きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

三渓園 紅葉の古建築公開

2012-11-30 | 近代建築
青空に誘われて、ふらっと(でもないかなあ…)三渓園へ。
明治から大正にかけて生糸貿易で財を成した横浜の実業家
原三渓が造園した日本庭園です。
京都や鎌倉、白川郷などから移築された古い建物が
広大な敷地に点在しています。
紅葉は、始まったばかりでした。
photo by kyaokyao
















photo by OZ














紅葉の見頃は、これから。

◇三渓園
神奈川県横浜市中区三ノ谷58-1
古建物公開 12月9日まで

※ 駐車場が狭く、満車の事が多いです。

2012.11.25

この週末、旅にでるのでお返事が遅くなります。
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2012-11-29 | 屋上




はやる気持ちを抑え
一番先に行ったのは 屋上。
神奈川県庁の屋上に行った時と同じように
塔が目の前にあり、大迫力。




時計塔見学もあったようです。すでに整理券の配布は終わっていました。

「ようこそ!名古屋市役所へ」
名古屋市役所本庁舎公開イベントへ行きたくて
指折り数えたこの日を満喫しました。

◇名古屋市役所
竣工 1933年
設計 平林金吾
所在 名古屋市中区三の丸3-1-1

2012.11.3
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名古屋市市政資料館 中央階段室

2012-11-28 | 近代建築



翌日、リベンジしました。(笑)

正面入口から入ると階段があり、2階エントランスとなります。
この中央階段をのぼるのが夢でした。
11月3日午前中、この大階段を使って
市立桜台高校ファッション文化科のファッションショーが予定されていたので、
混雑を避けるために、午後の遅い時間に訪れました。


















司法の場にふさわしい
罪と罰が釣り合うことを意味する天秤のモチーフ



事務室で市政資料館の小冊子(300円)を事務室で購入し、あとにしました。
ここは映画やドラマのロケ地としてよく使われていて、
最近では ドラマ「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」に登場しました。
そうそう、皆さんこのドラマを見ましたか?
ストーリーより、豪華なロケ地が気になって気になって…。
なかなか楽しめました。

2012.11.3
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名古屋市市政資料館

2012-11-26 | 近代建築
夕刻が迫っていましたが、間に合いました。

ネオバロック様式の荘厳な建物です。
大正11年(1922年)に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設され、昭和54年(1979年)まで
司法の場として使われていました。
1階には留置場、3階には法廷や陪審法廷が復元されています。

優美な光と翳。

かつて、ここで法の裁きが行われていたのかと思うと
胸が一杯になりました。
現在は名古屋市の公文書館として公開中です。

11月3日は、大階段を使ったイベントがあるので
前日に来たわけですが、なんと…イベントのリハーサル中。
係の方に聞いたら、午後5時までの申請になっているとのこと。
照明が四方から当てられ、コントラストが強いのと
大階段はのぼることもできず、残念でした。
















陪審法廷


中央階段室1階






竣工 1922年
設計 司法省営繕課
所在 名古屋市東区白壁1-3

2012.11.2
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カトリック主税町教会礼拝堂

2012-11-25 | 教会・礼拝堂
白壁の礼拝堂の脇には、立派な鐘楼が建っています。
新しいような、古いような…。
建物右に入口があり、扉を押して中に入ると
教会の方がいらしたので、お話を聞きしました。

現存する名古屋市内最古の教会で、かつて、この礼拝堂は畳敷きだったそうです。
何度か改築され、建物右手を入口とするために増築。
道路拡張のため取り壊された鐘楼は、1990年に再建されたものだとか。
やはり新しいものでした。
鐘楼の鐘は、建設当時のもので、フランス製。
日曜日のミサの時を今も告げているそうです。



  

敷地内には、立派なルルドの泉があります。

「文化のみちマップ」表紙のステンドグラスはどこにあるのか尋ねたところ、移設され祭壇右手にありました。
照明をつけて見せてもらいましたが。今は写真のような見え方はしないようです。









木のぬくもりを感じる、心やすまる礼拝堂です。

◇カトリック主税町教会礼拝堂
竣工 1904年
設計 不詳
所在 名古屋市東区主税町3-33

2012.11.2
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金城学院高等学校 榮光館

2012-11-23 | 近代建築
11月3日は、榮光館の特別公開でした。
金城学院高等学校は、アメリカの女性宣教師によって創立されたキリスト教を基盤とした女子校です。
白を基調としたスパニッシュスタイルの可憐な建物が見えて、ときめきました。















ステンドグラスの光の中で、美術部と書道部の作品を鑑賞しました。
ちょうど2階の講堂では、パイプオルガンのコンサートが行われていました。
少しだけ聴いて、慌てて外へ。
グルっと建物周囲をまわって見る時間がありません…。

◇金城学院高等学校 榮光館
竣工 1936年
設計 基本設計 佐藤鑑、実施設計 城戸武男
所在 名古屋市東区白壁4-64

2012.11.3
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名古屋陶磁器会館

2012-11-22 | 近代建築
東海学園の案内の方に、
「古い建物が好きなら 陶磁器会館もお薦めします。」
と言われましたが、時間があまりないので、外観だけを見ることに。



のつもりが…







歴史的陶磁器が展示してあります。
名古屋の地で明治10年代に瀬戸・美濃から仕入れた素地に上絵付けを施して輸出する
陶磁器産業が始まりました。
全国から絵付師が集まり、世界の陶磁器や日本各地の多彩な技法を取り入れ、
名古屋絵付けとして発展させていきました。
洋食器や花瓶など、ゆっくり見てまわれず残念でした。








名古屋陶磁器会館◇旧名古屋陶磁器貿易商工同業組合事務所
竣工 昭和7年
設計 鷹栖 一英
所在 名古屋市東区徳川1-1003

2012.11.3
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東海学園大講堂

2012-11-20 | 近代建築
11月3日の特別公開を楽しみにしていました。
東海学園は、明治21年 (1888年)に浄土宗を母体として創設された
歴史ある男子進学校。

大講堂は昭和天皇即位御大典を記念して建てられた建物です。
敷地奥にあるため、道路からは見えません。

堂々としたファザードに感動。
















エントランスのタイルが気になります。
階段をのぼり、2階の大講堂へ。



社会科の先生が、熱く講堂の説明をしてくれました。
今は、全校生が入りきらないので使われる機会があまりなく、
在校生でもめったに入れない講堂なのだそうです。















東海学園中学・高等学校◇旧東海中学校大講堂
竣工 1931年
設計 愛知県営繕課長 酒井勝+大脇勲+宮川只一
所在 名古屋市東区筒井1-202-4

もっとゆっくり先生のお話を聞きたかったのですが
揚輝荘でおもわぬ時間を取られたので、タイムスケジュールが押してしまい
長居ができず残念でした。

2012.11.3
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揚輝荘

2012-11-18 | 日本建築
橦木館で、ふと 手にしたパンフレット。
満月に照らしだされている幽玄な洋館のイラストでした。
初めて聞くその名は「揚輝荘」。

とても心惹かれて 行ってみました。

地下鉄覚王山駅を出ると、日泰寺までの参道で
街に仕掛けるアート「覚王山参道ミュージアム+揚輝荘」というお祭りに遭遇しました。
アートフリマには、後ろ髪をひかれましたが、スルー。
ありとあらゆる手仕事のフリマ…。
ゆっくり見てみたかったです。


日泰寺

揚輝荘は、松坂屋初代社長伊藤次郎左衛門祐民によって1万坪の森を切り拓いて
築かれた別邸で、かつては30数棟の建物が点在していたそうです。
空襲やマンション開発などで様子が変わりましたが、当時を偲ぶ建物が
名古屋市に寄贈され、公開されています。


正門近くの橋


揚輝荘につくと、テントがあり
揚輝荘ボランティアの方に「聴松閣という洋館を見たくて来ました。」と告げると
「ああ、残念ですが 工事中です。完成は来年の8月です。」
「外観だけでも見たいです。」
「全体が足場が掛けられシートで覆われているので、見ることもできません。」
「そうですか…。」ひどく落胆してしまいました。
「少しだけ見えるところがあるので、よろしければご案内しましょうか?」
「エッ、ぜひお願いします!」

マンションの間を通り過ぎて、洋館の前にたどり着き、車寄せ近くを垣間見ました。
かつて建物の間をを結ぶ地下道があったのだそうです。
今はもう見ることはできませんが、トンネルの東口が再発見された石碑がありました。




白雲橋

 

お稲荷さんもあります。青い布は、アート作品です。




信長塀

伴華楼という建物内部は、ガイドツアーに入らないと見学はできないそうで
約1時間の見学会に参加させてもらいました。

尾張徳川家から移築された茶室付の和室に洋室が増築されたのだそうです。







 









 

うさぎのレリーフ
ここ覚王山は、お月見の名所なのだそうです。



煙突に、魅了されました。
聴松閣…工事が終わったら、見に行きますね!

揚輝荘◇伴華楼
設計 鈴木禎次
所在 名古屋市千種区法王町2-5-1
施工 竹中工務店(名古屋の織田信長の家臣 竹中藤右衛門が創業なのだそうです)

2012.11.3
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南山大学

2012-11-17 | 近代建築
朝早く 南山大学名古屋キャンパスを散歩しました。
高低差のある敷地には木々が茂り、古い建物とレーモンドのデザインを継承した新しい建物とが混在しています。


法科大学院棟


k棟


図書館




第一研究室棟


M棟





遠くの木々の間から、色づいた葉が輝く建物が見えました。



同窓会館



◇南山大学総合計画(名古屋キャンパス)
竣工 1961~64年
設計 アントニン・レーモンド




カトリック教団真言会のシュライバー神父から、名古屋の丘に設立する
大学の総合計画を依頼されたレーモンドは、敷地内の草木と風景を可能
な限り残し、構造自体が装飾であるかのような建物を、土地の非対象性
を高低差に適応して根を張る樹木のように取り付け、尾根全体が一つの
建築となる印象を造り上げることを目指した。

それはまた、宇宙の秩序と永遠の価値を表わす日本のデザイン哲学の
順守を目指したものでもあったという。

「建築と暮らしの手作りモダン アントニン&ノエミ・レーモンド」より


◇真言神学院礼拝堂
竣工 1966年
設計 アントニン・レーモンド
所在 名古屋市昭和区山里町18



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文化のみち橦木館 旧井元為三郎邸

2012-11-13 | 西洋館
二葉館から徒歩数分で橦木館(しゅもくかん)に着きました。
陶磁器商を営んでいた井元為三郎の旧邸宅です。
荒れ果てたこともあるようですが、多くの方の努力により
美しい姿を今日に伝えています。

ステンドグラスが 美しい館です。
洋館と和館、そして庭には蔵と茶室があります。
 

















 

 

 








写真を撮ることに熱中してしまいました。
今度いつか、カメラを持たずに見てまわりたいと思います。

橦木館
竣工 1926年
所在  愛知県名古屋市東区橦木町2-18
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旧川上貞奴邸 文化のみち二葉館

2012-11-10 | 西洋館
名古屋城から徳川園に至るエリアは、歴史的建造物が多く保存されていて
「文化のみち」と名付けられています。

かつて名古屋市東区双葉町にあった女優 川上貞奴邸を
この地に移築・復元し「文化のみち二葉館」として公開しています。











床の左奥の三角形に黒くみえる部分が、オリジナルだそうです。











当時の資料を元に復元されて蘇った洋館…東京丸の内にある、三菱一号館を見たときと
同じ思いがしました。

竣工 1931年頃 移築復元 2005年
設計 あめりか屋
所在 名古屋市東区橦木町3-23
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養老天命反転地

2012-11-08 | 美術館・博物館・記念館・園
東京駅に予定より早めに着いたので
6時16分発のぞみ3号に指定替え。
2列窓際E席は満席とのこと。
3列窓なら取れました。
乗り込んでびっくり。
小鳥が電線に停まっているように、2列の窓際にのみ
お客は座っていました。

天気予報は晴れなのに
次第に雲が垂れ込み
時折小雨交じりの寒い朝。
名古屋で東海道本線に乗り換え、大垣へ。
大垣からは2両連結の養老鉄道に揺られて
養老駅到着 9時6分。
長い一日の始まりです。



1919年に建てられた駅舎は、どことなく気品があります。

出来た頃に2度訪れましたが、久々に来てみたら
木々が育っていて、驚きました。
楕円形のすり鉢型フィールドは、水平・垂直を排除した空間になっています。













縁にある遊歩道を時計回りに歩きましたが、擁壁が高すぎて見晴らしは悪いです。



森です。気分は ヘンゼルとグレーテル。



木々の生命力を感じました。
養老天命反転地
制作年 1995年
製作者 荒川修作+マドリン・ギンズ 
所在 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
 あちこち 傷んでいます。
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モード学園スパイラルタワーズ

2012-11-05 | 現代建築
名古屋を旅してきました。
気ままな 一人旅~。
文句をいう相棒がいないので
おもいっきり はじけてきました。(笑)

名古屋駅前で、ひときわ目立つビルに
目が釘付け。



名古屋の天気予報は晴れ。
でも 天気は 曇 一時雨 そして 晴れ。







名古屋は 風が強く 肌寒い一日でした。
自分でも よく歩いたと誉めてあげたい。
弾丸ツアーとなりました。
呆れずに お付き合いしてくださいね。

◇モード学園スパイラルタワーズ
竣工 2008年
設計 日建設計
所在 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目27番1号

※ 記事のUPと 見学の順番は違います。
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旧島津家住宅アトリエ

2012-11-01 | 西洋館
新宿区主催の文化財現地特別公開に行ってきました。
島津製作所三代目 島津源吉の長男・洋画家 島津一郎の旧アトリエです。
源吉は当時このあたり一体の土地を所有し、林芙美子も島津家から土地を購入したのだそうです。

現在はとある方の所有。

























 photo by OZ

竣工 1932年頃
設計 吉武東里
所在 東京都新宿区

2012.10.28

今年も東京文化財ウィーク 2012 が始まりました。
HPで見ると、ページ数が多く目が回ります。
公共施設にパンフレット2種類を置いてあるところがあるので
GETできると良いですね♪
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