チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

何がほんと?

2021年09月03日 10時20分23秒 | 日記
何がほんとかわからない時は何も考えず、どの意見にも同調せず、気を紛らわすこともせず、静かに自分の中にいる。そうすると光が見えてくる、その道に進めば問題は解決する。チャ子ちゃん先生はいつもそうしている。しかしそこに欲や我が入るとすべてが逆の結果になり痛い思いをする

何回も痛い思いをしているのに、やはりひとを「善」と考えたい気持ちが強く、其れで判断を間違うケースがたくさんあった
そういう失敗を重ねてきたので何を信じるかが明快である。友人、知人の中には「神」を信じないと公言する人もいるが、私は「神」を信じる
だってこの体いったい誰が作ったの?完璧なこの体、五臓六腑、手足、五感、細胞や血流、動いたり考えたり、しゃべったり、こんな楽しいことをさせてもらっている体と心、いったい誰の制作?

そこの考えを基準にして「神」に問う
いろんな形で回答が来る。通りすがりの人の一言、電車の差内刷りの言葉、ちょっと耳にしたテレビドラマのセリフ、電車で隣のおじさんのが読んでいる新聞の見出し、自然の中の色やにおい、あらゆる手段を使って返答をしてくれる。時に自分の中からも答えがわいてくる。そのため自然の中を歩いたりするのが好き

人のほんとと自分のほんとが違うこともある。その人は何を基準にいして「本当」と思うのかをよく吟味すると、たいていテレビでみた、ラジオで聞いた、新聞で読んだ、あの人から聞いた、とご自分で考えた「本当」ではないことが多い。多くの人が自分で考えることをしなくなったのだなあと思う

少し前はよく議論を吹っかけられた。ちょっと生意気な人が寄り集まると議論沸騰。その時人の言った言葉を使う人は軽蔑されていた「自分の頭で考えろ」「心からそう思うか」などの言葉が飛び交った。戦時中の「右へ倣え」「大本営発表」の愚を犯したくないと考えていた世代だ

富士は動かず、開けて渦巻く鳴門の仕組み、一二三神事から学んだ言葉。今必要な人の行動だと思う。

自分の本当で生きて行こう

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