きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

東大医学部附属病院第一研究室 秘密のは・な・ぞ・の 

2009-06-30 | 近代建築
『山口晃が描く東京風景 本郷東大界隈』を元に、東京大学キャンパスを散歩しました。

旧発電所を目指して、付属病院のある方向へと向かいました。
でも、誘惑が多いです。

 

左は、御殿下記念館。右は化学教室東館。






附属病院第一研究棟

こういうレリーフは、初めて見ました。

そしてこの建物のアーチ左手の守衛所裏に、『山口晃が描く東京風景 本郷東大界隈』ポストカード 14番
「秘密のは・な・ぞ・の」を見つけました。感動~♪
書き下ろしてから3年余りが過ぎても、変わらぬ場所でした。








  




ひそかに読んでいるはろるどさんのブログ「はろるど・わーど」に、『山口晃が描く東京風景 本郷東大界隈』刊行記念トークショー」の記事があります。画家本人によるスケッチの謎解きのようで、作品の裏側を知ることができます。

地図はこちら。 弥生門から入り、グランド前から池之端門方向へと進んでいます。


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東京大学を散歩 「山口晃が描く東京風景」より

2009-06-29 | 近代建築
「山口晃が描く東京風景」本郷東大界隈 書き下ろしポストカード24枚
という本を手に、東京大学本郷キャンパスを散歩しました。

東京大学HPからキャンパスマップをダウンロードして、見たいポストカードの場所を書き込み、オリジナルマップを作成。
全部は見れませんでしたが、見たい場所を探して実際の風景との相違を楽しんできました。

千代田線根津駅から弥生門を目指します。
言問通りの坂道を上っていくと、古い塀に囲まれた工場のような煙突を持った建物が目に飛び込んできました。建物よりも、塀に魅惑されパシャパシャ。





弥生門


同じようなタイル張りの建物が多いのですが、よく見ると色や風合いが微妙に違いどきどきします。(私だけかも…)







新1号館の建設に伴い、部分的に取り壊されてしまった建物。
◇旧理学部1号館
竣工 1926年
設計 岸田日出刀









ロータリー前の、湾曲した建物「書籍部」。

キャンパスは、ことのほか広く、旧発電所までの道のりは遠いのです。つづく…。

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白山神社 あじさいまつり

2009-06-24 | その他
本郷界隈を散歩して、最後に目指したのは 白山神社。
ちょうど あじさいまつりをやっているのです。
昨年、会期が終わってもいくらかは咲いているものと思い
ここへ来て見たら、養生のためでしょうか全部花は切られていました。
悲しくなって帰ったことを思い出します。

神社裏の富士塚というこんもりとした小さな山にもあじさいが咲いていて、見学しました。神社裏の白山公園では、大道芸の掛け声が響き渡っていました。
看板は逆光ー。

















◇白山神社 あじさいまつり
平成21年6月6日(土)~14日(日)
所在 東京都文京区白山5-31-26

2009.6.11
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本郷館

2009-06-22 | 日本建築
本郷界隈を散歩していたら道に迷ってしまい
ふっと白い壁の崖を見上げたら
黄色の花が咲き乱れていました。
とても暑い日で 夏の陽射しを感じます。






そして もう少し先の崖地の上にインパクトのある
木造の建物が見えてきました。
2年前に取り壊すという新聞記事にあった「本郷館」。
70室あまりある、現役のアパートで、建設当時は、賄い付きの学生貸室だったそうです。
偶然出会えて 嬉しくなって…
 





道沿いに曲がって 坂を上り建物正面へ向かいました。
ここだけ時が止まって
静かな時間が流れていそう。

今もなお 住んでいる方がおられるので
失礼かとは思いつつ せっかくなので写真を撮りました。 












◇本郷館
竣工 1905年
所在 東京都文京区本郷6-20-3

2009.6.11
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東京ジャーミイのバルコニー

2009-06-18 | 教会・礼拝堂
女性専用と表示してある狭い螺旋階段を上っていくと、バルコニーに出ます。
女性用の祈りの場で、ちゃんと絨毯には1階と同じラインの模様がありました。
手摺は透かし彫りになっていて、絨毯に座ると意外と視界が開けて見えます。
ここは女性のための空間。
バルコニー真上に見えるドームの可憐なシャンデリアと模様に しばしうっとり…。
いつまでも、ここに座っていたい気分。










ここからだと 大シャンデリアや、中央ドームが近く感じられます。







日曜日に再訪したのは、もう一つ理由がありました。
パンフレットに載っていた あるカリグラフィを見てこなかったことに気づいたのです。1階を見渡し、そして2階。
2階バルコニー中央壁に、見えました。1階からは色々なものでさえぎられるので、よく見えません。この写真はバルコニーから写したもの。残念ですが男性は撮れないことになっています。



パンフレットは、直訳っぽい文ですが、カリグラフィの意味など載っていて興味深く読みました。

「東京ジャーミイ・トルコ文化センターは、トルコ・イスラーム文明に属する芸術を代表するカリグラフィ、装飾、タイル、石材および大理石、金属芸術、ムカルナス、マァキャーリのような各々独立した芸術分野を日本に紹介する最初で最大の建物である。」とあります。

宗教のことはわかりませんが、壮大な優美な世界を堪能しました。
日曜日は礼拝時間に関係なく祈る方が次々と見えるので、避けたほうが良いかもしれません。
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東京ジャーミイの中へ

2009-06-16 | 教会・礼拝堂
入り口でスカーフを赤頭巾ちゃんのようにきゅっと被り、中へ。
正しい被り方を知りたいものです。

ちゃんとスカーフが用意されているので、忘れてもご心配なく。
まず、絨毯の美しさに目が行きます。模様に並んで座ると、ちょうど等間隔になるのだとか。








天井のドーム。あまりにの美しさに声もでませんでした。
宇宙のよう。
中央の大シャンデリアは、やはりカリグラフィ。
もし来られたら、真下から見てください。













パンフレットによると、水とセメントと鉄筋以外のものは、はるばるトルコから運んできたものを使用し、そして百人近い建築や芸術職人が1年間かけて造ったのだそうです。気が遠くなりそうなくらい細密な模様の数々。
すべてが本物なのです。

◇東京ジャーミイ・トルコ文化センター
竣工 2000年
設計 ムハッレム・ヒリミ・シェナルブ
施工 鹿島建設(株) 
所在 東京都渋谷区大山町1-19
コメント (12)
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東京ジャーミイの外観

2009-06-13 | 教会・礼拝堂
肝心なことを忘れていました。
偉そうに入り口から中へ。と前回書きましたが…。

ジャーミイの前にたどり着いてはみたけれど、日本語の看板は見当たらず、豪華な扉の入り口から入るのをためらってしまいました。
建物左端に、蛇口があって優美なデザインに見とれて、建物の外がこんなふうならさぞ中は豪華なのだろうなと期待は膨らみます。壁の金の模様は、カリグラフィです。












建物右手裏に駐車場があり、ここから見るジャーミイはとても美しく、ここが日本だということを忘れそう。

そしてやっぱり正面入り口の扉の中へ入る勇気が無くて、外階段を上りました。
豪華な大理石のバルコニーに驚き、そして見上げると天井ドームの中に緻密な模様が描かれていて、しばらく魅入ってしまいました。













ここまで誰にも会わず、礼拝場の中をそっと覗いても誰も居ません。
入り口に掲示してある注意書きを読むと、「写真撮影は許可を得ること」とあり、バルコニーに有る階段を降りて建物内に行くことにしました。
降りきった場所が、先のトルコ文化センター。しばらくお茶を頂きながら、パンフレットを200円で購入して読み、撮影の許可をもらって、ひとしきりぐるぐる応接間などを見学して、正面入り口から外へ出てみて、また入り直して扉の写真など撮りました。
初めての訪問は、こんな感じで すたすた中に入ったわけではなかったのです。

なぜ着いたとき正面入り口扉から入れなかったのか、上手く言えないけど、ためらう何かがありました。
家に帰ってから建物の外観の写真を撮り忘れたことに気が付いて、翌日再訪。休日ということもあり、モスリムの方がたくさん来ていました。お茶のサービスは、日曜日は無いようです。


◇東京ジャーミイ・トルコ文化センター
竣工 2000年
設計 ムハッレム・ヒリミ・シェナルブ
施工 鹿島建設(株) 
所在 東京都渋谷区大山町1-19

2009.6.6、7
コメント (8)
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東京ジャーミイ・トルコ文化センター 

2009-06-10 | 教会・礼拝堂




代々木上原駅を電車で通過するたびに気になっていた ミナレット(尖塔)。
土曜日の午後、出かけてみました。代々木上原駅前は、ロータリーも無く、方向がわからなくなって迷ってしまいました。なんのことはなく、南口から出ればよかったのに…。





豪華な扉から中へ入り、まず目に入ったのはシャンデリア。
見たことの無いデザインのガラスがまばゆい光を放っています。





トルコ民家の応接間を再現したコーナー。
暖炉のデザインも素敵ですが、繊細な模様のタイルに目が釘付けになってしまいました。


 

  









建物奥にテーブルがあり、トルコの資料が置いてあります。ぼーっと眺めていたら、思いがけなく文化センターの方がお茶を持ってきてくださり、頂きました。写真を撮って良いかと尋ねたらOKとのこと。とっても嬉しくて 舞い上がってしまいました。



◇東京ジャーミイ・トルコ文化センター
竣工 2000年
設計 ムハッレム・ヒリミ・シェナルブ
施工 鹿島建設(株) 
所在 東京都渋谷区大山町1-19


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立教大学礼拝堂

2009-06-05 | 教会・礼拝堂
池袋の繁華街は苦手だけれど
池袋に来たら、立ち寄りたくなる場所。
レンガの風合いも良く、歴史を感じる建物です。
チャペルに入ると、学生らしき人がパイプオルガンの練習をしていました。














祭壇上のステンドグラス、色がうまくでませんが万華鏡で覗いたお花のような可愛らしいデザインです。









◇立教学院諸聖徒礼拝堂
竣工 1918年
基本設計 マーフィ・アンド・ダナ建築事務所
実施設計 ウイリアム・ウィルソン
所在 東京都豊島区西池袋3-34-1

2009.5.21

この日は、午後遅く長男と出かける用事があって
悩みながら 天気が良さそうなので一日休暇をとり、朝からお散歩三昧。

旧古河邸 → 鳩山会館 → 自由学園明日館 → 立教大学礼拝堂
そして 東京国立博物館 阿修羅展へ。
時間がないので、細かいものは省いて。
阿修羅の最前列は なんだか凄いことになっていました。もうすぐ会期は終わります。阿修羅Tシャツを買って帰りました。

待ち合わせして長男に会ったら
「今日は 何をしていたの?」と聞かれました。
「えっ まあ いろいろ見てきたのよ」
「ふ~ん」

カメラだけが知る私の行動。
まずは薔薇を追って。
旅気分で 見て周り
長い 楽しい一日でした。
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自由学園明日館の窓

2009-06-03 | 西洋館



もう少し早ければ、フェンス中央に咲きほこっていた薔薇をみれたはずと思うと残念で。

入り口で御茶付き見学券を申し出て、大谷石の石畳を歩いて行きます。





 

 























フランク・ロイド・ライトが好んだ材料の一つ、大谷石が階段や壁に使われていますが、ざらざらした表面からは なにか温かみが伝わってきます。
窓は、斬新な幾何学模様。
平日の昼下がりの誰も居ない建物。なんて静か…。

生徒用に造られた椅子は、座面高が低く 座ると窓がとても高く感じます。
ゆっくりとコーヒーを口に運びながら
窓を見上げると
遠くから子供達の足音が聞こえてくるような気がしました。

この日は、もう少しお散歩を。つづく。

以前訪れた明日館


◇自由学園明日館HP
竣工 1920年
設計 フランクロイド・ライト、遠藤新
所在 東京都豊島区西池袋2-31-3

2009.5.21

コメント (2)
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