きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

OPEN CITY MARUNOUCHI 昭和モダン建築ツアー

2019-10-22 | 戦後建築
「OPEN CITY MARUNOUCHI」というイベントをご存じですか?
大手町・丸の内・有楽町エリアを、より身近に感じられるよう
普段立ち入ることのできない場所などを巡り、魅力を発見するイベントです。
その中の一つ、「丸の内のモダン建築を巡るツアー」に参加しました。

ツアーガイドは、三菱地所設計の社員の方。
まずは三菱一号館歴史資料室で、資料映像「丸の内の都市空間の軌跡」を観て、丸の内の歴史に触れました。

新東京ビルヂング

元・レーモンド事務所の杉山雅則さんデザインの横連窓が目を引きます。







大理石をスライスして本のように開き、左右対称の模様が美しいエレベーターホール












国際ビルヂング

モザイクタイルのエレベーターホール 知りませんでした。壁の陶板の大きさにもびっくり。






新国際ビルヂング 今は使われていない「旧会員制クラブ」を見学 専有面積は、かなり広いです。



雨が降り出した中、普段立ち入ることのできない屋上へ

遠く帝国劇場の屋上に鳥居とお社が見え、国際フォーラムの庭園も見えました。

新有楽町ビルジングを外観見学し、有楽町電気ビルヂングで解散となりました。
ガイドの方が見どころのツボを押さえていて、専門用語を交えながらの解説がとても良かったです。
丸の内のオフィスビルの魅力を満喫したひとときでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海大学代々木校舎

2017-05-11 | 戦後建築
日本武道館、京都タワー、そして特撮映画のロケ地として有名な東京都水道局長沢浄水場を設計した
建築家 山田守は、東海大学の創建時に関わり、建設工学科の主任教授として学生の教育にあたるとともに
同大学施設を多く手がけました。


1号館(竣工 1955年) 凛として神々しい感じ。



オーダー、迫力あります。

2号館(竣工 1958年)

X字型の校舎は、緩やかな曲線を描いています。














玄関ポーチのマッシュルームコラム おおーって見入っている傍ら、学生は素通りしていきます。あはは。。
建物内には、螺旋状のスロープがあるそうで、いつか見てみたいものです。



所在 東京都渋谷区富ヶ谷2-28-4
設計 山田守/山田守建築事務所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御堂ビル(竹中工務店大阪本店)イケフェス大阪2016 

2017-04-02 | 戦後建築
イケフェスの見学会に参加しました。






外壁のタイルは茶色、灰土の 3系統の濃淡 で 6種類の色調を混ぜて貼られいるのだそうです。




箸作りなどの体験コーナーもありました。大人気!


ロビーの壁一面 大工道具をモチーフとした壁面レリーフ




7階受付ロビー 自然光と照明のハーモニー






屋上緑化にも取り込んでいます。



地下「Tsダイニング」で珈琲のサービス
いたりつくせりの見学会でした。
大切にしているものや、新しい取り組みなど
見学を通して学びました。




設計  竹中工務店(岩本博行)
竣工  1965年
所在地 大阪市中央区本町4-1-13

フリーペーパー「月刊島民」Vol.99が置いてあり、初めて手にしました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちたびにしのみや2016 浦邸

2017-03-01 | 戦後建築
旧山本邸の道の向かいに、その建物はありました。
数学者の施主 浦太郎がパリに留学中、親交のあった吉阪隆正に設計を依頼して建てられた
住宅です。
土地選びから二人で行い、鉄筋コンクリートの住宅が1956年に完成しました。
八本の柱で、宙に浮いたような形。
ピロティを見学させていただきました。



















築60年とは思えない、モダンな造りで
どんな暮らし方をなさっているのかなあと
想像はつきません。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その11 中央セミナー館ほか

2016-06-16 | 戦後建築


中央セミナー館



国際セミナー館





大浜岬


通行不能な かや橋



その後、国会図書館へ行き
「建築文化 1979年 VOL34 特集大学セミナー・ハウス」
を閲覧しました。
創生期から7期までの熱気が伝わってくる記録
ひとつひとつの建物の意味を
教えてくれます。
老朽化を口実にせず、美しいデザインを 補修・修繕して
もっと大切にして欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その10 宿泊ユニット(ユニットハウス)

2016-06-13 | 戦後建築
1965年に竣工した宿泊ユニット100棟と中セミナー室2棟、小セミナー室5棟からなる宿泊ユニット群
自然の地形を生かし、既製品のコンクリート杭を打ち込み、コンクリート床スラブの上に建てられた
プレハブハウス。
セミナー室を中心に円状や直線的に建てられ、
共同浴室、トイレなどを含め 集落ができたのです。

時が流れ 時代が変わり、
トイレなどの水回りや冷暖房設備がないユニットは老朽化のため
稼働率が悪くなり2006年に大半が壊されました。
現在は、アートビレッジとして活用されています。







老朽化は、メンテナンス不足もあって加速したのではないでしょうか。
夢のあとは、森になりつつあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その9 教師館(松下記念館)

2016-06-12 | 戦後建築
松下幸之助氏の寄贈による建物








屋上広場は閉鎖されています。


初めてここに立ったとき
感動しました。
リズミカルな かたちの面白さ。













外壁を修繕してほしい。。

竣工 1968年

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その8 二十周年記念館

2016-06-11 | 戦後建築














ポップな宿泊棟で、トイレと浴室は共用のようです。
手すりは塗装がはげていたりして気になりました。

竣工 1989年
設計 U研究室

第1期(1965年)から始まったU研究室設計の
建設工事は、第8期のこの記念館で終わりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その7 図書館

2016-06-10 | 戦後建築
図書館として建てられましたが、現在は、30名用のセミナー室になっています。









七つのセミナーハウスと七つの宿泊群を象徴した
7枚の葉がシンボルマークになっています。


ちょっとのぞきこんじゃいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その6 講堂

2016-06-09 | 戦後建築
建築ディテールを探しながら
建物を巡ってみました。

本館のブリッジを渡ると、丘陵の一番高いところに
屋根の形が面白い講堂が見えてきます。



ガラス越しに見たエントランス






鉄筋をぐるぐる巻いた押手

初めて講堂に入った日のこと

2016年2月20日土曜日
朝から冷たい大雨が降りしきり、出かけるのをためらいながら
家を後に。
電車を乗り継ぎ、京王線北野駅に着くと、接続よくバスに飛び乗ることができました。
吊革につかまりながら、水滴のついた窓をぼーっと眺めていると
これから参加するイベントに行くと思われるグループの会話が聞こえてきて
ちょっとホッとしました。
この方々の後をついていけば、迷わず着けそう。。
野猿峠で下車し、大学セミナーハウスを目指し
坂道を上ります。
本館が見え、おーっと思ったら
講堂はさらに坂道の上。
悪天候にかかわらず、講堂は満員で熱気にあふれていました。
イベントの名は、国立近現代建築資料館主催の
「みなでつくる方法 吉阪隆正+U研究室の建築」シンポジウム2

出演は、鈴木 恂 戸沼幸市、富田玲子、そして飛入りで樋口裕康さん 司会は斉藤祐子さん
吉阪隆正とU研究室の雰囲気の片鱗やエピソードなどを聞きながら
あつい思いがこみ上げてきました。
予定を大幅に超えて 会は終了。
薄暮に染まるセミナーハウスの敷地を
雨の中 少し散歩して後にしました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その5 本館 客室A

2016-05-27 | 戦後建築


この写真の3階 右二つの窓分が
泊まった客室A

広いのです~。
外壁に面していない壁も、傾斜しています。



立派な机があります。さすが セミナーハウス。



窓のカーテンは、壁の上に横たわっている感じ。





読書する照度も十分。



窓の下部が開き、網戸があるので開けることができて助かりました。
換気機能のないバスルームから
築50年の加齢臭が。。
私は、臭いに弱いのでこたえました。

泊まるのなら、暑くも寒くもない窓の開けられる季節がおすすめ。
部屋にTVや冷蔵庫はありません。
インターネットは接続可能でした。

開けた窓から、木々を渡る風の音が
聞こえてきました。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その4 本館 食堂

2016-05-25 | 戦後建築
最上階の4階は食堂。
営業時間外は、照明が消えています。















夕食は18時から19時の間。
時間が早いので、18時30分に行ってみると、ほぼ満席。
柱のない大食堂です。
トレイを持って、お料理を受け取りきょろきょろしていたら
係りの方が、席を教えてくれました。
席は団体ごとの指定制で、
きゃおきゃおさまご一行の席も、ちゃんとありました。

 

味付けは、ちょっと濃いめ。ごはんがすすみます。



大学セミナーハウスの創設者 飯田宗一郎が感銘を受けた
ワーズワースの詩から生活信条とした言葉が掲げられています。



こちらは第7代早稲田大学総長 大濱 信泉さんの書


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その3 本館ラウンジ

2016-05-24 | 戦後建築
3階ラウンジ奥の
穴の開いた壁が気になります。







外から見ると
鳥よけ網が張ってあります





この階段を上ると



宿泊した「客室A」
驚くことが多々。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その2 本館

2016-05-18 | 戦後建築
不思議な庇の玄関に入ると
吹き抜けの事務室とロビー。
チェックインを済ませ、スキップフロアーの階を進みます。














2階の男性用トイレの壁の角度に目が点に。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八王子 大学セミナーハウス その1 本館

2016-05-16 | 戦後建築
2015年に、開館50周年を迎えた大学セミナーハウス
多摩丘陵の起伏ある敷地に点在する建物を
ゆっくり見てみたいと思い
連休に1泊2日で泊まってきました。

いくつかの団体客の中で、異質な感じでしたが
大学セミナーハウスのスタッフの方々は
あたたかく迎えてくれました。

楔が刺さったような不思議な建物は、本館。
子供の頃TVの特撮ドラマで見た記憶が。






見たかった 目玉の三角窓





やっぱりこのアングルが一番



泊まったのは、3階右端の窓2つ分の部屋。
4階は食堂





夜は更けて。


設計 U研究室/吉阪隆正
竣工 1965年
所在 東京都八王子市下柚木1987-1
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする