チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

湯文字恐るべし

2013年11月02日 09時10分46秒 | 日記
チャコちゃん先生は湯文字一筋に生きてきたなあと思う
湯文字に出合わなかったらきものを着ることと体の関係をここまで研究しなかった
恐るべし湯文字

昨夜は恒例の「ナイトコスモス」樋渡志のぶさんを講師にまねき
ナプキンの怖さそして昔の女がナプキンなど使わなかったと言う話を
実例を挙げていただきながら話していただいた

チャコちゃん先生も30代の頃
湯文字の下には何もつけないと言うきものの着方をするとき
生理のときはどうしたのだろう

当時90歳と85歳の婦人に取材を申し込んだ
「何もつけませんよ便所に行っておしっこと同じように用を足すのですよ」
もうこんなにたまげたことはない
母には何か聞きづらかったのだが
そういえば初潮の世話は姉たちだったなと思い出す

どうしてそんなことが出来るのかと更に突っ込むと
「湯文字」の付け方にあった
それはいま我が秋櫻舎が受け継いで希望者に湯文字の付け方を伝授しているが
其の付け方が「骨盤底筋肉」を鍛えることになり
尿意や便意を感じるのと同じように出血の刻を知る事が出来たのだ

志のぶさんの話では
「骨盤底筋肉」を鍛える体操というのも披露されたが
結局は「湯文字を着けるのが一番ね」という話しに落ち着く面白さ

布ナプキンの効力も参考になった
絹や麻・オーガニックコットン・ネルなどの自然素材を使うことで
皮膚に受ける毒素をよけることが出来るそうだ

毒素と云えば出血そのものが解毒なので
とめるより大いに体外に勢いよく出した方が良い

そういえば
復帰してすぐの沖縄に取材に行ったとき
暇な友人がついてきて
タンポンを着用したまま海に入り泳いだ後
其れが抜けないと言って大騒ぎしたことがある
そのとき沖縄の医者が

「こう言う危険なものは今後使わないように」
と彼女に注意していた
そのときあまりにもおかしくて笑い転げて居たので
どう危険なのかをしっかり取材するのを忘れていたことを後で悔やんだ



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする