きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

あの人の住んでいた家が見たくて

2015-09-26 | 西洋館
電車を乗り継ぎ バスに揺られ。
坂道を上ると
木樹に遮られてよく見えないけれど
その洋館はありました。









イタリーから持ってきて据えた大理石のアポロ像の
後ろ姿





あれから45年の歳月が流れ
主は変わっても 表札はそのまま。



竣工 1959年
設計 鉾之原捷夫

「三島由紀夫の家」篠山紀信 美術出版社

三島由紀夫の美意識が詰まった家
いつか見てみたい。
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下呂温泉 湯之島館旧ダンスホール(現クラブムーンライト)

2015-09-24 | 西洋館


本館廊下で見つけた 古川の河合療院に使われているものと同じ模様










蒸し暑くて、長居はできませんでした。





クラブムーンライトの上階は、かつて楽隊が音楽を奏でた場所だそうです。


正面窓が気になり、卓球室を通り抜けてカーテン奥に進むと
ステンドグラスがありました。

ただただ 驚き。






アール・デコの温泉 お・し・ま・い

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下呂温泉 湯之島館 家族湯と旧社交室(現会議室)

2015-09-23 | 西洋館
家族湯は
銀嶺泉、不老泉、七宝泉、玉ノ井泉の4湯。
全て空いていましたが、暑くて 1湯だけ入浴しました。




タイルが いい感じ。


玉ノ井泉



よくわからなかったので、係の方に、塔屋への行き方を聞きました。
おそるおそる階段を上った先は、会議室。





ああ、これだったのね。

湯之島館を知ったのは、清水慶一 著「近代化遺産探訪」という一冊。
(きゃおきゃお お薦め!読むと旅したくなります)
「幻のリゾートホテル時代」として白雲楼ホテルの記事があるので購入した本でした。
いろんなジャンルの建物の中に
「アールデコの温泉 下呂温泉湯之島館を訪ねる」の記述が
美しい写真とともに載っています。
その1頁目が、このマントルピース。
ああいうふうに撮ってみたかったなあ~。


会議室の奥に サンルームがあります。
ちょっと埃っぽくて 使われていない感じが漂っていました。

続く。
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下呂温泉 湯之島館の洋館「娯楽館」

2015-09-22 | 西洋館
古川から、まっすぐ下呂温泉を目指しました。
ナビの言うとおりに、温泉街の急な坂道を右へ左に。
もっと楽な道があったようですが。




3日めの宿は、下呂温泉湯之島館。
フロントで、チェックイン時に特別室を見学したいと話したら、
予約が入っているので、、と断られ
「スタンプラリーをお楽しみ下さい」と
スタンプ用紙を差し出されました。
泊まった部屋は、景山荘。荷物をおいて いざ探検へ~。
本館から増築された建物が色々あり、奥は深いです。
まずは、イラスト館内マップを手に「山の足湯」を目指します。



私には熱くて~ 熱くて~ ちょこんと足を入れてひっこめました。



左手に 洋館が見えます。
廊下に 扉の前に立つ「原節子」の写真が展示してあり
まねして私も、写真を撮ってもらいました。(笑)



窓沿いの廊下奥にある扉を押すと、タイル張りの回廊があり





この先には、何があるの? 胸が高鳴ります。



なーんと行き止まり。 

続く。
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旺玄会東京支部展と東京国際キルトフェスティバル オータムマーケット2015

2015-09-20 | 美術展


明治屋京橋ビル(竣工1933年)の改修工事が終わりました。綺麗になりすぎた感じがします。
京橋のギャラリーくぼたへ。旺玄会東京支部展を観てきました。



ブロ友いどきちちゃんのデジタル版画 「微笑む」
もっと綺麗な色なんですけど。。
心穏やかになる作品です。

その後
東京国際キルトフェスティバルオータムマーケット2015
東京ドームシティープリズムホールへ。
東京ドームへ続く道は、ジャニーズのコンサート開催日で
ごった返していました。入り口がわからずウロウロ。
chamekoさんと無事会えて、一緒に巡りました。
マーケット会場中央に、クリスマスの企画展示があり
今からなら クリスマスに間に合うのよね~と
ささやく声が 聞こえました。







熊野の「「とうげみゅーじあむ」のフックドラグのお店で
bokuさんがお店番をしているというので、楽しみにしていました。
実演コーナーがあり、しばらく見ていましたが
とても面白そうでした。
細くパスタのようにく切ったウールをフックで生地から引き抜き
ぬりえのような感覚で生地を埋めていきます。
染めた生地も販売していました。
ウールの持つ、ふんわりとした風合いが
そのまま作品になっています。









bokuさんのイタリアの想い出の作品

マーケットは、それぞれ個性があり、
見ていて心ウキウキしましたが
何も買わずに帰って来ました。
家にある手付かずのものをなんとかせねば~。

皆さんにお会いできて、楽しい一日でした。
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muranoウォーク オフィスビル

2015-09-15 | 村野藤吾
目黒区美術館で開催された「村野藤吾の建築」展のイベント
muranoウォークに参加しました。大手町界隈と日本橋、そして八重洲を巡りました。
建物の解説は、建築家の永井達也さんです。
前日からの大雨に、開催が危ぶまれましたが
雨も小降りとなり開催されました。

東京駅から雨の大手町を歩き、
初めに取り壊しの決まったみずほコーポレート銀行本店(すでに移転)(旧日本興業銀行)の
外観を鑑賞。ここに温泉ができるという。。以前の記事です。



新常盤橋の上から工事中の常盤橋を望み
常磐小学校の前で足を止めると右手に近三ビルヂングが見えてきました。
戦前の建物とは思えないスマートなビル。

近三ビルヂング(森五商店東京支店)1931年/1956年(増築)
渡辺節建築事務所から独立した、第1作目の建物。
窓ガラスがフラットで、竣工当時は上げ下げ窓だったそうです。


オーナーの説明に耳を傾けつつ
天井のモザイクタイルに目が釘付け。






外観からは想像のつかない
細密画のようなガラスモザイクタイルと、美しいトラバーチンの壁に迎えられて
ビルの中に入った人は、華やかな晴ればれとした気持ちで
オフィスへと向かうことでしょう。
増築、改修工事、そして耐震改修と
細やかな維持管理がなされた 現役ビル。素晴らしいです。


高島屋東京店増築 1952年 1期、1954年 2期、1963年 3期、1965年 4期


八重洲ダイビル(旧大阪ビルヂング) 1967年

フェイクのグリーンが?です。デザインの違うモザイクタイルが壁を飾っています。



特別に屋上を見学させていただきました。
屋上は、3つの塔屋の周囲に細い回廊があり
果実の実る木樹が多く植えられ
小鳥たちの楽園となっています。
これは、オーナーから小鳥たちの安らぎの場所をとのリクエストにこたえてできた、
村野自身が選んだ雑木なのだそうです。
作られた自然は、息づき
ビルを見守っているかのよう。





解体される建物と
オーナーに愛され 手入れを施されている建物。
記憶にとどめておきたいと思う一日。
目黒区美術館の皆様、
楽しいひとときを 有難うございました。
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天生(あもう)県立自然公園

2015-09-07 | 飛騨
古川の二日目は、お弁当を持って、ハイキング。

天生峠(あもうとうげ)は、白川郷方面へは通行止めで
急なカーブの続く上り道は対向車もなく、ゆるゆると
上って行きました。
古川からは車で50分くらいです。

管理している方にお話を聞いたら
「カツラ門」がお薦めとのこと。


熊に注意の看板が気になります。


登山道を登り降りして
天生湿原へ
ブナに囲まれた湿原は、草原へと変わりつつあります。



ほとんど貸切状態









レースのような花



ミズバショウ群生地



「カツラ門」
5本のカツラの木が並んでいます。

緑のハーモニー
深呼吸して 目を閉じると
木樹のささやきが聴こえてきました。

自然と語らう 結構起伏のあるコースで
往復3時間くらいでした。
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Happy Birthday

2015-09-05 | マイホーム


ひでよしからのメッセージ。



普段と変わらない今日だけど
特別な一日。

ずいぶん遠くまで 来てしまいました。
(写真は、イメージ写真です。。)

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飛騨古川 八ツ三館

2015-09-05 | 日本建築
私が飛騨古川に惹かれるのは
八ツ三館があるから。

ただいま~!といいたくなる
懐かしい空気が流れているのです。






応接間「鹿鳴館」でウエルカムドリンク。抹茶です。


ベンガラ色の廊下は、夜になると艶かしくみえます。


招月楼ロビー




この階段を上ると、七福神の名の客室が有ります。
お願いして見学させていただきました。




八ツ三館の良さは、招月楼にあります








おもてなしの心遣いや、イタリアンっぽい創作和食の一皿にはっとしたり
慌ただしい日常を忘れて まったりと時が過ぎる宿「八ツ三館」
大好きです。
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ホテルオークラ東京本館閉館

2015-09-01 | 戦後建築



建替えのため、2015年8月31日で営業を終えました。
美しいデザインは、どのように活かされるのか
気になります。







さようなら。

さようならホテルオークラ東京本館
茶室 聴松庵で点茶を楽しむ
メモリアルステイ
フレンチトースト
朝の本館ロビー
伝統的な和の意匠を訪ねて
建築土産
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