チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 404

2021年01月22日 10時35分12秒 | 日記

YouTubeライブ「チャ子ちゃん先生のお考えっ!」13回目の昨日は、初めて外に出た

お相手の都合もあり通常の時間より早めのライブ

場所は東京八王子の「荒井呉服店」(歌手ユーミンの実家)

若き荒井哉子社長と対談収録であった。内容は着物には季節感があるというもの。

この収録を最後に一連の企画の作業が終わり、VDVが出来上がる

本来は劇場で公演をすることになっていた。それは着物の普及に関与した企画で、八王子にある、新制作座と八王子の花柳界、更に八王子の呉服屋が手を携え、おびただしい量の着物を保有している新制作座の着物を、芸者さんたちに着ていただき、着物の作法を舞台で見せていくという趣旨であった

昨年ホールも借りて、着物選びに入ったところ、コロナが理由の中止。

主催は文化庁、㈱ピラミッドフイルム。なので社長の長谷川さんはお手の物の映像を作ることにした。

そのVDVは3月初旬に出来上がる。予約値段は5500円

 

さて話をライブに戻す。

荒井呉服店の歴史?長谷川社長のVDVの宣伝に次いで、着物のあれこれの話になり、長谷川さんもお茶の師範なので、男の着物、女の着物と話は膨れ上がる。そして最後にチャットを読むチャ子ちゃん先生、その中に「呉服屋さんに入るのは怖い」というコメントがあり、哉子社長も、チャ子ちゃん先生も同時に「私も怖い」とはもって爆笑。

 

どうして怖いのか、呉服屋は本来は家業なのに、いまは企業化れた雰囲気になっていて、店内に温かさがない

ここで高校生の頃を思い出す

我が家には3人の娘がいるので母は呉服屋さんを二軒ひいきにしていた。一軒は晴れ着専門、もう一軒は日常着専門、そのどちらの店も商店街にあり、喫茶店に入れない校則を守り、友人を誘いその呉服店に行ってはお茶とお菓子をご馳走になっていた。

時々店にいらっしゃるお客さんの見立てに口出しをしたり、わいわい楽しんで引き上げるのだが、その裏では母が何かと買い物をしていたらしいことは後で知る。

それでも一緒にいた友人は婚礼衣装をその店で誂えている

ウエルカムすれば必ず風が吹き渡る、昔の人はそれが分かっていたのだろう

現在は「購入客だけしか見ない」という雰囲気だという。

ではどうしたらいい?哉子社長「ちょっと見せて下さい」とおはいりくださいと。人と接するとことが店員にとっても学びです。おおっしゃっていた

「ちょっと見たーーい」「今日は買えませーーん」と楽しく着物を見ることから始まるといい

 

コメント
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