いつか本で見た建物です。
駆け寄りたい気持ちを抑えて バス停から離れ
信号を渡って その建物の前に着きました。
視界を電線がさえぎるのが残念。
ぐるぐると周りを歩いて 写真を少し撮ってバスに乗りました。

家に帰ってからネットで調べたら、見学が出来ることがわかり
今日行ってきました!



受付で見学したいと申し出ると
快く迎えてもらえました。













望楼は、昭和48年に全庁的に廃止されたそうです。




向かいにある高輪警察署(古い建物はありません)とついになっていた建物で、軍艦のイメージで建てられた建物なのだそうです。

2階のバルコニーに出たところで
シャッターが切れず
ファインダーが真っ暗。
壊れたのかと思ったら 電池切れ…。
なんとまあ、残念~~。
そういうわけで、写真は撮れなくなりました。

展示してある昔の梯子や手動ポンプを見て思いました。
今も 昔も 消防はマンパワーなんですね。
二本榎出張所、いつまでも現役でいて欲しい 建物です。

突然の見学者なのに丁寧に建物の説明をしてもらい、恐縮しました。
お土産に手作りのポストカードを頂きました。

「また、お友達を誘っていらしてくださいね。」の言葉が嬉しかったです。
いつか 今度は電池を満タンにして訪れたいな~。

◇高輪消防署二本榎出張所
竣工 1933年
設計 警視庁総監会計営繕係
所在 東京都港区高輪2-6-17

2009.11.1、11.25
コメント (16)
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明治学院チャペル(礼拝堂)

2009-11-21 | 教会・礼拝堂
正門のなだらかな坂道を、銀杏を踏まないように注意してのぼって行くと
塔のあるチャペルが見えてきます。
右手にはインブリー館と記念館。
タイムスリップしたような…美しい建物が迎えてくれます。
設計者ヴォーリズは、ここで結婚式を挙げています。

チャペルの改修が2008年2月に終わると同時に完成するはずだったパイプオルガン…。

現代の純度の高い金属よりも、ある程度不純物の入った材質のほうがよりよい音がする…
昔作られたパイプオルガンのほうが音色が優れているのだそうです。
合金をオルガン製作者自身の溶融炉で作り出し、
最古の方法で板金するというこだわりをもった工法で作られた、世界で四番目のオルガンが
今年10月に完成しました。
製作者は、オランダのヘンク・ファン・エーケン氏。
美術品のような輝きを持ったパイプから、
どんな音色が響くのでしょうか。









正面は、ひと際高い講堂の舞台のような造りになっています。






シンプルな十字架のステンドグラス。
上空から見ると、建物は十字架の形をしているのだそうです。
学園祭の日曜日、賑わっていました。

◇明治学院チャペル(礼拝堂)
竣工 1916年
設計 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
所在 東京都港区白金台1-2-37

2009.11.1


コメント (18)
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明治学院記念館

2009-11-18 | 近代建築
ガリバー気分です。
 



正面中央にあるのが、記念館。
その右手がインブリー館。
中央奥が、次回ご案内するチャペル。
左手奥が正門です。


記念館前にアンネのバラが咲いていました。


記念館は、元は神学部の校舎と図書館として建てられ、現在は1階に小礼拝堂、2階に明治学院歴史資料館があります。
建築当時は、赤煉瓦造りでしたが、1894年の明治東京地震で大破して、2階部分の木組みを外壁に改修しました。
 





  

歴史資料館




小礼拝堂




前回は、この小礼拝堂を見たくて訪れました。


竣工 1890年
設計 H.M.ランディス
所在 東京都港区白金台1-2-37

2009.11.1
コメント (18)
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旧細川侯爵邸とインブリー館 東京文化財ウイーク2009

2009-11-15 | 西洋館
旧細川侯爵邸は、月1回平日に見学会があり、すべて申し込み制となっているため、なかなか行けません。
今回は、東京文化財ウイーク・日曜日の一般公開。さっそく葉書で申し込みました。



門をくぐると、緑の多い敷地の左手奥に和敬塾本館が見えてきました。
館内は撮影可能でしたが、あくまでプライベート用の許可なので、残念ですが写真はUPしません。

戦後連合軍に接収されましたが、大きな改修はされず、その後(財)和敬塾の所有となりましたが、ほとんど使われること無く保存状態の良いまま今日にいたっています。
現在は、和敬塾本館として利用されています。
接収されたのがオランダ軍だったため、ペンキで塗りたてられたり破壊されること無く返還され、その後使われなかったために当時の照明などが残ったのだそうです。接収時、やむなく引っ越した先は、当時事務棟として使われていた場所、現在の永青文庫だという説明が興味深く感じました。

私が持っている「お屋敷拝見」の本で見る、ちょっと薄暗くておどろおどろした印象…。
一歩建物内に入って消えました。

1階は、来客用の部屋として、応接間・大食堂・喫煙室・書斎があります。
喫煙室は、半円形の張り出し窓があり、網がインテリアとして壁に下がっていたため、当時は魚の間と呼ばれていたそうです。
書斎は、栗材を使ってざっくりと刻んだ跡の残る梁を天井や壁にあしらい、重厚なチューダー様式となっています。
玄関ホールや階段室には、卍崩しの木組みが使われ、エキゾチックな雰囲気をかもし出しています。
思ったよりお屋敷は広く、迷子になりそうでした。
この日は、根付作家による作品の展示と尺八の演奏があり、よく公開記事を読んでいなかったので、めんくらいました。申し訳なかったのですが、あまり興味が無く、とまどいました。
見学は、一筆書き状態で、後戻りはできません。見学終了後に自由に見て周れないのも旧古河邸と同じでした。
こうやって、良い状態を保っているのでしょうね。

通常公開していない3階で、絵画サークルの展示会があり、行ってみることにしました。
建物左手にムーミンハウスのような塔屋があり階段室となっています。
螺旋階段をのぼって行くと、思いもかけないような広い屋根裏部屋に着きました。
思い思いの絵画が展示してあり、楽しく見させていただきました。
ここは、子供部屋や書生の部屋。物置があったそうです。
見晴らしもよく、カテドラル聖堂が見えました。

南側の庭に出て、建物を見上げると、あまり印象に残らない、ごく普通の大きめの家といった感じ。
風が吹くと、ぱちぱちと音を立ててどんぐりが雨のように降ってきました。
男子学生寮の敷地にある洋館、不思議な空間でした。
写真は、下記和敬塾HPをご覧くださいね。

旧細川侯爵邸(和敬塾本館)
竣工 1936年
設計 大森茂・臼井弥枝
所在 東京都文京区目白台1-21-2

この日午後からは、明治学院大学のインブリー館へ。
オープンキャンパスに行った時、扉は閉まっていて、見ることは出来ず、この公開を楽しみにしていました。
当時明治学院で教えていた、宣教師の住宅として建てられ、のちにインブリー博士が長年住んだことから「インブリー館」と呼ばれるようになった洋館です。











 



  

窓のデザインが気になります。



窓の外に見えるのは、記念館。



内部は、もっと質素な造りかと思っていましたが、上質な内装の洋館でした。

◇インブリー館(明治学院大学)
竣工 1889年
設計 不詳
所在 東京都港区白金1-2-27

2009.11.1

コメント (14)
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首都圏外郭放水路 調圧水槽

2009-11-11 | 社会科見学
台風前日の大雨の日。
いつか 訪れたかった場所に立つことができました。
外気温は16℃。着込んで出かけたのに
ここは19℃。意外と暖かいです。

地下約22mに造られた、長さ177m、幅78m、高さ18m。
重さ500tの柱が59本ある巨大空間。

見学時間は1時間30分間。
前後のレクチャーが長く、調圧水槽の見学は約10分間。
端から端まで歩くぞー!と意気込んで臨んだのに
見学範囲は狭く、ちょっとがっかり。
でも、見学できて良かった!
翌日は台風のため稼動予定で、見学は中止となりました。




広い草原を抜けていくと 階段室への入り口があります。



階段昇降時の撮影は、禁止です。
渋滞しますからね…降りきって、階段を見上げました、







第一立抗




調圧水槽







首都圏外郭放水路 調圧水槽
埼玉県春日部市上金崎地先
要予約

2009.10.7

※階段部の写真を追加しました。2009.11.14更新
コメント (26)
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バラの園へ2

2009-11-09 | 美術館・博物館・記念館・園
バラの実を初めて見ました。
可愛いですね。
ビンゴメイディランドと言う花の実です。一輪だけ 咲いていました。

 

温室があり、熱帯植物が育てられています。

 












日も傾きはじめ、バラが夕日を浴びて輝いています。














場所は、バラの聖地「京成バラ園」です。
雨漏りさん、当たり~!です。


想像以上に種類が多く、感動しました。
美しいものを見すぎると、だんだん感覚が麻痺してくるような気がします。
どれも、美しいのです…。
そして香りを楽しみ、気分は蝶々(笑!)

四季咲きでないバラもあり、春に再訪したいと思います。
バラの園を出た後は、広い売店で中輪の「和音」
というバラの苗を買いました。
風の強い我が家のべランダで、上手く育つか心配です。
バラ用の深鉢と用土も買い、けっこうな出費になりました~♪

京成バラ園
千葉県八千代市大和田新田755

訂正■レンズの名前は、誤 短焦点レンズ→正 単焦点レンズです。家人に笑われました…。
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薔薇の園へ

2009-11-07 | 美術館・博物館・記念館・園
午後の遅い時間に
薔薇の園を訪ねました。

凛として 気品ある姿に見とれて 時の経つのを忘れました。













 








たくさん見すぎて
名前と香り 忘れてしまいました。

2009.11.3
コメント (13)
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きゃおきゃおツアー その4 旧竹田宮邸  

2009-11-03 | 西洋館
この日を選んだのは、仏滅で ブライダルフェアー開催日だから。
やっぱり見学の〆は西洋館。

桜坂をわいわいとのぼっていきました。
この洋館の設計者は片山東熊。
ジョサイア・コンドル 第一号の弟子です。

ホテルの係りの方が、廊下にたくさん待ち構えているけど、
言葉を交わさずスルーしようとしたら
ちょうど模擬結婚式を行っていて どうぞどうぞと誘われてチャペルの
中へ。モデルのカップル、素敵でした。ここは、元食堂です。

プールのある庭に出て、外観を眺めました。

玄関ホールには、足拭きマットは見当たりません。
素敵なタイルがよく見えます。
2階は、控え室のセッティングで、見学者はいません。
くるっとまわって1階へ。

友人と話しながら、子供達の結婚式への夢はふくらみます。
最近結婚式も多様化して、自由な発想で形式ばらない形が多いよね~。
という結論に。

ああ、でもその前に
就職できるかな~。。
我が家の息子は高校生と中学生。子離れしなくちゃね。
ここも、前回写真をたくさん撮ったので撮りませんでした。








ウェディングドレス、着てみたいな。
どうみてもウエストが入らないわね~。
乙女心がうずきます(笑!)





今は使われていない正面玄関。
ドレスをまとって、ここから中へ入る夢を見ました。

ウエディングフェアー
玄関
チャペルと1階客室
階段と2階客室

雨は、お昼ごろには上がってほっとしました。
最後に懐かしのアンナミラーズでお茶をして反省会。
最近見学のはしごをしていなかったので、心配だったけど
計画通りに見て周れ、楽しかったと言われて、ほっとしました。
また今度ねっ!

今回は「ジョサイア・コンドル」にちなんだ建物を選んでみました。

いつもブログを読んでいただいている
まだ見ぬあなたも
いつかご一緒しましょう~!

◇旧竹田宮邸(グランドプリンスホテル高輪貴賓館)
竣工 1911年
設計 片山東熊
所在 東京都港区高輪3-13-1
   1972年 村野藤吾により改修 

メールをくれた友人から
「ブログを見て葛西臨海公園に行ったら、コスモスは終わっていたよ」
と言われました。
出かけてからブログをUPするまで一週間。季節が過ぎてしまいました。
リアルタイムに更新していないことを反省し、一生懸命UPしたけど今回もやっぱりずいぶん時間がかかりました。
次回からは、いつものゆるい更新ペースに戻ります。
コメント (20)
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