きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

飛騨古川 旧河合療院と手織り由布衣工房

2015-08-31 | 飛騨
古川に着いて、一番先に見に行ったのは
この建物。
以前見た時と、かわらず ほっとしました。
玄関右手、柱裏の壁に国指定文化財のプレートがあります。






玄関のガラスがとても綺麗


いろいろあって
この建物の持ち主の方にお話を聞くことができました。
開院当時は、産科のある総合病院で、とても忙しかったそうです。
外観からは、判りませんが、1階は洋室ですが、2階は和室となっているそうです。
「娘が、手織り工房を開いているのよ~。」
「ろうそく屋さんの前にありますね。」敷居が高くて 中に入ったことはありませんでした。

翌日、その工房
手織り由布衣工房を訪ねてみました。











工房の建物は、やはり有形文化財で
なかなか素敵ですが、
ここの主役は、手織り物。
私は、お洒落ではないので ショールやスカーフは普段使わないので
目の保養をさせていただきました。



自然染色の糸は、鮮やかに発色しています。
何度も何度も染めて その色になるのだそうです。
素材と糸の組み合わせに 自然の恵の不思議さを感じます。
瀬戸川の涼しげな風の通り抜ける奥の部屋に機織り機が3台。
美大で学び、手織りからすこし離れていたけれど、夢を実現させたくて
手織りを再びはじめ、この工房を開いたのだとか。
暑さの中、きちんと和服を着こなす河合さんの姿に
心打たれました。


小さめのテーブルセンターを購入したら、
まゆ玉を一つ、包装の袋につけてくれました。
福島生まれの「福まゆ」だそうです。
お蚕さんの造った産業と 歴史と
そして繭を紡ぐお蚕さんの一生を思い起こすことができますように
との願いの詰まったまゆ玉です。
有難うございます。
2年後に東京で個展を開くそうで、楽しみにしています!
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飛騨古川 瀬戸川の鯉の越冬池

2015-08-28 | 飛騨
古川散策ガイドには、
「冬期間、鯉は越冬池に引っ越し、春になると再び瀬戸川へ戻ります」
と書いてあり、その越冬池はどこなのか 気になっていました。
瀬戸川に除雪した雪を流すため、水温が下がるので鯉を引っ越しさせるのだそうです。

旅の2日目、城下町古川の、増島城跡を探しに出かけました。
本丸跡には飛騨市立古川小学校と増島天満神社があり、小学校建設当時に堀はほとんど埋め立てられたそうです。



和モダンな校舎です。あとで知りましたが、設計は日建設計です。



右手奥に堀があります。






増島天満神社

鳥居の奥のお社にお参りして帰りました。
夜、宿の女将さんにその話をしたら、その掘に
冬期瀬戸川の鯉が引っ越しすることを教えてもらいました。
なんだ、あの狭い堀だったのね。。
翌朝、再び行ってみました。


神社裏手には、広い堀があり 鯉が沢山泳いでいます。
前日 神社の奥に広い堀があるだなんて 全く気が付きませんでした。





ここなら、鯉はのんびり冬を越せますね。
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飛騨古川 のんびり街あるき

2015-08-25 | 飛騨
観光パンフレット 散策ガイドの表紙には
「ゆっくりと過ぎる時を楽しむ」とあります。
古川には2泊したので、のんびり散歩してみました。


渡辺酒造店 
お店の閉まる15分前でしたが、次々とたくさん試飲させて頂き恐縮
純米吟醸「蓬莱」と「蔵元の隠し酒」を選びました。
旅はもう少し続き、最終日は、炎天下お酒を車の中に置けないので、長時間駐車の時は、
リュックに背負って歩きました。


御旅所 お起し太鼓を叩けます(有料)


切り絵と古布のお店「布紙木」店頭
小さな亀の切り絵を買って、お店の方と亀(クサガメ)談義で盛り上がりました。


普通のお宅


三嶋和ろうそく店





大迫力の弁天様



今年も、食べました~!

飛騨桃かき氷 シロップも、ほんのり桃味。
生桃が ごろっと乗っています。暑かったので 生き返りました~。


屋台蔵



古川の夏
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飛騨古川 瀬戸川と白壁土蔵街

2015-08-23 | 飛騨
飛騨古川は、今まで3回旅しましたが、
あまり古川のことを知らずにいたような気がします。

全国的に猛暑で、ここ古川も多分にもれず 暑かった~!
地元の方は 日帰り観光客が来ないと 嘆いていました。
でも、日が落ちると 涼し気な風が吹き、
風情が ぐっと増してきます。

2012年の夏 2013年の夏

街並みも、少しづつ変わっていますが
歴史ある静かな美しい街であることは 変わりありません。

一番の心に残る風景は、やはり瀬戸川です。











渡辺酒造の裏側から見える、洋館が気になります。





美しい用水路の鯉は、冬は越冬池に引っ越し、春になると戻ってくるのだそうです。
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飛騨古川 牧成舎

2015-08-21 | レストラン・居酒屋など たべものや



古川に午後遅く着き、
そういえば ソフトクリームの美味しい牧成舎の工場が
宿の近くにあるはずと 探して見たら、
荒城川近くで、牧成舎と書かれたタンクが目にとまりました。



牧成舎は、なんと創業明治30年の老舗牛乳屋。



瀬戸川沿いにあったお店は、昨年5月に無くなったそうです。
お散歩ついでに、何度か食べましたが
残念~。



お薦めは、「焼きモナカ」だそうで
おそるおそるテーブル上にあるトースターを温め、
すこし焼くと、皮が香ばしくなり
アイスもほんのり溶けて、食べごろに。美味しい!
黒ゴマと抹茶を頂きました。



でも、ソフトクリームも食べたい。。



せっかくだから 牛乳も。
低温殺菌することで、風味や栄養分を損なわないようにしているそうです。



ディスプレイのウシちゃん。

美味しい 自然の恵で
古川の旅の始まりです。

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夏の飛騨の旅 県立自然公園宇津江四十八滝

2015-08-16 | 飛騨
早朝東京を車で出発し、うらうらとお昼を食べたりして
宇津江四十八滝駐車場に着いたのは、お昼すぎ。

四十八滝あるのかと思ったら
「よそ八(はち)」という若者の伝説から付いたのだそうです。
渓谷沿いの遊歩道をゆっくり上ると
次々に 滝が現れ、暑さを忘れて歩きました。
最後の滝まで、約1時間。
帰路は渓流の左岸で、また違った 滝の表情を楽しみました。
ときおりサンダル履きの方もいましたが、
できればハイキング対応の靴がベストです。

同じ時に同じ場所で撮ったOZの写真


上段滝


梵音滝(きよのきたき)


王滝


銚子口滝


障泥滝(あおりたき)



王滝

私の写真















涼し気な風が、届いたでしょうか。

全身汗だくになりましたが
飛騨の旅でまた訪れたい場所、ナンバーワンです。


宇津江四十八滝
※滝めぐり清掃協力金¥200円
2015.8.5
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残暑お見舞い申し上げます

2015-08-09 | 
暑さが山を越したような気のする今日の朝です。
3泊4日で夏休みの旅をしてきました。
暑かったけれど、朝夕は過ごしやすい風が吹き
都会とは違うなあと感じました。
たくさんの親切と マイナスイオンを体で感じ
元気をもらって 帰ってきました。











2015年 夏の旅 


そういえば 2014年夏の旅日記、UPし忘れています。。
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目黒雅叙園 百段階段

2015-08-03 | 美術展
その昔(1999年あたりのような気がします)、職場の女子会で「はとバスツアー」に参加しました。
目黒雅叙園美術館→ホテルオークラ東京で昼食→相田みつを美術館だったかな。
かなり昔で、記憶も断片的。デジカメの無い時代です。
目黒雅叙園美術館は、美術品の印象より ド派手な建物の装飾が記憶に残っています。
その時、百段階段も見たような。。違ったかな~。
美術館は、1991年開館で2001年に閉館。いつのまにか閉館していたんですね。

「和のあかり 百段階段」
あかりを消した文化財に浮かび上がる
126枚の日本画と12の日本のあかり
というイベントへ
写真撮影可能ということで、出かけてみました。

百段階段は、1935年に建てられた木造建築物で
けやきの99段の階段廊下の南側に7つの部屋があります。
天井や欄間に絵画や彫刻が施され
それはちょっと 龍宮城と自負するだけのものはあって
天井ばかり見てきたような感じ。

たしかに窓を塞がれた部屋は、あかりのアートを楽しむ場。なんですけど。





















「百段階段見学ツアーとお食事」というプログラムもあるようですが
写真撮影禁止のようです。
でも、何も置いていない 窓の開いた部屋を見てみたい~。
4名も集められないしなあ。。
目黒雅叙園百段階段
コメント (12)
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