チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

中山大麻裁判

2012年02月08日 18時01分32秒 | 日記
昨日は中山康直さんの大麻裁判の初日
傍聴をしようと張り切って出かけたのだが
地裁の場所が分からず
分からないときはタクシーと思って乗ったら
この運転手がまたチャコちゃん先生以上分かっていなくて
しかも雨その上霞ヶ関に近づくと右翼のデモ

さんざんな思いをして
「タクシーの運転手さんに聞いたのでここで間違いないです」
とくだんの運転手
建物を見ると「弁護士会館」とある
もう「違うようですよ」という元気もなく
「そうありがとう」
といって降りて守衛さんに聞くと
「地裁はこの裏の建物です、この中を通り抜けていって下さい」と親切

ことほど左様に裁判所には縁がない
ま 其れが普通
で裁判所の正面玄関にたどり着くと
20人の傍聴しかできないのにもう120人くらい集まっている
早く来ればいいのではなく抽選だ
くじ運が全くないチャコちゃん先生
顔見知りを見つけて「どこかでオチャしない?」

主任弁護士の丸井先生に
「今からもっと大きい部屋に移るというのはできないのですか」
と無理難題を押しつけるが
公的な場所は決まったことは決まったとおりにということのよう

いい加減でゆるーーーいことがお得意のチャコちゃん先生
ドウモこういう決まり事に従うのが苦手

だいたい
中山さんが逮捕されたのも勝手な決まり事のせい
其れも昭和23年の7月にJHQの命により
にわかに決まった「大麻栽培禁止法」
日本は縄文の時代から昭和23年6月までは誰でも大麻を栽培できたのに
そして
大麻は日本人の「衣食住」の担いてであったのに
衣はもちろんのこと麻の布これは着る意外にも布団や蚊帳縄等々
食は油や種この種は大豆のタンパク質より良質
住は麻を砕いたものを固めて壁にしたり机を作ったりとして使う

それに医療としての働き
さらに密教の護摩たき
祭祀時の神事用の布や祓い用

日本人の生活の日常に当たり前のようにあったものだ

そういえばかなり前に遊女の取材をしたとき
大麻とワセリンは遊女の必需品といわれた
大麻は江戸時代はあの長いキセルで吸っていたらしい

横道にそれた
中山さんはその悪法の中できちんと栽培の許可も取り
麻の実を売ったり麻の良さを人に説いたりして麻で生計を立てていた方だ

チャコちゃん先生も「きものという農業」を執筆したとき中山さんの本を読んで参考にした
それがね「大麻を含有する乾燥植物を持っていた」という罪なのだそうな
何が何だか分からない日本語
この場合被害者は誰なのだろう
被害者のいない逮捕なんてあるのかしらこの法治国家にーー

中山さんは
「天から与えられたまたとないチャンスなので法廷で明るく堂々とゆっくり
大麻のすばらしさ述べていく」
丸井先生は
「国民の幸せを守るという根本的な日本の法律を麻を通してただしていくいい機会」
とおっしゃっている

海外に目を向けると
大麻は今や医療薬品としての評価がうなぎ登り
これで難病の人の命がずいぶん救われているという報告が引きも切らない

日本も昭和23年7月以前に戻るべき時が近づいたようだ
大麻の栽培禁止は日本文化の否定にもつながると思っている
お一人お一人が正しく勉強をするときですね

ああ今日は昨日の分も長いなーーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする