チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

男のきもの

2014年01月11日 09時49分02秒 | 日記
殿方はきものを着ると一気に「いいおとこ」になる
「あっ」
と新鮮な驚き
その後おいおいその着方はどうにかしろよ
という感じになるのだが
それはほとんどの方が「腰が決まっていない」

好い見本が生活環境の中で見かけないので
誰を見本にして良いのかわからに方がほとんど
でもきものを着始めると
落語を聞きに行ったり
時代劇の舞台を見たり
歌舞伎に行ったりと勉強熱心になる

見ることはとても大事
誰をお手本にするのかそれでご本人の着物姿が決まってくる

着慣れている人の工夫を話してもらうのが一番だけど
其の相手を「正道」の人にして欲しいとおもう
そこから崩していくのは好いけど
初めから崩れていては見るに堪えない

呉服業界でも其の姿見るに堪え無い人が多い
つまりなにもかも長すぎる
商人はきりっと着てほしい
役者の真似をするとどうしても素人はぞろっペとなる
袴など商人は通常は履かないものだよ
袴履くなら「たっつけ袴」にしてきびきび動いてほしい
間違っても「行燈袴」でゾロゾロ歩いてほしくない
女学生だって今時は短めに袴はいているよ

書き始めると苦言になるのでーーー
お後がよろしいようで




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