きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

丸の内界隈 さようなら…。JAXA i 

2010-12-28 | 社会科見学
「ねえ、東京駅に行こうよ~?」
と息子たちを誘ったら「良いよ」の返事が。
珍しく、家族で出掛けました。

宇宙航空研究開発機構 情報センター JAXA i

東京駅丸の内北口から徒歩1分。
オアゾの2階に JAXA iがあります。

HーⅡAロケットの第一段メインエンジン「LE-7A」の
地上燃焼実験で使用した実物が展示してあります。

謎のお姉さんが抱いているのは、イトカワの模型(二男がそう教えてくれました)

立地条件は最高ですが、狭くて展示も中途半端な感じ。
事業仕分けで
宇宙の夢を載せた情報館、2010年12月28日 閉館を迎えます。

  
  

「光都東京・LIGHTPIA」が東京駅周辺で開催されています。
 丸ビルと新丸ビル間の フラワーファンタジア
人が多くて…。










和田倉噴水公園まで行って、東京駅に戻りました。
日暮れとともに 寒くなり…
お腹が空くと がぜん寒さが見にしみてきます。

クリスマス前のディナーは
大丸東京店12階 鰻の伊勢定で。
奥の個室に通され、思わずお刺身などのついたコースを注文。
大きなガラス窓から東京駅を見下ろす特等席で
鰻の到着を しばし待ちました。



とろりとした鰻は香ばしく、
濃い目のタレと良くあいます。

大丸のこの階の
 トイレが素敵なんです…。


例年なら ここで今年一年のベストテンなるものをUPするのですが、
今年は積み残しが多く、来年1月末になりそうです。
10~12月の見学記、賞味期限が心配ですが(笑!)
笑って見ていただければ幸いです。

今年一年、ご訪問いただきありがとうございました。
来年も、引き続き どうぞ宜しくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えくださいね
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熊野への旅 boku邸(旧西村医院)

2010-12-24 | 西洋館
元は bokuさんの曽祖父が開業した病院。
30年余り廃屋となっていた洋館を修復して住まわれています。
使えるものは残しつつ、
全く新しい bokuさんカラーの家が生まれました。
工事(?)は、日々続いていて
その記録を見るのが とても楽しみ。

いつか その住まいを見てみたい
そんな気持ちでいっぱいでした。

熊野にいらしたら~との言葉に甘えて
旅立って、3泊お世話になりました。



一日目、夕方に着きました。
家の前に立って 夢じゃないのよね…と
ひとりごとを言ってしまう私。

 

家の裏には 蔵があって、その脇を
紀伊本線が走っています。

  



朝日の当たる 食事室。



チャメ子さんに頂いたセーター


  

  

  

  

チャメ子さんと 嬉しくて ぐるぐる家の中を
歩きまわりました。



会いたかった 猫ちゃん







そして またまた お言葉に甘えて
写真をUPさせていただきました。
素敵な想い出が またひとつ。
熊野の旅は ほんとうに楽しい旅となりました。

暮らしを楽しむことを
見習いたい…。

竣工 大正なかば
   数年前から修復開始
設計 不詳(西村伊作?)
所在 三重県熊野市



※ 外観の写真、すっかり撮り忘れました。
  これは貴重な一枚。朝日の当たるboku邸です。
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熊野への旅 七里御浜(しちりみはま)

2010-12-19 | 
泊めていただいたbokuさんの家から2,3分の距離に、七里御浜があります。
熊野灘に面して鬼ヶ城から熊野川河口まで20km弱(約7里)の海岸線です。
美しい海岸ですが、浜から急に深くなっているため遊泳禁止となっています。

熊野での三日目の朝
小石と砂の浜を、踏みしめながら散歩しました。
紀宝町のあたりは、ウミガメの産卵地でしたが
海岸線が侵食されて、少なくなっているそうです。





振り返ると、堤防の奥に朝日を浴びる山が見えます。
頂上左手すぐの、まるいちいさな白い丸。
残月が…見えますか?








これは、四日目の朝



ウミガメには、会えませんでした。

海と 山が近くにある暮らし。
いいなあ。。
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熊野への旅 花の窟(はなのいわや)

2010-12-18 | 
最後に 花の窟に行きたいと告げると
運転手さんは、わかりました。そういって
海岸沿いの国道を進みました。

運転手さんに 二人の関係を聞かれ
ブロ友 → ? → ネット友人 → ?
「仲の良い親子かと思ったよ」
だんだん 面倒になり
「そう、私たち 友達なんです」
「いいねえ、旅に出られて」
熊野への旅も4日目で、いきもぴったりな私たち。



花の窟の入り口です。
参道は、うっそうと木が茂りジャングルのよう。
木漏れ日の中で ところどころに石蕗 (つわぶき)の花が咲いています。

長い参道の突き当たりに 大きな岩壁が見えてきました。
ここは 神話の世界。
イザナギノミコトとカグツチノミコトが祀られています。
岩がご神体なので、社殿はありません。

約170メートルの大綱が、岩窟上45メートル程の高さの御神体から
境内南隅の松の御神木に渡されています。
編んだ模様が とても神秘的。
青空を見ていると 体が浮いてきそう。
雄大なその風景に 神が宿っているような
気がしてなりません。

チャメ子さんと 海老反り状態(笑!)
上を向いて 感動のあまり
声が出ません。








ふと振り返ると 木々の間から国道が目に入りました。
参道とは違う細い道を行くと、ひだまりの中に一面石蕗の花が
朝日を浴びて 神々しく 咲き誇っていました。





神社前で、タクシーは二人の帰りを待っていました。
「さあ、良い時間です。駅に向かいましょう!」
そう運転手さんは言いながら、車をスタートさせました。
花の窟を見れて 心残りが 消えました。

花の窟

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熊野への旅 遊木漁港と獅子岩

2010-12-14 | 
熊野での4日目。
bokuさんは仕事なので、7時30分に荷物を持って熊野市駅まで車で送ってもらいました。
色々とお世話になったbokuさんとここでお別れ。
またの再会を楽しみに別れました。

駅に着くまでちょっと心配なことが…。
駅前にタクシーが居るかしら??

列車到着前の のどかな駅前にタクシーが止まっていました。
9時30分の列車に乗るので、それまでに戻ってこれる場所を観光したい。
そう告げると、年配のドライバーは嬉しそうに 行きましょう!
と荷物をトランクに閉まってくれました。

尾鷲方面の海岸線をドライブ。
朝日が熊野灘をにびいろに照らしています。



漁港を見ますか?

そう言って、車は遊木漁港へ。
さんま漁の、歴史ある漁港です。
北の海から南下したさんまは、適度に脂が抜け
熊野では、さんま丸干やさんま寿司に使われます。
いつもならさんまが水揚げされている季節ですが、
今年は遅れているようです。

ちょうど朝水揚げした魚を仕分けしていました。


「ねえねえ、それ欲しいの。」
漁師のおじさんに そうチャメ子さんは、小魚を指さして言いました。

「??」
「お魚、ちょうだい!」
「これ??」
「そう、それ」
いわしを3匹わけてもらいました。
どうするのか見ていたら、水で濯いでぱくっ。
「頭が苦いわ。」そういって頭をちぎって 次をぱくっ。
「美味しい~!食べてみて!」
私は躊躇しながら チャメ子さんの手から食べさせてもらいました。
チョット塩気があって ぷりぷりして おいしい!

チャメ子さんの様子を見ていた漁師さんが
「こっちのほうが美味しいよ!」
そういって ホタルイカを3はいくれました。
私は チョット苦手なので…躊躇しているうちに
チャメ子さんは 食べてしまいました。
漁師さんと チャメ子さんと そして私。もう爆笑!
遠くでで見ていた運転手さんも 笑っていました。
「だって テレビの旅番組でこうやって食べてるじゃない。
食べてみたかったの。採れたての魚。
あー、美味しかった!」
天真爛漫なチャメ子さん。。なのでした。

  
 

車は、熊野市駅へと向かいます。
南国のソテツが街路樹です。



ねえ、運転手さん。獅子岩も見た~い!
いいですよ。そういって車を止めてくれました。

自然の力って なんて凄いんでしょう。


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熊野への旅 西村記念館(旧西村伊作邸)

2010-12-12 | 西洋館
かつて 行ってみたいと書き込みをしたことを
bokuさんは覚えていてくれたのです。
行き先を告げられたとき、舞い上がってしまった。
西村記念館は、新宮生まれの教育者でもあり建築家であった西村伊作の自宅です。
歌人与謝野寛・晶子らとともに東京神田駿河台に「文化学院」を創立し、自由教育を実践しました。
建築設計にも多くたずさわりましたが、現存するものが少なくなりました。

小さな駐車場に車を停め、歩きだした右手に洋館が見えました。



旧チャップマン邸 これも西村による作だそうです。

住宅街の坂道を登って行くと 不思議な建物が見えてきます。



石垣の塀が どこか外国風

  

   

外観を ぐるぐる見てから中へ。
民家風ではありますが、どこのものなのか…ミックス…。
スイスのシャレー風と書かれているものもあります。

軒下の垂れ下がった覆いは、新宮の山間の民家に使われている「ガンギ」と呼ばれる幕板を真似たものなのだそうです。



貼り出した出窓が気になります。



自らの住まいとして建てられたこの家は、
装飾のない、モダンでシンプルな佇まいです。
伊作のデザインした家具が多く残されています。

  



 



建築家の自邸は、とても大好きです。
自分のために、そして愛する家族のために造られた家。
愛に包まれている…そんなぬくもりを感じるのです。

階段をのぼって2階へ。
一階部分ではあまり感じなかったのですが
思ったより痛みは激しいものがあります。
和室の畳の床は抜け落ちそうなふかふかと足が沈む感触に驚きが。
心痛むものがありました。
建物保存、再生への道は、かなり厳しそうです。

竣工 1914年
設計 西村伊作
所在 和歌山県新宮市伊佐田
2010年、国指定重要文化財に登録されました。
西村記念館保存会
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熊野への旅 佐藤春夫記念館

2010-12-09 | 西洋館
bokuさんが、建物好きな私のために選んでくれた場所。
熊野速玉大社の境内に、作家 佐藤春夫のかつての住居が移築復元されて
佐藤春夫記念館となっています。
生誕地は、ほど近いところなのだそうです。
快晴の祭日なのに、実に静かな記念館でした。

  



文京区時代の写真



  
  

八角塔の書斎に文机が…。



かなり急な階段



2階サンルームの手摺



佐藤春夫の本は読んだことがなく、輪郭さえわかりませんが
なかなか 趣味人だったようです。

ああ、私も書斎が欲しい…。

竣工 1927年(1989年)
設計 大石七分
所在 和歌山県新宮市新宮1
   東京都文京区関口より移築

2010.11.23


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熊野への旅 串本へ

2010-12-06 | 
熊野での3日目は、bokuさんの車でドライブ。
bokuさんは、晴女なのだそうです。
この日は、とびきりの青空。
串本へ行きましょう~。
と、出発しました。



やあ、早く背中にお乗りよ~♪
(道の駅 紀宝町ウミガメ公園)

新宮にある熊野速玉大社へ。
熊野本宮大社、熊野那智大社と並ぶ熊野三山の一つ。
朱塗りと緑の 派手な社殿に目がクラクラ。
チャメ子さんがbokuさんにプレゼントした手編みのセーターと配色が同じで
びっくり。

  





熊野には、見学出来る建物があまりないんです。
とbokuさん。
熊野の洋館
佐藤春夫記念館と西村記念館を案内してもらいました。

 

串本の橋杭岩

伝説では、
弘法大師が大島へ渡るため天邪鬼に橋を架けさせたが、疲れた天邪鬼が鶏の声を真似て鳴いたため
大師は夜が明けたと勘違いをし、橋造りを中止したという。

道路から、岩場に降りて 潮が引いたところを歩いてみました。
濡れていて、かなり危険。
チャメ子さんは、手前で待っていてもらい
岩の近くまで行ってみました。

自然のままの伝説の岩場を 自由に歩けるおおらかさ。

う~ん 滑りやすいから 高くなっている道路から見たほうが
良いかも…。

 
 

駐車場脇の サンマのみりん干しが気になります。




一番気に入った岩 蛭子島(看板で確認した名前です)

大橋を渡り 紀伊大島へ
駐車場から
樫野崎灯台めざして歩きます。



海も 空も なんて青いんでしょう。

 
 

1890年(明治23年)軍艦「エルトゥールル号がこの近くに座礁して、島民が救助したことによりトルコとの友好関係が結ばれたそうです。
トルコの偉大な英雄ムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像が海を見守っています。





灯台と 右側が私の影

 

灯台近くの東屋でお昼を食べました。
bokuさんが買ってきてくれた
熊野名物のサンマのお寿司と高菜の葉で巻いためはり寿司。
美味しかったです。




最後にお願いした場所へ。
前日雨で諦めた 那智大社への古い道。
大門坂の途中から なーんちゃって古道を楽しみました。
石畳の階段が続いています。



順不同でごめんなさい。
灯台上から撮った写真です。

南紀の 潮風と 碧い海
今も 心に広がっています。


熊野での3日目…。この日も 濃い一日でした。
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熊野への旅 那智勝浦から那智の滝

2010-12-03 | 



Sさんお薦めの「鳥羽山」で少し遅いランチ。
勝浦といえば、やはりマグロ丼を食べなくちゃ♪
マグロ漁港基地だけあって、とろっとした味わい深いマグロでした。
刻み海苔が、味付けなのが不思議…。

お店の外に出ると、いつのまにか土砂降りになっていました。
Sさんに那智の滝へ行きますか?と聞かれ、
せっかくなので見ていきたいと答えました。

石畳の階段は、結構急で足元が滑ります。
チャメ子さんに、お先にどうぞと言われ、降りていきました。
この日は雨が降ったせいか、水量が多いようです。
落差133m、最大幅13m、滝つぼの深さ10m
熊野那智大社の別宮 飛龍神社のご神体として祀られています。

延命長寿の水があり、そっと飲みました。
「チャメ子さんは、遠慮しとくわ」
だそうです(笑!)


  

近くでみる那智の滝、迫力ありました。

車で熊野那智大社側へ。階段はエスケープしました。
熊野那智大社の境内から 遠くに那智の滝が見えます。



 

 



最後に、もう一か所見せたい場所が…。
Sさんが案内して暗たのは熊野市にある鬼ケ城。
着いたのは 薄暮に染まる頃。
周遊遊歩道は、途中で通行止めとなっていました。



熊野での二日目の夜のとばりが降りていきます。



早朝から、長時間運転してさぞお疲れだったと思います。
Sさん、有難うございました。
熊野の魅力を満喫できました。
一日で、こんなに観光できるとは思っていなかったので
感激しました。

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