「ボリショイってサーカスだけではないのね」
同行のK子
今チャコちゃん先生「白鳥の湖」に凝っていて
色んなバレエ団の白鳥の湖を見て歩いている
バレエ音楽としては超有名で
一生に一回はこのバレエを見たことがある人が多いとおもう
良く出来た音楽だし
素晴らしい振り付けで
19世紀からずっとバレエ観賞の動員数では人気一位を誇っている
「くるみ割りの人形」の動員数にはかなわないが
コレはお子ちゃま向けだから上演回数が半端ではない
さてこの白鳥の湖は
演出家振付師によって楽章を捨ててしまったり
違う楽章を持ってきたりと
同じ劇団でも見るたびに違う
基本のチャイコフスキーの音は尊重しているが
結構自由に動かしているようにおもう
今回のボリショイバレエ団では
結末は悲劇にしてある
王子とお姫様が結ばれ魔法が解けてめでたしめでたし
コレが99%のストーリーだが
今回は結ばれずなげく王子のダンスが素晴らしい
あらすじは良くご存知だとおもうが
悪魔によって白鳥にされた姫は
こころからの愛を誓う人が現れると魔法が解ける
しかし王子は黒鳥が化けた姫に愛を与えてしまう
今までの解釈は魔王の策略だったと言うことがわかり
白鳥姫と王子の二人は更に深く愛を確かめ合い
魔法も解けるという筋書きだったのだが
今回は
「誓いを一度でも破れば魔法は解けない」
と厳しい
なあなあの世の中に一石を投じた感じだ
客席の反応は一瞬「えっ」と間があり
パラパラと拍手が沸くと一気に万雷の拍手になった
考え深い足取りで帰路に着く観客
19世紀の舞台を21世紀にもつなげていくには
その時代を見極めた舞台演出が必要であろう
バレエもオペラも観客動員数が増えている
しかも老若男女が足を運ぶ
演目も19世紀のものが多いのに新しい
翻ってわが歌舞伎に空席が目立つのは
惹きつける何かが欠けているせいだと思う
観客も一緒になって探さないと駄目だろうけど
一方文楽は東京の場合毎日満員御礼
「古いから退屈」
と言うわけではない
なんだろうなあ
同行のK子
今チャコちゃん先生「白鳥の湖」に凝っていて
色んなバレエ団の白鳥の湖を見て歩いている
バレエ音楽としては超有名で
一生に一回はこのバレエを見たことがある人が多いとおもう
良く出来た音楽だし
素晴らしい振り付けで
19世紀からずっとバレエ観賞の動員数では人気一位を誇っている
「くるみ割りの人形」の動員数にはかなわないが
コレはお子ちゃま向けだから上演回数が半端ではない
さてこの白鳥の湖は
演出家振付師によって楽章を捨ててしまったり
違う楽章を持ってきたりと
同じ劇団でも見るたびに違う
基本のチャイコフスキーの音は尊重しているが
結構自由に動かしているようにおもう
今回のボリショイバレエ団では
結末は悲劇にしてある
王子とお姫様が結ばれ魔法が解けてめでたしめでたし
コレが99%のストーリーだが
今回は結ばれずなげく王子のダンスが素晴らしい
あらすじは良くご存知だとおもうが
悪魔によって白鳥にされた姫は
こころからの愛を誓う人が現れると魔法が解ける
しかし王子は黒鳥が化けた姫に愛を与えてしまう
今までの解釈は魔王の策略だったと言うことがわかり
白鳥姫と王子の二人は更に深く愛を確かめ合い
魔法も解けるという筋書きだったのだが
今回は
「誓いを一度でも破れば魔法は解けない」
と厳しい
なあなあの世の中に一石を投じた感じだ
客席の反応は一瞬「えっ」と間があり
パラパラと拍手が沸くと一気に万雷の拍手になった
考え深い足取りで帰路に着く観客
19世紀の舞台を21世紀にもつなげていくには
その時代を見極めた舞台演出が必要であろう
バレエもオペラも観客動員数が増えている
しかも老若男女が足を運ぶ
演目も19世紀のものが多いのに新しい
翻ってわが歌舞伎に空席が目立つのは
惹きつける何かが欠けているせいだと思う
観客も一緒になって探さないと駄目だろうけど
一方文楽は東京の場合毎日満員御礼
「古いから退屈」
と言うわけではない
なんだろうなあ