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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

雑草と平和

2010年08月06日 11時43分04秒 | 日記
65年前の今朝廣島に原爆が落とされた
何が起きたかわからない暗い朝を人々は
阿鼻叫喚して歩き回ったと
歴史は語る

今年は初めてアメリカ大使が式典に出席
どのような思惑があるにしろ
加害国の大使の出席は前進

チャコちゃん先生は
この8時15分はどこに居ても
黙祷をささげる

この方達のお陰で戦争は終結に向かい
日本に平和を引き寄せてくださった
大きな過酷な犠牲の上に私たちの日々が或る

広島の地にはもう木も草も生えないといわれていた
しかし
この原子砂漠に命がよみがえったのが小さな草
雑草といわれている草達だったという

廣島復活の息吹きは
ナズナ、ウマゴヤシ、ハハコグサ、オニタビラコなどなど40種余
いまでもどこでも姿を見せている草達

爆心地の附近でスクスクとたくましく成長し
廣島の人たちに生きる勇気と希望を与えた

チャコちゃん先生は
雑草を抜くときいつもそのことを思う
昭和天皇陛下も
「雑草という名前の草はない」
とおっしゃっていたが
この廣島の草のことをきっとご存知であったのだろう

雑草の生えないところに人は暮らせない
コンクリートで埋め尽くされた歩道からも
小さな隙間から頭をだす雑草

この草の姿がある限り
私たちは生きることが出来る

昔の人が
着物の柄に草をたくさん描いているが
これも草に対しての感謝の心かもしれない
能装束にすらタンポポやスミレの柄がある

小さな命に心寄せることの出来る人たち
それが日本の国民気質
世界の原子砂漠では草の生えない国のほうが多いという

日本の地を大事にしたい
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金の流れ

2010年08月05日 13時25分27秒 | 日記
「比佐子さんあなたお金を拒否したのね」
「なんのこと?」
「ブログ読んだけどーー」

宇宙法則である流れきたものを「受け止める」ということを
チャコちゃん先生は失敗したらしい

Y子はいう
「その青年1万円あなたに渡そうとしたのでしょう?」
「うんそうよ」
「なぜ断ったの?」
「彼はまだ若いし、1万円は大切だと思ったからーー」

本当のところ
チャコちゃん先生もアレは受け取っておくべきだったとーー

「比佐子さんのいつものクセでたわね」
相手の生活、相手の思惑
そういうことを先に感じてしまう

「お金を受け取るのに躊躇したのはヘンな思い上がりでしょう?」
「そう、お金ほしさにこの行為があるわけでないという感じかな」
「格好付けたのよね、これ若いときからのクセね」

宇宙法則はちょっと違う
きたものを受け止め流すこの循環が大切

「比佐子さんがそのお金を受け取ることで」
彼は逆にお金のありがたさがわかり、
しかもお財布を拾ってくれたことに対して
心からの感謝を感じるモノだという

簡単に渡すことで
拾った人に対する感謝は薄くなり
ラッキーという感じで人生甘く考える青年になる
しかも今後も安易にお財布を落とすでしょう
せっかく彼が人の親切や自分の不注意を感じる道を
あなたは閉じたことになる

「基本的に比佐子さんのいい気分を助長しただけ」
「深いねえ」
「しかも流れてきたお金を留めたからそれも失敗」
「どうしたらいいの?」
「私にデイナーをご馳走というのはどう?」

流れてきたお金をせき止めたのだから
もう一度自らお金の流れを作らなければいけない
其れが循環の法則

其れとご馳走がチョットつながらないのだが
言われるままに説教を受けながら寿司をつまむ私たち
腑に落ちないんだけどねーー

歯に衣を着せぬよき友を持って幸せ
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落し物

2010年08月04日 11時29分23秒 | 日記
サイフ拾っちゃった!

6日に行う「ナイトコスモス」の食材を
セキドと整えるために八百屋のおじさんのところへ

パークハイアットホテルの前の路上に
亀の干物の開きのような形でサイフが落ちていた
危うく踏んづけるところで
「なにこれ」
「サイフですよ」
「開けてみて本人がわかるものはないかしら」

免許書、カード、現金もかなり
しかし本人と直接連絡取れるものがない
「交番に届けよう」
「でも今困っていると思うから何とか探しましょうよ」

他人の名刺のところにTELするが
「個人情報は教えられません」
「だって本人が今困っていると思うんですよ」
セキドがいくら説明しても関わってくれない

こちらも知恵が付き
歯医者の診察券を見つけて
財布を拾っているけどお宅から本人に連絡を取って欲しい
と依頼したら
すぐさまご本人から電話が入る

セキドのすごいところ
「本人と連絡はつきましたがヤクザではないでしょうね」
「いいえ学生で好青年ですよ」

その好青年がやはり警戒して友人と現れる
渡した財布からすぐ一万円を抜き出し
「助かりましたお礼です」
「私たちは要りませんからお財布大事にね」
「何か大きな事故の代わりかもしれないから御身大切に注意しなさい」
とチャコちゃん先生 おばさんだねえ

「どこで気がついたの?」
「高速に乗るときです」
「じゃあ大事故が回避されたのだわ良かったね」
「ああーそうですかーー」
ありがとうございますと最敬礼して去った

「爽やかでいい青年ね」
「今度浴衣のモデルになってもらおうか」
朝から大賑わいであった

それにしても金持ちだなあ
まだ学生でアンナにお財布に現金が入っている
チャコちゃん先生うらやましい
サイフもグッチだった
履いてる靴も高級品でおしゃれ

「そういえばキャパクラ嬢の名刺も入っていましたよ」
あははははは
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卑弥呼の正体

2010年08月03日 09時57分37秒 | 日記
三五館から発売された
山形明郷著書「卑弥呼の正体」
星山社長に
「もう卑弥呼を探す気がしなくなりました」
とのお手紙とともに送ってこられた

古地図を元に
大和の国と邪馬台国の違いを
実に細かくしらべれた論文

この本によると
邪馬台国は黄海の近くになる
倭の国、魏志倭人伝も
中国の古い文や韓国の古文を時間をかけて研究した

一部の考古学者や
中国、韓国の学者たちは
大拍手を持ってこの出版を祝っている

惜しいかな山形さんは2年前になくなっている

日本の歴史
特に邪馬台国や卑弥呼の論争は尽きないが
古地図からの考察は信憑性が或る

チャコちゃん先生は
飛鳥、奈良と平安時代の着物の形の違いが
どうもわからず色んな歴史書を読んでいるが

この卑弥呼の正体のような「解き方」だと
何かわかるかもしれない
ご存命中にお会いしたかったなあ

この論評は北京大学に渡り今翻訳されているらしいが
とてつもない研究書という評価だと聞く

この本を読むと
日本をもっと知りたくなる
日本人として生まれたからには
日本の天命を生きたい

1500円+税
モウ2刷 日本を知りたい人が多いと見た
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蚕のお出まし

2010年08月02日 11時06分38秒 | 日記
東京農工大の横山先生に
先日岡谷でお目にかかった折
「先生蚕を戴きたいので学校に伺います」
「日本橋のタカシマヤで行われる日本の絹展にもって行きましょう」
「何にします?」銘柄?のこと
「青熟を20頭」

日曜日に行くとお約束をしたが
日曜セッションが入り
6時過ぎに山ちゃんと駆けつけたが
横山先生お帰りになった後

加奈ちゃんも会場に合流し
「黙って持って帰っちゃおう」
と青熟を盗んでいると
塩野屋の服部社長が現れ
「この箱に入れていくとええよ」
と盗みに協力

亦其処へ多摩シルクの面々が現れ
「アラ先生何していらっしゃるんですか?」
「青熟盗んでるの、横山先生とお約束したの」
と弁解

「それなら桑の葉もたくさん持っていらしてください」
とじゃんじゃんビニール袋に桑の葉を入れてくださる

盗人仲間を増やすと
不思議なもので堂々としてあつかましくなる
首謀格は何か一気にエラソウな態度に

やってきた青熟は
一晩で3ミリは大きくなっていた
これから暫く楽しみ

ナイトコスモスの行われる6日は
更に1㎝は大きくなっていることでしょう
お楽しみにいらしてくださいな

先日若手工芸展で手に入れた
繊細なざるの中で桑の葉を食んでいる
このザル6000円もしたぞ!
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妻を娶らば

2010年08月01日 13時51分50秒 | 日記
海老蔵さんの結婚式
歌舞伎界のプリンスは
女を見る目がある

彼の父親もそうだが
モテにもてていざとなったら確実な人を娶る

歌舞伎は日本の伝統芸能
その中の成田屋宗家は
歌舞伎界の中心だ

こういう家に嫁ぐということで
小林麻央さんは戸惑いがあったようだ
その戸惑いと不安は結婚披露の場でも
まだ漂っていた

恋人としては最高だが
家に入ることにかなりの覚悟が居る

それを海老蔵さんは
「ボク本当に彼女大好きなのです」
と言い放つ

世間に向かって公に高らかに宣言することで
彼女の不安を少しでも取り除こうとしているのだろう
二人がダンダンしっくりしてきた
まれに見る楚々とした妻
堂々とした夫
いいカップル

そうそう前原大臣が紋付袴で祝っていた
この大臣には
??気持ちがチャコちゃん先生にはあるのだが
あの紋付姿を見たら
チョット点が甘くなっちゃったよ

気持ちの良いお二人
お幸せに
あなたたちのご両親のようにね
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