きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

秘密の花園

2014-04-30 | 
家の近くの路地を自転車で通ると
生け垣の隙間から
一瞬お花が見えるのです。






今日は
勇気を出して、見せてくださいと言うつもり。

門には呼び鈴がなく
木戸が開いたので、庭に入り
玄関前に立ちました。
やはり呼び鈴がなく、「こんにちは~!」と声をかけたら
家のかたが出てきました。
「お花の写真を撮らせてください」
「まあ、もう春のお花のチューリップはおしまいよ。」
「いいんです。まだまだほかの花が咲いているじゃないですか」


振り返ると 先客が。













いただきました♪

花の季節が終わると
掘り起こしたり、抜いたりと 忙しいのよ。
種が風に運ばれて、自然に生えてしまい
歩けなくて困るの。
と話してくれました。




忘れな草の小径

2014.4.29
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学習院北別館 桜の季節

2014-04-24 | 近代建築
学習院の校章のモチーフは、桜。
折しも八重桜が満開でした。











床下通風口に桜の花びらが…。

















北2号館建設のため、1979年に一部取り壊して移設され、現在は史料館となっています。
木造の建物は、どこかノスタルジック。
美しい建物です。百歳を超えているんですねぇ。

学習院北別館(旧図書館)
竣工 1909年
設計 久留正道
所在 東京都豊島区目白1-5-1

2014.4.19

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コマツビル屋上庭園「花見の会」 桜の季節

2014-04-21 | 屋上
建設機械の会社 コマツ(小松製作所)の本社ビルに、屋上庭園があり、
毎週金曜日午後2時から4時まで一般公開されていますが
桜の季節は、金曜日、土曜日の二日間、午前中から公開されると教えていただいたので
出かけてみました。
このビルの11階 屋上を目指します。



コマツビル1階に、会社のショールームがあります。
建機の歴史は、古代ギリシャから始まりました…
と記されている年表が興味深かったです。



ビル竣工時の1966年に造られた屋上庭園は、
桜や果樹、山野草などたくさんの草花が咲いていて、
都心のオフィスビルの屋上だということを暫し忘れました。









ずっと花を見ている方に話しかけたら、日本花の会の方で、
公開日にはいつも来ているのだそうです。
専属のガーディナーは一人で、その方も桜を見守りながら、
草花の案内をしていました。
桜は1月に熱海桜から咲き出すのだそうです。
解からない木や花の名前を尋ねると、丁寧に教えてもらえました。
ラズベリーやさくらんぼもなるのだとか。
四季折々変わる庭園を楽しみにリピーターの方が
訪れるそうです。
虫が少なく、果樹の受粉が大変だそうです。







ガクのあるチューリップ



ケムリノキというふしぎな木



春爛漫~!
見事な屋上緑化。
ベンチでしばし風に吹かれてきました。

◇コマツビル◇
竣工 1966年
設計 増沢洵・中山克己
東京都港区赤坂2-3-6

2014.4.11



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国立競技場スタジアムツアー2014

2014-04-18 | 社会科見学
皇居通り抜けした翌日の日曜日。
家族全員居るし、家でのんびり過ごそう…。

なにげに朝刊の旅行会社の折込チラシを見たら
「国立競技場スタジアムツアーと寿司食べ放題」
と載っているじゃないですか。
寿司食べ放題はおいといて、
昨年秋に終わったはずのスタジアムツアーがあるんだ~。
とHPを見ると、
ありました。
「国立競技場スタジアムツアー
申込み不要、人数制限なし 参加費¥1,000円」
開催日のカレンダーを見ると、本日も開催日。
いまなら午後からの回に間に合いそう。
息子たちも珍しく、一緒に行くと言ってくれて
急いで昼食を作り、洗濯物を取り込み
出発~!

国立競技場に到着したのは、午後1時45分。
参加費を払うと、首から提げるホルダーを渡され
開放してくれた会議室で待ちました。

この日の参加者は約100名。午前中は約150人だったそうです。
一番多かった日は、300人で、何人来ても、班分けしないのだそうです。
皇居の130人見学を体験していますが、300人は想像がつきません。

だんだん雲行きが怪しくなり、小雨が降りだし
空は灰色。

1964年に開催された東京オリンピックのメインスタジアム
国立競技場
スポーツの聖地の見学会が始まりました。

正面入口から建物内へ。
選手、関係者入場用のエントランスに集合。

photo by OZ


どこに続く階段なんだろう。



1964年東京五輪優勝者銘盤



選手更衣室





芝は、冬芝。触るとふかふか~




メインスタンド


雨が降り出しました
















さよならイベントチラシの裏にペーパークラフトが印刷されています。
HPにも載っています。
OZが 少しずつ3日かかって作りました!
結構難しいです。

見学:更衣室、室内ウォームアップエリア、VIPスタンド、聖火台、五輪優勝者銘盤、1991年世界陸上優勝者銘盤、
織田ポール、フィールド内にある地下通路入口、出陣学徒壮行の碑

スタジアムツアー参加者は、秩父宮記念スポーツ博物館の入場料が無料になります。
「SAYONARA国立競技場展」が開催中。
新国立競技場建設のため、解体は7月から。
スタジアムツアーは、もう少し開催されます。

国立霞ヶ丘競技場
竣工 1958年
所在 東京都新宿区霞ヶ丘町10番2号
photo by kyaokyao



「出陣学徒壮行の地」碑
1943年明治神宮外苑競技場(現 国立競技場)で行われた学徒壮出陣50周年を記念して
1993年に建てられた記念碑
ブロ友chamekoさんは、大雨の中 列席したのだそうです。


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帝国ホテル 茶室 東光庵

2014-04-13 | 村野藤吾
皇居一般参観から始まった東京デートの最後は、帝国ホテルへ。
かねてから行ってみたかった茶室を予約して訪れました。
建築家 村野藤吾が設計した茶室です。



宴会場の並ぶ階の廊下中程に立ってる方に、名前を呼ばれました。
「お待ちしておりました」

看板がなければ、ここが茶室の入口とは気が付きません。
午前中は海外からのお客様で賑わったそうですが
ひっそりとしています。
この時間、二人で貸し切りだなんて 幸せ~。



茶室へと続く路地



天井は竹を組んだもの。


奥は「松濤の間」





屋上日本庭園があります。





東光庵








春慶塗の吉野棚



やわらかな光を落とす光天井には、スプリンクラーがついています。
炉に炭を使うからだとか。

ほのかに炭火の香りがします。

「どうぞ足をくずして
楽になさって下さい。…
外国の方は、前に投げ出して座っていますよ。」

そう言われても…できないものです。
作法を知らないと告げると
「大丈夫です。お茶を楽しんでくださいね。」



もう一人の方が お茶をたててくれましたが
美しい作法で 見とれました。
緊張して お茶碗をよく見るのを忘れました。
何も知らないって、ほんと怖いもの知らずです。



東光庵を切盛りしている方は、女将さんて言うのかな。
お話を聞くと、村野先生にもお会いしたことがあるそうです。
京都「佳水園」の女将さんと、どこか雰囲気が似ています。
この空間を大切に思う気持ちが 話の端々から伝わってくるのです。

一服頂いた後、他の茶室を見学させていただきました。

奥にある、10畳の「月歩の間」





襖の柄が 可愛いです。



踏込み床は、2枚合わせたもので、
木目が大変美しい板です。







おもてなしの心を
茶室の空間で楽しんできました。

東京オリンピック開催に向けて、改修工事が計画されるようですが
どうかこの茶室は このまま維持して欲しいものです。

◇東光庵
竣工 1970年
設計 村野藤吾
所在 東京都千代田区内幸町1-1-1
   帝国ホテル 本館4階
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アピシウス

2014-04-09 | レストラン・居酒屋など たべものや
3月の皇居見学した日に戻ります。(ややこしくて ご免なさい)
皇居見学後、丸の内へと向かいます。



皇居前広場



丸の内界隈を散歩しました。









ランチは、蚕糸会館ビル地下の アピシウス。
初めて訪れました。



ドレスコードのある、格調高いクラシック・フレンチのお店です。
シャガール、ユトリロ、アンドリュー・ワイエスの絵画が壁を飾っています。
少し天井の低いメインダイニングは、まるで映画のワンシーンのよう。
サービスする従業員の多さに驚きました。

白のグラスワインというと、ソムリエが口頭で3種を勧めてくれました。
値段がわからないのが怖いです。
お皿は、大倉陶園製。上品で美しい器です。





フォアグラのラビオリ 白トリュフオイル風味


OZはオーストラリア産子羊腿肉のロティ


私は鰆のパイ包み焼き ショロンソース
白ワインをベースに、卵黄を加えた まったりとしたソース
春らしい色合いです。
どれも濃厚な深い味付けで、ワインによくあいます。
パンが、温かれば嬉しいんですけど。。



デザートは、ケーキ2種とアイスクリーム。
一切れが、普通のケーキセットくらい大きいので目が点に。
タルトタタンがお薦めとの事でお願いしたら、温めてくれました。
もう 美味しくて幸せ~。 お腹いっぱい。
料理代金より飲み物代が高くなりました。 記念日に訪れたいお店です。
ゴージャスなインテリアと細やかなサービスに
少しきおくれした二人です。
ディナーは どんなお客様が来ているのでしょう。

アピシウス
◇東京都千代田区有楽町1-9-4
蚕糸会館ビル地下1階

  

久々に 日比谷公園へ あの洋館は、そのままでした。



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皇居内「乾通り」一般開放は空前の人出

2014-04-06 | 公園
天皇陛下の傘寿を記念した皇居の並木道「乾通り(いぬいどおり)」の開放に
二日目に行ってみることに。
入門は坂下門で、退出は乾門の一方通行。
新聞によると、初日の4日は、5万4千人が訪れたそうです。
いろいろあって、家を出たのが遅く
地下鉄千代田線二重橋駅についたのは、午前10時過ぎ。
皇居前広場は人でうめつくされ、目の前奥の坂下門には近寄れず
桜田門近くの行列にたどり着きました。
パイロンで仕切られた列から皇居方面を見ると人影はまばら。
列から外れると、元には戻れなくなると注意されるからです。
行列にイライラしながらも、整然と並べる日本人は
素晴らしいと思う。高齢な方も多かったです。




二重橋前は、封鎖されています。



桜田門方向から坂下門方向へと行列は続きます。


ここからは、3ブロックに分けられ、じりじり進む群衆の中で 待つこと2時間。
最後の行列がUターンして坂下門を向いたところに手荷物検査とボディチェックゲートがあり、
もうすぐ入門目近。
トイレは、どこも長蛇の列なので、水分は控えめにしておいて良かった~。


坂下門




門をくぐると、身動きできない行列から開放されました。坂下門から乾門までは約750mです。



宮内庁庁舎



「水飲所」の表示があり、名所旧跡の井戸かと思ったら
単なる給水用水道でした。(笑)



蓮池濠上の富士見多聞











皇宮警察本部の車両









東御苑入口の北桔梗門橋



普段入ることの出来ない場所を散策出来るプレミアム感と
桜咲く皇居の春を楽しみました。

乾門を出ると、枝垂れ桜が満開。
桜は、乾門外の周囲が見頃で、乾通りは満開を過ぎて
ちょっと残念。贅沢は言えませんが。
この日は、開門は繰り上げて9時30分。閉門は30分繰り下げて4時30分。
来訪者は、91,000人。正午には、入門受付を終了したようです。
地下鉄駅、皇居外苑、坂下門中近くのトイレはどこも長蛇の列でした。
水分は程々にとり、これからお出かけの方は、どうか早めに着くようにしてくださいね。

天皇陛下の傘寿記念行事。
多くの関係者方々のご配慮に心から御礼を述べさせていただきます。



2014.4.5
◇乾通り開放
2014.4.4~4.8

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東京デート 皇居参観

2014-04-02 | 社会科見学
休暇をもらい、OZと東京デート。
皇居の土曜日参観の応募ができず、平日参観をネット申し込みしました。
東京に住んでいながら、参観は初めて。

桔梗門に9時50分に集合です。


二重櫓

すでに受付した方が、ぞろぞろと歩いているのが見えました。



窓明館というかなり広い休憩所で見学概要の映像を10分間見た後、見学へ。
この日は、130名。班分けはありません。
ハンドマイクを持った方の案内を聞きながら
散策しました。

徳川幕府の将軍の住居だった江戸城は、
明治元年に東京城と改称。
1952年に皇居と称されることになりました。



富士見櫓



江戸の薫りがします。
石垣には、普請した旗本の印が刻まれています。



宮内庁庁舎



宮殿


よくこの階段での記念撮影の映像を見ます。


長和殿 160mあるそうです。



一般参賀が行われる東庭。長和殿に特設バルコニーが作られるのだそうです。



正門鉄橋(二重橋)
欄干前の石段に登るのは禁止で、皇居前広場など、よく見えません。



カメラを高く上げてぱちり。



皇居前広場



伏見櫓


山下通り
(もみじ山の下の通りだからだそうです)

見学コースは、約1時間30分。
建物を遠巻きに見るだけなので、まあ、一度行けばいいかなあ。
皇居の一部を見学しましたが、とても広いです。
この日は東御苑が休苑日で残念でした。



見学後、二重橋前に行ってみました。
あの歩いた鉄橋です。





皇居といえば、この場所。正門石橋。
絵葉書のようです。

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