チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

翠ちゃん

2011年11月28日 10時34分27秒 | 日記
翠ちゃんとは月の縁で能登で出会った
松宮隆さんが
「自分の力で農業を志している若者達が居る」
この人たちの夢を何とかかなえる方法は無いものかと
お話を伺った

「養蚕や麻を植えて機を織るところまでいけるといいですね」
ととりあえず月見の宴をプロジュースするその場に
集まってもらうことにした

宴の場所となるところの整理整頓
そして近くの農地の見学も兼ねた
8人の若者が集まり
あっという間に美しくしてくれた
そしてその地を気に入ってもくれた

その中に翠ちゃんがいた
「私きもののこと勉強をしたいのです」
桑から育てて蚕を飼い糸を取って機織をしたい
「本気でやるのだったら応援する」
というようなチャコちゃん先生との話し合いがあって
麻がいいか絹がいいかは勉強の過程で決めればいい
と言うことで別れた

このような人は結構いらっしゃるのでほとんど忘れていたが
或る日
「夜行バスに乗って先ずは着付けの勉強に伺います」
という電話があり
早速着付けをマスターした
暫く家で練習をするということで
11月の26日の志村工房見学のためにお金をためるという

そして26日
またもや夜行バスで金沢から早朝新宿に着き合流
「翠ちゃんお荷物多いのねえ」
「ええこれから沖縄に行きます」
「へーーーえ凄い翠ちゃん本気なんだ」

今回の研修では農水省の方や農学博士
また白生地の専門家などの話を聞けて翠ちゃんは大満足

「農業をやりたい」
「織りをやりたい」
ただその希望を先輩に話すだけでなく
自ら行動する翠ちゃんに人生の先輩達は
色んな知恵を貸す

行動することで失敗もあるかもしれないけど
それ以上の大きな学びもある
そういえばチャコちゃん先生
沖縄がまだ日本に復帰しないとき染織の取材に行き
「竹富島」に2週間も滞在して
豪そうに草木染の講習等やっていた

其処の村長さんが家一軒あげるからずっと留まってほしい
との申し出があったがーーー
あの家どうなっているだろうか

その後志村さんが石垣島で染織の修行をしたらしい

沖縄は何かをやりたい人の夢の島なのかもしれない

翠ちゃんの旅は長い
しかし必ず身に付けることが出来るだろう







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