チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

晴れ着

2014年01月02日 19時38分29秒 | 日記
お正月恒例のバレエ観賞
もう何年になるのか
ボリショイやキエフや
とにかく美しくて気分が良い舞台だ

ところでお正月の町に晴れ着が全く見えない
晴れ着の着も姿は言うまでも無く
お洋服もカジュアルを通り越してなんだかホコリ臭い

お正月を感じるのは門松だけど何だかみんなチャッちい
あのチャコちゃん先生が惚れている「かしら」の創る門松は
新宿でしか見当たらない

町全体が薄汚れて見える
こんなお正月好いのだろうか
ことしは変化変動の年という緊張感もない

別にそういうのを感じる必要は無いのだが
来る新しい月日をみんなどう過ごそうとしているのだろう

冨士山だけはやけに美しい
東京の空も美しい
しかしその下の人たちはどうして肩をすぼめて
汚い色の衣服を纏って

ああ

どうして?
カジュアルを通り越して自分自身を隠してしまうような暗い色を身に纏っている人たち
日本は何処へ向かって行っているのだろう

晴れ着という言葉ももう死語?
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