きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

ホテルニューグランド

2014-12-31 | 近代建築
去年の年末、何をしていたのかを思い出しました。
波多野睦美さんのコンサートを聴きに赤レンガ倉庫のホールに出かけ、
初めて横浜に泊まりました。
ニューグランドのタワーの部屋から、
いつまでも瞬くみなとみらいの観覧車のイルミネーションを
ぼーっと眺めたあの日。

憧れのロビーをグルっと一周りして
また明日の朝、来てみよう。
そう思い、翌朝来てみたら
夜の魔法が解けた感じ。
夜の雰囲気のほうが 断然素敵。




















一番驚いた 宴会場「フェニックス・ルーム」














◇ホテルニューグランド◇
竣工 1927年
設計 渡辺仁
所在 神奈川県横浜市中区山下町10

宿泊者向けの館内ツアーがあるそうなので、次回参加してみたいなあ。

2014年の積み残し、気になりますが
大晦日になりました。
「内緒にしてくださいね」と たくさんの親切を頂いた、感動の一年。
きゃおきゃおの散歩に お付き合い、
有難うございました。
良いお年をお迎えくださいね。
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佐伯祐三と中村彝のアトリエ

2014-12-28 | 美術館・博物館・記念館・園
今年もまた、10月に自宅から交通機関を使わずに職場へ行くイベントが有りました。
ママチャリで片道34㎞。
帰りは少し休憩しながら帰りました。

わかりづらい路地の奥にそのアトリエはありました。
(1921年に建てられた 洋画家 佐伯祐三のアトリエを再現したものです。)







ボランティアの方に勧められてビデオを鑑賞し、
佐伯祐三がスケッチした場所の丁寧な説明を聴いて後にしました。
近くなので、もう一軒アトリエへ。



洋画家 中村彝の復元されたアトリエです。



井戸も復元されています。
井戸水は、空調に利用されているそうです。



サンルームの扉は、オリジナル?












北側に天井まで高く窓が設けられ
自然光の入るアトリエは、
サロンのようで さぞ心地よかったのでしょうね。

佐伯祐三アトリエ記念館◇東京都新宿区中落合2-4-21
新宿区立中村彝アトリエ記念館◇下落合3-5-7

ここから自宅まで2時間強。
翌日から、両足踵に激痛が走り
骨折でもしているのかと整形外科でレントゲンを取りましたが骨には異常なし。
足底筋膜炎との診断でした。
それから2か月過ぎましたが、未だ歩き始めが特に痛くてまいります。
老化現象は、足から来た感じ。
とほほ。
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Merry Christmas

2014-12-25 | マイホーム



今年も残りあと僅か。
ラストスパート かけちゃおうかな。。

きゃおきゃおの庭(ベランダ)の大掃除も済ました。
拾ってきたドングリが芽吹いて紅葉したり
盆栽状で枯木のローズマリーが可憐な花を咲かせています。



初めて夏を越した ガーデンシクラメン。
いつのまにか ミニではなくなりました。



秋に購入した「ビブ レ バカンス」
寒さにもめげず、健気に咲いています。

さてさて、何から始めましょう。
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札幌をくるっと一周り 旧札幌控訴院・知事公館・サッポロビール博物館 

2014-12-24 | 近代建築
大通公園は、オクトーバフェストでごった返していました。




札幌市資料館(旧札幌控訴院)

中央は、目隠しされたギリシャ神話の法の女神




OZと一緒に行きたかった場所、北海道知事公館
ハーフティンバーの美しい洋館です。













旅の最後に訪れたのは、サッポロビール博物館









隣のビール園で、すこし早めの夕食。
博物館でゆっくりしすぎて、慌ただしくジンギスカンを食べました。







2泊3日の札幌の旅、やっとUP終わりです。
きゃおきゃおの庭の大掃除、これから頑張らなくちゃ。
今年も積み残し満載です。。

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旧北海道庁本庁舎

2014-12-17 | 近代建築


私の撮った写真はこんな感じだけど
OZが撮ると 雰囲気が違います。

ちょうど札幌国際芸術祭2014
「伊福部 昭・掛川 源一郎」展を開催中。
伊福部昭の直筆楽譜など、興味深いものが展示してありました。















現役最古の道府県庁舎、頑張れ~!

竣工 1879年
設計 北海道庁技師 平井晴二郎
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初秋の北海道大学植物園

2014-12-14 | 美術館・博物館・記念館・園
まだ秋の始まり、9月中旬の写真です。
北大から徒歩で植物園へ向かいました。
正式名称は「北海道大学北方生物植物園フィールド科学センター植物園」
オフィス街にある、広大な北海道の原始の森です。






風に吹かれて カラカラと「トチの実が」降ってきます。



旧開拓使北海道博物館 
改修工事中で、パネルを撮りました(笑)


宮部金吾記念館(旧札幌農学校動植物学科教室東翼)
戦時中に解体移築されたもので、その後主要部分は解体され、
宮部金吾の教授室部分が記念館として一般公開されています。











園内は広く、時間があまり無く重要文化財群の工事現場をくるっと見て引き上げました。
そうそう、温室もあります。




肝心の「北方民族植物標本園」や「草本文化園」まで行くことができず、
またの機会に訪れたいと思います。

今回、一番見たかったのは
「北方民族資料室」



アイヌ語のあいさつ「イランカラプテ」(こんにちは)

北海道の先住民の生活文化資料を展示してあります。
その後、別冊太陽「太陽の地図帳 アイヌの世界を旅する」という冊子を購入。
全ページ、写真や資料が満載で、タイトルどおり アイヌの世界へいざなってくれます。

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学習院キャンパスまるごとミュージアムツアー中級編

2014-12-09 | 近代建築
冷たい雨の土曜日。
学習院生涯学習センター主催のキャンパスツアーに参加しました。
春にA日程に参加して、とても楽しかったので
中級編のB日程を申し込みました。
集合時間前に、東別館の周りを
少し散歩。







北別館(史料館)
かつて比翼型だった建物で、移設の際片翼が取り壊されました。

今回は、北別館(史料館)実習室で
学習院の成り立ちと
軍人であり学習院院長の乃木 希典(のぎ まれすけ)と内閣総理大臣を務めた寺内正毅の
エピソードなどのレクチャーを受けました。
学習院では、乃木将軍ではなく、乃木院長と呼ばれています。

今回のキャンパスツアーのテーマは「乃木院長・馬・鳩」です。
資料を見ながら解説を聞いた後に
1909年(明治42年)竣工当時の目白キャンパス復元図を見ながら
キャンパスを巡りました。
雨が上がり、紅葉がひときわ美しく見えます。




この扉の内側が実習室です。



北1号館脇にある「出陣の碑」

1944年(昭和19年度)の高等科文科2年生一同が戦争のため卒業を一年繰り上げ、学徒出陣に際し建設した記念歌碑を見学。
「目白ヶ丘の櫻と咲かむ」と短歌の下の句だけが刻まれた珍しい碑です。
桜となって散る決意のような歌が読まれたそうです。
落ち葉の先にありますが、写真は撮りませんでした。



「乃木館」

総寮部の乃木院長の居間部分を保存しています。
かつて東別館近くに建っていて
乃木院長は、大きく造られた窓から学生の姿を見て過ごしたそうです。
木立左端の扉から入り、見学しました。
部屋は畳敷きに改築され、水屋など増築したそうです。

壁は合板が貼られ、外観からみる印象とはだいぶ違います。

乃木館裏手の少し先の小径に「鳩魂碑」があります。
1931年(昭和6年)陸軍から鳩20羽が贈られ、伝書鳩研究会が発足。
昭和20年に空襲で鳩舎が消失し、終戦とともに廃部になり、
のちに300羽の鳩の慰霊碑が建てられました。


「榊壇」

1909年(明治42年)明治天皇の学習院行幸を祈念して
乃木院長の私費で造築された「榊壇」
周囲は当時沈丁花の生け垣だったそうです。
当時の国境から集められた80個の石を使って、前方後円型に築かれています。
番号が振られ、採取地を知ることが出来ます。




乃木館裏手から馬場に向かう坂道が
私は好きです。
うっそうと木樹が茂り、ここが大学のキャンパスだということを忘れそう。

馬場を見下ろす傾斜地に「乃木号の碑」があります。

日露戦争の水師営の会見の際、旅順要塞司令官ステッセルが乃木院長に贈ったアラブ種の「寿号」は、
日本の馬種改良のため鳥取県の佐伯牧場に寄贈され、約80頭の仔馬を出産し、
寿号によく似た芦毛の若馬を乃木院長に寄贈されました。
わずか4か月しか共にしませんでしたが、昭和12年まで生きて学生たちに「乃木さん」と慕われたそうです。

北2号館1階 学習院大学史料館展示室で
「桜圃名宝」展を見学。大変美しいミニ図録を頂きました。
乃木院長が寺内正毅に贈った遺書が展示してありました。



見学の最後に目白警察署へ。
道路を挟んで外観を見学しました。

目白警察署の旭日章は、旭日を桜が囲んでいます。
旭日章に装飾のある日章旗は、警視庁管内でただ一箇所だそうです。
署内に乃木院長愛用の机が保存されていて、見学会のために見学申し込みをしたそうですが断れたそうです。
学習院関係者が申し込んで断られたのなら、一般人は見ることは出来ないでしょうね。

史料館に戻り、貴重な写真資料を見ましたが
「乃木院長記念写真帳」という大判の本は、以前chamekoさんの家で見たものと同じものでした。

学芸員の方の説明はとてもわかりやすく、学習院の魅力が伝わってきます。

◇北史料館
竣工 1909年
移築 1979年
設計 久留正道

◇乃木館(旧総寮部)
竣工 1908年
移築 1944年

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清華亭

2014-12-04 | 近代建築
偕楽園という広い公園の中に建てられた貴賓接待所で、
現在公園は縮小され、こじんまりとした敷地に建っています。
洋室と和室のある木造の小さな建物です。

ちょうど建物内では、札幌国際芸術祭参加の毛利悠子さんの作品「サーカスの地中」を
展示中。



開拓使の星形の透かし彫りがついています。








竣工 1880年
設計 開拓使工業局
所在 札幌市北区北7条西7
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北海道大学総合博物館

2014-12-02 | 近代建築


北大といえば この方。





古河講堂(旧東北帝国大学農科大学林学教室)1909年








総合博物館(旧北海道帝国大学理学部本館)1929年













あれは何?

展示物より先に目に入り、
階段を急ぎ足でのぼりました。










階段室天井は「アインシュタイン・ドーム」と呼ばれ
周囲の壁には 朝 果物(東)、昼 ひまわり(南)、晩 コウモリ(西)、夜 ミミズク(北)の
レリーフが飾られています。
昼夜を問わず研究にいそしみ、世界の理学研究のメッカにしたいという理想の象徴だそうです。



ただただ 天井を見上げてきました。




大野池


銀杏並木のところで時間切れ
キャンパスは広大です。

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