工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

NHKを観よう!

2007年05月17日 19時31分04秒 | 鍼灸・東洋医学
治療中、患者さんと世間話などしておりましたらね、「実はさっき主人のクルマとすれ違ったんですよ。今日は仕事で遅くなるって言ってたのに。確実に怪しい動きですよね。帰ってきたら問い詰めなきゃ(-_-♯)」ってその患者さんは申しておりました。
今夜は私、その方の家内安全を願わずにはいられません。



どうもこんばんは、平和主義の院長でございます。



NHK教育にて放送されている「知るを楽しむ」という番組、皆さんご存知ですか?今月の「木曜日・歴史に好奇心」では「漢方なるほど物語」というシリーズが放送されており、今晩午後10時25分より第2回「名医・曲直瀬玄朔~漢方治療はオーダーメイド」の放送がございます。
これを観れば東洋医学の証(随証療法)について多少なりともご理解頂けるんじゃなかろうかと、そのように考えております。興味がございましたらご覧下さいませ。

「漢方治療はオーダーメイド」、良い言葉でございますねぇ。

鍼灸でもそれは同様でございます。
同じ病気、同じ症状の方でも証によって使用する経穴は違って参ります。正しく治療を進めるためには証を立てるという作業が非常に重要になるわけですが、そのために我々は脈やお腹を診たり、経穴の反応を診たり、あるいは舌を診たりするわけですね。
近年は漢方薬を扱うお医者さんが増えておりますが、証を立てて処方しているお医者さんは非常に少ないと思います。それじゃどうやって処方しているのかというと、実は症状と漢方薬の一覧表を見て決めているんですね。正しい処方ができていないんです。それでも偶然証に合った処方であれば効果を期待できますが、偶然の一致はそんなに重ならないですよね。

証と処方がずれていれば効果はありません。
「漢方を飲んだけど効かなかった」という経験をした患者さん、「漢方の効果は低い」と考えているお医者さんにはぜひ観て頂きたいシリーズです。
目からウロコですよ、きっと(^^)

私、こういうマイナーな話題も真剣に取り上げてくれるNHKさんが大好きです。
受信料もしっかり払っております(笑)。
コメント (2)
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