チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

出会う人みんな師匠

2009年07月06日 10時36分48秒 | 日記
ある呉服屋さんで風水きものの会をした
其のときのお客様と社員さんが
「風水の勉強を本格的に学びたい」
とお二人のスケジュールをあわせ
C級、B級と淡々と学び
ついに昨日A級修得
スゴイ

楽しい二人組で
ご自分達が住んでいる地域の人たちを巻き込み
先ずはインテリア風水から着手
トラック一杯分の物を棄てさせたら
其のお家の問題点が全て解決したのだそうな
このように
多くの人たちを幸せにし信頼を得たようだ

毎回
エスプレッソの器具を持ってきたり
手製のお香を持参して香を聴いたり
お茶の時間を充実させているが
昨日は
お抹茶道具とお菓子持参
変わりバンコにお薄を点てて馳走になった
ガラスの茶器が涼しげだった

日々其の瞬間を楽しむことが身上の二人
お一人は風の人でグリーンが基本色と聞いたとき
すぐに緑色の大島紬を購入
そして
「グリーンにはこれでしょう?」
とゴルフ場で楽しんでいる風景の刺繍の帯を合わせた

教えることは学ぶこと
チャコちゃん先生はいつもそう思う
出会う人みんな師匠
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トキ

2009年07月05日 18時43分54秒 | 日記
朱鷺を大切にする民族
トキは時
時の神様の子供

ところが
トキは十気でもあることに気がついた

ひと、ふた、み、よーーーーーーたり
そう十はたり、足るを知る

日本人の言葉言霊だとつくづく思う
言葉を大切にしたい

トキ色
これも優しくて妖しく色っぽいいろだ
朱鷺の腋毛、くちばし
大人の女を思わせる色

先日知り合いの小説家に
「藍の紬を着せた場合、長襦袢は何色にすると妖しい感じが出る?」
と聞かれ間髪いれず
「鴇色でしょう」
「へーえあの朱鷺の色かい?」
「そうよ、鴇色、薄い薄い桃色とも肌色ともいえないような」
「分かったあの胸の辺りの神秘的な色だな
うーーんいいぞありがとう」

と其の本の原稿が送られて来て
色のチェックを頼まれた
登場の女の描写がすばらしいので
色や着ている素材のチェックが楽しい

最近
きもののことを取り上げた作家が少ないので
大いに応援、
「今後もよろしく」
「いえいえこちらこそ、たくさんきものの女を登場させてね」

いいですねえ
小説の主人公の着物姿ーー
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2009年07月03日 10時47分12秒 | 日記
大きな夢は
戦争のない世界
それには先ず自分自身が
人と争わない

次の夢は
日本の文化をきちんと栄えさせたい
清潔、謙虚、調和、美、愛
これが日本の文化の土台にある

人に対して
物に対して
自然に対して
愛を持って接する心が日本人であった

この日本人の魂を伝達できれば
世界は平和になる
違いを受け入れ
自分のものを作り出す
この才知は独特

考えれば
ジュボンというポルトガルのシャツを
和の襦袢にしてしまったように
異文化を取り入れて
全く新しい別のものを作り出す

きものを理解しようとすればするほど
そのような瞬間に立ち会う
真似っこの日本人といわれるが
ただのさるまねに終わらず
さらに進化させてしまうところが凄い

小さな夢は
チャコちゃん先生
きものを通してこのような日本人の姿を
誇りを持って次の世代に伝えたい

其の前に
日本を忘れている大人たちに
きものを通して日本文化の価値を
思い出してもらおう

日本を知らないで
外国物に現を抜かすのはあとのしよう
日本を知ることが
外国物の価値も理解することになる

でも若いときは
隣の芝生はよく見える
それもいい
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女優気分

2009年07月02日 16時52分14秒 | 日記
通常は晴れ女なのに今日の撮影、雨
クロワッサンの8月25日号
「きもの時間中谷比佐子さん」
という2ページに登場

オナマにも
川邉サチコ・茅母娘の手によって
チャコちゃん先生美しく仕上がっていく

あたま、顔
うんうんこれでワシは女優並みじゃって

と時間がたつに従って期待が高まる
顔とヘアーが出来上がりきものを着て
「お月見をしている感じに撮ります」
といわれ、その気に

何せ
長年の友が作ってくれるので顔など一切見ない
任せぱなし

「お疲れ様、きれいでしたよ」
本人は美人ボルテージが頂上まで上がっているので
さぞやーーーとパソコンの画像をのぞくと

あーらおばさんが居るだけ

とがっくり
想像と現実の落差に
唖然、呆然、悄然
付け睫もつけてもらったのにイーー
読者の皆さんきっとお目だるい
ごめんなさい

静かに考えれば
実力以上にきれいにしていただいた
本人の想像が間違っていただけ

パソコンの画像に女優が居るわけないもんね

でもわいわいときものの話たくさん出来て
楽しかった!

サチコさんおおきに

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タイトロープ

2009年07月01日 10時54分39秒 | 日記

ニューヨークのツインタワーを
命綱無しで地上500メートルのところを
八回も往復した
フイリップ・プテイ

フランスの大道芸人で実在の人

ツインタワーは9・11で姿を消したが
其の前のまだ工事中に
フイリップは快挙を成し遂げた

彼はビルがあればロープをわたして
其のロープを渡るということをし
そのため500回の逮捕歴も有る

「マン・オンワイヤー」
は其のドキュメンタリーで
綱の上で笑顔を見せてわたる姿は
「集中することで人間は出来ないものはない」
と思わせる

ハワイの海には
素もぐりで
80メートルをもぐる人もいるという

昔日本には
空海という集中度抜群の方が存在した

「集中」は人間のあらゆる細胞を全開するようだ
そういう本質を私たちは与えられている

何をぼやぼやしている
集中度を高め
出来ないことのない人生を歩みなさい

といわれている

とにかく子供心の集中を取り戻さないと

金銭的なタイトロープを渡ってはいるがね
チャコちゃん先生は毎日
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