チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

別珍の足袋

2015年12月25日 10時47分21秒 | 日記
最近町で別珍の足袋を履いている方をよく見る
若い人に多い
「まだこういう足袋を売っているのね」
とそばにいる若い人に聞いたら
「最近流行ですよ」
という

チャコちゃん先生の歳では
別珍を履く人は小さい子か女中さん
普通の人が履く場合は家でのみ
暖かくていいのだけど履く人の階級が決まっていたのだ

そういえば「平等」というのは「おしゃれ」から遠のくことなのかなと思う
大人の女をかっこいいと思うので
早くおとなになってあのようにおしゃれな格好をしたいと思わせる

日本では「かわいい」がもてはやされるので
いましたね自民党の国会議員でフリフリのワンピースを着て網タイツを履いたひと
国を代表する人たちがそんな格好をしているのですから庶民はますます「かわいい」が主流になっていく

階級制度は民主主義に反するけど
おしゃれの「分限」というのはあると思う
そうしないと
きものが「品格」ということからどんどん遠ざかっていく

別珍の足袋を履いて江戸小紋だど着てほしくない

やはり木綿かウールでしょう
100歩譲って絣柄などの紬でしょうか

チャコちゃん先生は古いと言われても
着物を着るのなら「品格」を目標にしてほしいと思うのね


コメント
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