きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

阿佐ヶ谷住宅

2013-03-31 | 戦後建築
雨の降り出しそうな肌寒い土曜日。
阿佐ヶ谷を散歩しました。
地図を持たずに初めて歩く街並みは
いつか来たことのある場所のような気がしました。

切妻屋根のテラスハウスや低層階の住宅が建ち並んでいます。
阿佐ヶ谷住宅は、全戸数350世帯。日本住宅公団創世記の団地で、分譲型集合住宅。
緑の小径に囲まれた、塀のない住宅は
どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
「団地」と呼ばず、あえて「住宅」と名付けたゆえんが解ったような気がしました。
直線の道路がないせいか、方向がわからなくなり
ぐるぐる周ってしまいました。

再開発の槌音が迫っています。
空き家になった建物の1階部分の開口部はベニヤ板で封鎖されています。
緑地の樹木の伐採が始まりました。



この風景、覚えておいてくださいね。














広場は、想像以上に広く
とても贅沢な空間。
この桜たち、残ることができるのかなあ。










給水塔


















ロープが張られて、この先の小径を歩くことはできません。

さようなら。さようなら。





善福寺川の桜
晴れていなくて残念。。
寒くて~寒くて参りました。



◇阿佐ヶ谷住宅
竣工 1958年
設計 日本住宅公団・前川國男事務所(傾斜屋根型テラスハウス)
所在 東京都杉並区成田東4
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新島襄旧邸

2013-03-27 | 西洋館





さあ、見学~。と思ったら、順路は新島会館の資料室へ。


新島会館で、資料展示をまず見学。
私は、手前のエントランスの階段にときめきました。(笑)






右上に見えるのは、暖炉からの温風を送るためのダクト。







かつての洋室を、八重が のちに茶室と改造した部屋。



この書斎は廊下からガラス越しに見たので、上手く撮れません。
左はじ中央にちょこっと見えるのは、乳白色の陶製のドアノブ。

三方にバルコニーのある開放的な造りで、大きく開いた窓から
移りゆく季節を楽しめたことと思います。
団体客が押し寄せてきたので、慌てて外に。
大河ドラマの影響でしょうか。

竣工 11878年
設計 新島襄といわれている
所在 京都市上教区寺町通荒神口下ル松蔭町

見学はHPからの予約制です。
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聖アグネス教会聖堂

2013-03-26 | 近代建築
京都府庁近くにある平安女学院。
歴史を感じる校舎です。





京都御所へ向かう途中、タクシーの窓から
赤レンガの教会が見えました。
平安女学院の礼拝堂も兼ねている
聖アグネス教会です。
明かりはついていますが、扉は閉ざされていました。
残念…。













竣工当時からのステンドグラス、いつか見てみたいものです。

内壁の剥離やひび割れ等の痛みが激しく
来年(2014~2015年)修復工事を予定しているそうです。

竣工 1898年
設計 J・M・ガーディナー
所在 京都市上京区烏丸下立売角
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京都府庁旧本館

2013-03-24 | 近代建築
門を通り過ぎると 
隣の府警本部の建物が見えて、とても気になります。




こちらが京都府庁旧本館
気品あふれる建物です。







2階に上ると、NPOの方が説明をしてくれました。

京都のお薦めなども 聞いてメモ。
1971年(昭和46年)まで使われた旧知事室や、正庁という広間などを見学しました。
桜の季節には、中庭の枝垂れ桜が見事なのだそうです。

  

 












竣工 1904年
設計 松室重光・久留正道・一井九平
所在 京都府京都市上京区藪之内町下立売通新町西入
(公開は、平日 10:00~17:00まで)




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京都DE女子会

2013-03-21 | 
先週10日から体調を壊し
かきいれどきなので 仕事は休めず そして送別会、卒業式などもあり
夜は 早く眠ることに努め
すべて 休止しました。
編み物も 写真の整理も インターネットも。

月曜日にやっと通院し、先生に「生牡蠣に当たったのでしょうか…」
といったら、どうも 違うようだ とのこと。
薬をのみ ゆるゆると 回復へと向かっています。

桜が咲き始め、
先月旅した写真が季節外れになりそうなので
急いでUPして行きたいと思います。

友人二人と 冬の京都を旅してきました。

一泊二日のシンデレラ気分を満喫。
本当は、4人で行くはずだったのですが 
前日一人が行けなくなり、ばたばたとキャンセルしました。



早朝の新幹線。
隣のキャンセルした席には、しっかりとおじさまが座っていました。
仕方なく、車窓を楽しむことに。
天気は 東京から離れるにつれ 悪くなって行きました。

京都駅のホテルサテライトに荷物を預け
タクシーに乗り込み 私はすまして
「皇居まで」と言ってしまった。

「嬉しいなあ~!」
「あっ、京都御所だった~」
「なあんだ、残念(爆)!」
ドライバーの弾むような会話になごみ
ほどなく 清所門前。
11時からの見学申し込みなので、少し休憩場で休むことに。

1団体で、約1時間の外観のみの一筆書きコースの見学。
自由見学や後戻りはできません。
敷地はたいそう広く、紫宸殿などは近づくことすら出来ませんでした。




宜秋門


新御車寄


月華門



奥に見えるのが 紫宸殿。右近の桜と左近の橘は 囲って養生していました。


諸大夫の間


清涼殿




御池庭











建物は、古いものなのか新しいものなのか 説明を聞いても
再建の見事さと手入れが行き届き過ぎてわからずじまい。
雅な世界を垣間見ました。
この日は とても寒い日で 冷えきってしまいました。
真冬の見学は お薦めしません。
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卒業式

2013-03-16 | マイホーム
二男の高校卒業式の朝は
抜けるような青空。
保護者として出席する最期のイベントかなあ。

早めに会場の体育館に着くと
列席者の席はまばら。
こんなものかと思っていたら、時間間際には満席となりました。
隣りに座ったかたから、卒業式は女子はドレスやら着物など
色んな服装で毎年行われているということを聞いてびっくり。
制服は標準服としてあり、普段は特に決まりはない高校です。

そして 卒業生の入場。
やー、ほんとうに びっくり。
袴姿や、振袖、ドレス…。
男子は スーツ姿がめだち、紋付袴もひとりいました。
制服は、ブレザーが標準服ですが
セーラー服の子もいます。
全部が全部違うわけではなく
きちんと標準服の子もいて
そのバランスが 良い感じでした。
ちなみに息子は、制服。
スーツも買わなくちゃと思いながら、まだ買っていません。





厳かな式の後、校庭で
担任を囲んでの記念撮影が行われました。
さんさんと太陽の日差しを浴びて
眩しそうな顔をして、カメラにほほえむ姿を見ていたら
胸が一杯になりました。
もう この学校の 同じ場所で 全員が揃うことはないよね。

卒業おめでとう!



近くの神社の早咲きの桜が、満開でした。
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chamekoさんに習う

2013-03-11 | その他
chamekoさん宅に編み物を習いに行きました。
以前頂いたセーターの編み方を教えてもらいたかったのです。

つい庭に面した縁側から家の中へ。
ビオラやスノードロップが咲いていました。







象牙のお雛様も 見たかった。
小さくて 可愛らしいお雛様です。
雛人形背後のタペストリーは、chamekoさんが織ったもの。

1

セーターは、イタリアの雑誌に載っていました。
編み図はなく、言葉で説明してあります。
chamekoさんは編みたい一心で、辞書を引きながらイタリア語の解説を読んだのだとか。



完成写真はこちら。



これも編んでみたいけれど
編み図はなくて、イタリア語の説明文のみ。



編んでみたーい!

この日は、chamekoさんの解説文をいただいて
編まずに帰って来ました。
セーターを がんばって 編んでみます!
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うれしいこと。

2013-03-09 | マイホーム
ブロ友さんから いろんなものを いただきました。
ありがとうございます。

  

ピッピさんから、お手製のポーチをいただきました。
一緒にチョコレートいただきましたが 食べてしまいました。
友チョコ 美味しかったです。

 

こりす工房さんから、北海道のおみやげと
桜咲きますようにとのあたたかいメッセージと
手編みの靴下をいただきました。
段染めの毛糸がキュートです。




御心つくしのプレゼント、ありがとうございます。




明日 小さなお雛様を 片づけます。


急に暖かくなってきましたね。
花粉が~ ハクション。




二男に 大学合格の知らせが届き ほっとしました。
我家に やっと 春がきました♪


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東京文化会館 バックステージツアー

2013-03-05 | 戦後建築
青空の土曜日で、上野公園は家族連れで賑っています。
一番人気は上野動物園のパンダでしょうか。
国立西洋美術館、国立東京博物館や科学博物館、東京都美術館、上野の森美術館
そして芸大。
上野の森は、文化施設が盛りだくさん。
中でも東京文化会館はJR上野駅公園口の真ん前で
交通の便も最高です。

建物の周りを
ぐるっと一周。
お城の城壁のような壁を見上げました。

東京文化会館バックステージツアーは、有料で、事前販売チケット制で500円。(障害保険料込み)
春と夏休みに開催される人気イベントです。
ブロ友さんを誘って参加しました。

この日は受付で3班に振り分けられました。
はじめに見学者全員が、大ホールに集合。
写真は個人の記録用で…というお願いがあったので
守りたいと思います。

ワーグナーのローエングリン第3幕前奏曲が鳴り響く中
オープニングの舞台装置のデモンストレーションを見守りました。
気分が高揚する 素晴らしい選曲です。

奈落を見学し、オーケストラピットに入り、せり上がるのを体験。
5階に一気に階段で上り、照明スポット操作体験。
カーテンコールで出てきた方に
スポットライトを当ててみます。

今度は舞台で、カーテンコール体験。
拍手とブラボーの効果音とスポットライトを浴びて
気分はソリスト。
舞台上のプロンプターボックスに注目。
階段の上部に椅子状の板を敷き、モニターを見ながら
出演者に歌いだしのきっかけを声で教えたりする副指揮者などが
座って指示をする半分開いた箱。
客席方面はふさがっているので、客席からはわからないようになっています。
ここに入る人は閉所恐怖症の方は、絶対無理です。
舞台中央の指揮台にのぼり
ホールを見渡してみました。
有名マエストロの見た風景…。
5階の天井桟敷席までよく見えます。

舞台裏のコンクリート打ち放ちの壁や柱には
たくさんのサインがあります。
よく見たかったのですが、残念、時間切れ。
地下の楽屋を見学して、見学は終了。
プロのスタッフ直々の説明に耳を傾けながら、
華やかな舞台裏を垣間見た2時間。楽しかったです。
バックステージツアーの演出、素敵でした。
スタッフの皆さん、有難うございました。

そして 素晴らしい音楽ホールだと あらためて感じました。

是非、建築メインの見学会の企画もお願いします!






窓の桟のデザインは、ル・コルビュジェ風



舞台外観









建物内の壁にも、同じものが使われています。












枯葉が吹きたまったイメージ?







あの日 あの時 あなたと並んで聴いた曲やオペラが
鮮やかに思い出されたひと時。



階段室の外と中。



青い階段、見たかった…。
あと、ブロ友chamekoさんにはびっくり。5階までいっきに階段をのぼられました。
90歳なんです。

竣工 1961年
設計 前川國男
所在 東京都台東区上野公園5-15

緑の扉もあります。

ガーゴイル(雨どい)のデザインも、素敵です。
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2012年師走の諏訪への旅 二日目

2013-03-02 | 
泊まった宿で、片倉館入館券を頂き行ってみました。
日帰り温泉施設で、洋館風の外観からは
どんな大浴場なのか想像がつかず、胸が高なります。







脱衣所に、写真禁止の表示がありました。
大浴場「千人風呂」は
深さが1.1mで、立って入ると100人くらいまで入れるそうです。
湯船底には、黒い玉砂利が敷き詰められ、歩いてみると足裏に心地よい刺激が伝わってきます。
ステンドグラスや彫像のある浴室は、温泉のイメージを替えてしまいました。
温泉成分の少い肌当たりの良い単純温泉で、温泉のかおりはしません。



二階は休憩室で、椅子席と座席があり
湯上りを軽食等で楽しむことができます。



諏訪湖畔を少し歩くと、間欠泉センターがあります。
昔は 浴室かジャグジーだったのか…
1階は不思議な造りです。





階段踊り場のネオンが、良い感じ。
3階には諏訪湖を望める展望室があります。


諏訪市美術館は、休館で残念。



今年は諏訪湖の氷の張るのが早く、湖畔進入禁止のロープが張られっていました。



諏訪大社下社秋宮





塩羊羹の店 新鶴 お参りしたあとに、塩羊羹を買いました。



本陣 岩波家の入口にいらした、気品ある年配の女性に声をかけたら
先代の奥様だそうで、岩波家の説明を細かくしていただきました。




歴史を感じる火鉢

時の科学館 儀象堂
中国・北宋時代当時の首都開封に建設された、水駆動による大型の天文観測時計塔を再現した
水運儀象台という大掛かりな時計が庭に建っています。



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時計台の中で働いている人形たち。
展示は、古いものから新しいものまでの時計コレクション。
なかでも、「時の決め方」という展示パネルが気になりました。
>日本標準時はどう決まるのか。
時刻は①地球の自転に基づく世界時②原始の振動に基づく原子時③地球の公転に基づく暦表時
をもとに決められています。

…悠久のロマンを感じます。




諏訪大社下社春宮




万治の石仏


神長官守矢史料館は休館でした。



諏訪大社上社本宮








来年は、初詣に出かけたい 諏訪大社です。



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